FC2ブログ
topimage

2019-10

ニューヨーク最後の晩餐 - 2008.10.22 Wed

 (やっとアメリカの旅最終日のブログに辿り着きました)

 ニューヨーク滞在最後の夜、大我はとあるお宅へお招きいただき美味しいDINNERをいただきました。ジャズドラマーにとって歴史的なDINNERです!

 エルヴィン・ジョーンズ邸。
 大我が最も憧れる唯一無二の名ドラマー、エルヴィン・ジョーンズ氏が亡くなるまで30年以上生活していたアパートメントです。
 未亡人のケイコ・ジョーンズさんが突然にSMOKEのライブを聴きにきてくださったことはレポートしましたが、その後わざわざお電話を頂き、「日本に帰られる前に、エルヴィンが生活していた場所を是非、大我くんに見にみせてあげれたらと思います」とお招き頂いたのです。

 エルヴィン氏の自宅で食事…?そんなことが今回の渡米で起こるなど想像だにしていなかった大我ですが、もちろん興奮気味の瞳をキラキラさせて、絶対行きたいです!と二つ返事でした。

to Elvin's House
  花束を抱えて大我が向ったアパートメント(注:写真の背景の建物ではありません)は、偶然にも大我のアパートからは徒歩圏内。ニューヨークの歴史を感じさせる大きな石造りの建物で、その中、ジョーンズ家は2つのフラットを使っておられました。ひとつはエルヴィン氏の楽器や衣装、資料などの貴重な遺品を保管されているフラット。そんなスペースまでケイコさんはわざわざ大我に見せて下さいました。そこは、エルヴィン氏が使用していたトランクや衣装、楽器のケースなどが、床から天井まで所狭しと積まれていて、凛と穏やかな空気に満ちていました。(エルビンファンの皆様にお見せしたいところですがスミマセン!全ての世界ツアーやコンサートで使用された歴史的遺産が・・・クラクラしそうでした)
 そして現在ではケイコさんがお一人でお住まいの住居スペースはアパートメントの7階。ごっつい豪快なイメージのエルヴィン氏の住まいとして想像していた感じとは違い、とてもこじんまりとしていて、むしろかわいらしい感じでした。あちこちにエルヴィン氏の写真や肖像画が掛けられ、ファンからの贈り物だという人形や装飾品が所狭しと並んでいました。エルヴィン氏もケイコさんもファンをとても大切に思っておられたんだということがよく分かりました。
at Jones


 とても小柄なケイコさんですが、ものすごくてきぱきと心のこもった手料理をご用意してくだいました。[今日は、エルビンのおじちゃんの大好物を作ったのよ!お口に合うかしら?」と・・・
なんと!偶然にも大我の大好物、サーモンとお肉!!
行きつけのお店で仕入れてこられた新鮮なサーモンをマリネで、じっくりと煮込まれたトロトロの骨付きビーフ、そしてとっても美味しいお米とキウリの浅漬け。びっくりするくらいたくさん食べた大我でした。

Dinner@ Jones
 「大我はここにお座りなさい!」とケイコさん。大我が腰掛けているのは、エルヴィン氏が生前いつも座って食事していた席だそうです。ここに座って幸せそうな大我。何を感じ、何を思っていたのでしょうか?

 ケイコさんの言葉が印象に残っています。
 「この前、大我のライヴを聴きに行ったこと、そして今日、大我がここでエルヴィンの椅子に座って食事をしている事は、ただの偶然ではなく、何か理由があるのだと思います。」

 ケイコさんは独特の宗教観を持っておられました。日本人であり仏教徒であるケイコさんとカトリックであったエルヴィン氏。宗教は世界中に多種あれど「神」と言う精神的な存在は一人しかいない。そう考えておられるとのこと。信じるその気持ちは同じだと。その思いを強く感じたのは、見せてくださったエルヴィン氏の寝室。そこには「仏壇」がありました。エルヴィン氏のご位牌の横にはエルヴィン氏のご両親のもの、そして生後まもなく亡くなったというエルヴィン氏の双子のご兄弟のご位牌、4つがとても仲良く並んでいました。
  そのお仏壇にお参りしてよいかたずねた大我に、
 「エルヴィンのおじちゃんはここにいますから、ゆっくりお話していらっしゃい。だたし、何のお話をしたかは自分の心だけにしまっておいて誰にも話してはだめよ。約束してね」とケイコさん。
 「はい」といって一人で仏壇にお参りしに行った大我でしたが、数か月たった今でも、その時エルヴィンおじちゃんと何をお話したのか、それは絶対に話してくれません。

 この日、野球界ではヤンキーススタジアム最後のオールスター戦。日付が変わるまでの歴史的な試合が行われていた日。
エルビン邸の食卓では、エルビン氏の可愛いお茶目なエピーソードから、黒人・東洋人が受けたアメリカ生活での出来事、そして熱いジャズ魂の根源。道を造ってきた方々と、道を造ろうとする物。
大我にとって、とても意味深い歴史的な瞬間は日付が変わっても楽しく続きました。
 その食卓で「大我、あなたに相談があるの・・・」とケイコさん。
その「相談」は近々皆様にご報告できると思います。
 エルヴィン邸滞在約9時間。アメリカ滞在最終日。今回の渡米が集約されたような出来事でした。


 ケイコ・ジョーンズさんと
With Mrs. Jones
 エルヴィン・ジョーンズという不世出のドラマーを支えた女性は、優しく、厳格で、強く、そしてとても繊細な女性でした。

スポンサーサイト



● COMMENT ●

2008年アメリカ・ツアー最後まで読みました。その一部に居合わせることができて感慨深い想いをしています。

2009年もNYに行きませんか? また、異国=本場での演奏を聞きたいです!

こんなに中身の濃いブログは、世界中でもそうないと思います。
いつもありがとうございます。とても勉強になります。

買いました。。

偶然ではなく、理由がある・・・
スゴイ深い言葉ですねぇi-239
大我クンも何か感じてたんでしょうねぇi-205

A TIME IN NY買いましたよぉi-278
めっちゃ良いですi-234
ホっとする感じホントにいいですi-228

いつか、生で聴いてみたくなりましたi-185

大我君、初めましてv-290
今日徹子の部屋を見ました。

すごいですね。
大我君のドラムの演奏、感激しました。

演奏するたびに即興だと聞いてまた\(◎o◎)/!
しました。

頑張って宇宙1のドラマーになって下さいね。

応援しています♪


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://taigajazz.blog17.fc2.com/tb.php/489-6c5175fe
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

『東京JAZZ』&『日比谷公会堂』 «  | BLOG TOP |  » ニューオリンズ最終日、事件が…!

プロフィール

ジャズドラマー大我の日々をHP管理者がお伝えします。

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する