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時は過ぎゆく… - 2009.01.26 Mon

 昨年、年の瀬も押し迫った12月30日、トランペッターのフレディー・ハバート氏の訃報が届き、大我も大変な衝撃を受けました。
 大好きなドラマー、エルヴィン・ジョーンズ師との共演も多かったので、鋭い光を放つような芯の強いトランペットの音色に自然と惹かれ、大好きでした。長い間、唇を痛めて表舞台から退いておられたため、往年のCDで名演を聴くたびに何とも残念な思いがこみ上げてきたものでした。ああ、生で聴いてみたい…と。
 そのフレディー氏が、フリューゲルホーンで復活CDを出され、徐々にライブ活動も再開されていると聞いたのが昨年はじめのこと。そして、大我がレコーディングで6月に渡米した際、彼のライブシリーズに遭遇したのです。夢に見た念願の「フレディー・ハバート生演奏」を聴いたのでした。
 今思えば、大我がNYに滞在していたわずかな時期に、Iridiumで彼がライブシリーズを行い、その生演奏を大我が聴くことができたのは、何かしら理由があったのではないか…。そう思えてなりません。

 上機嫌でした。オンステージもオフステージも。

 バスターやベニーと一緒にレコーディングだって!?
 なんとまあ…
 (大我をじっと見ながらゆっくりと首を10回くらい振る…)
 おまえはそんなにうまいのか?
 きいてみたいもんだなあ・・・


 そう言いながら、マネージャーに大我のライブ予定日の自分の日程を確認しておられたフレディー氏。「ああ○○!その日はメキシコだ…」そう舌打ちしながら残念そうな表情を見せてくださった。今ではその表情の記憶が宝物です。

 バックステージであんなに人としゃべるミュージシャンをほかに見たことがありません。放っておけば、たぶん一晩中でもしゃべっているでしょう。
 ジャズの表舞台に帰り立ち、彼を忘れなかったファンやミュージシャン仲間が彼を温かく迎えたこと。それで、彼がそれまでに人知れず耐え忍んできた苦しい思いが一気に解き放たれたのではなかったでしょうか。たたえておられたのは、まさに「歓喜」の表情でした。酔っ払ってましたけど…。
大我&Mr. Freddie Hubbard

 彼の思いは彼のみぞ知る。だから全くの想像でしかありませんが、もし彼が、トランペットを吹けなくなった悲劇のヒーローのまま去っていったのではなく、我々が感じたとおり、復活の歓喜の中、愛されるジャズマンとして最高の気分のまま天国へ旅立たれたのだとすれば、本当に、本当に、よかったと思います。
 


 こんなことを今日書いたのは、新たな訃報をまた聞いたからです。
 サックス奏者のDavid Newman氏が旅立たれたとのこと。
 Newman氏もまた、大我が昨年の渡米の際にそのライブを聴いたベテランジャズマンです。Dizzy's ClubでのRonnie Smith Quartetで聴きました。
 大丈夫かな?と思うほど弱々しい風情の方でしたが、スツールからよろよろとソロに立ち上がると、もうありえないような若々しい音色で朗々と歌い上げる…。存在感溢れる素晴らしいプレイヤーでした。数多く聴いたライブのソリストの中でも強く印象に残っています。

 時は過ぎゆく… 万人に平等に…
 シンバルの陰に隠れ、一体どこにいるのか見えないほど小さかった6歳のころから、尊敬するジャズメンの名演を追い続けてきた大我も早(?)二桁の10歳。
 時計は休みなく進み行くものなんですね。
 残念なジャズ界の訃報を聞くたび、どんどん背が高くなる大我を見ながらそう思います。
 追う背中がどんどん届かないところへと行ってしまうのです。
 
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● COMMENT ●

合掌! そして海外

F.Hubbard氏の死去、私も心から追悼の意を表したいと思います。Hubbard氏といえば、1963年のH.Hancock『Takin' Off』で華やかにデビュー、同アルバムの「Watermelonman」は私がJazzを好きになるきっかけとなった名演奏です。合掌…。
なお、一方の、H.Hancock氏は、Obama大統領就任記念コンサートに出演されたのをTVで観ました。まだまだ、お元気のご様子でした。

ところで、前Blog「海を超えて演奏するということ…」を興味深く拝読しました。

なるほど、お国柄の違い、というのは大きいですね。
私の記憶に新しいのは上海。昨年2月に行ったとき、アメリカから来たVocal+T.Sax+Trioのかなり実力派のライブを聴いたのですが、聴衆の皆さんはBGM代わりなのでしょうか、演奏そっちのけで、おしゃべりするカップル、大きな声で「商談する」日本人ビジネスマンに囲まれて、それはもう「異文化」を感じる空間でした。
もし、大我くんが上海でライブをすることになれば、一瞬にして開場を「黙らせて」くれることになるかもしれませんが…。

これからも、世界のあちこちら、「大我流」でご活躍されることを期待しています。


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