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大我のニューオリンズ初ライブ - 2008.10.16 Thu

Louis Armstrong Park
 見えますでしょうか?
 大我の後ろのゲートの文字。そう「ARMSTRONG」。
 ここが、ニューオリンズが世界に誇るジャズの神様ルイ・アームストロングの名前を冠した公園の入口ゲートなのです。ジャズの歴史の中で大変重要な役割を果たした広場「コンゴ・スクエア」があるのはこの中だそうです。
 その昔、まだニューオリンズがフランスやスペインに支配されていた頃の話。当時の黒人奴隷たちは、日曜日の午後だけ日々の過酷な労働から逃れてコンゴスクエアで自由に音楽を楽しむことを許されていたそうなのです。そう、ピンポイントでジャズの生誕地なのです。
残念ながら、カトリーナ以降現在は公園が閉鎖されていて、中にポツンとたたずむルイの銅像もちょっとさみしそう…
 白人観光客が大挙して訪れるフレンチ・クオーターのバーボンストリートなどの復興は進んでいますが、トレメ地区の復興はまだまだ。黒人の文化的財産の復興は後回しって言う印象が強いです。

 このゲートが面するランパート通り以北がトレメ地区。ニューオリンズジャズ(特にブラスバンド)のメッカであります。
 そして、このゲートの前からまっすぐランパート通りを南側へ渡ると・・・そこにあるのが、
In Front of Donna's
 Donna’s Bar & Grill。
 大我がニューオリンズで初ライブを行う記念すべきハコなのです。
 通りのこちら側はもうフレンチ・クオーター。つまりDonna'sはフレンチクオーターの一番はじっこにあるのです。(トレメ地区のすぐ隣なので、昼間でも街中を歩く人はほとんどいません)
 さて、このはじっこのライブハウスのオーナーは、ニューオリンズジャズ界でとっても有名なオヤジ、チャーリーさん!カトリーナ襲来後、体調を崩され、又お客さんが激減したため店を残したままフロリダへ療養を兼ね移住。しかし日本から来る少年ドラマー大我のライヴ企画にわざわざこの日のためだけにニューオリンズに帰って来て下さったのです。ホント、感激です!
 演奏を聴きに一体どのくらいのお客さんが来てくれるのか…、長く休業しているこの店をみんな覚えていてくれてるのか・・・、大我とチャーリーオヤジの心臓は「どきどき」と「わくわく」が交錯していたに違いありません。
 究極のアウェイ状態で、お客さんの入り、反響が気になりましが、アレンジをお手伝いくださったMIKIさんやオカダ夫妻、Donna'sのオーナーのご尽力、そしてラジオ出演のおかげ様と、加えては前日の飛び入り演奏効果(たくさんの方から、「聴きに行くよ!」と言ってもらいました)で、開演前から会場は満員で物凄い熱気となりました。
  耳の肥えたニューオリンズっ子、本物のジャズを求める「通」な人々、興味深々の地元民…、演奏する側から見ると非常に濃いオーディエンスです。
 特にこの日はオカダさんが早くから買出しや調理の準備で大忙し。心のこもったとっても美味しいソウルフードを沢山作ってくれました!ホントーに美味しかったです!リアル・ソウルフード・クッカーです!ありがとうございました!

大我のLive@Donna’sのクレジットは、

Tiger Onitsuka (Drums)
Marlon Jordan (Trumpet)
David Torkanowsky (Piano)
George French (Bass)

 メンバーは皆さん、筋金入りのニューオリンズジャズミュージシャンです。
 前日に図らずもセッションしたマーロンさんは、ジャズ界の名門マルサリス一族と双璧ともいうべき、これまた名門のジョーダン一族の花形スター奏者。文字通り華のある演奏で魅了します。(彼についてはものすごい後日談があります)
with Marlon Jordan
 こんな大物なのに…、シャツの色が変わるほど…、汗びっしょりの大熱演をして下さいました。しかも、「楽しかったー!I Love Tiger!」とほんとに喜んでくださいました。

 ベースのフレンチさんは、一見ごくふつーのおっちゃん。でもニューオリンズジャズファンであればだれでも知っている超有名人。ごきげんなライヴでは唄を唄ってくれるのですが・・・。唄ってくれました!ホントに渋いボーカル!
with George French
右がフレンチさん(やっぱり汗だく)、左はライブを聴いて超ハイになっているお客さん。「わしも入れてくれー!」と乱入!

 そして、ピアノのデイヴィッドさんは、まさに大我好みの「壊れるまで弾きちぎる系ピアニスト」、そのニューオリンズ版でした。とーぜんのことながら言葉でのコミュニケーションがとれない大我でしたが、あっという間に特にこのデイヴィッドさんとアイコンタクトで絶妙の対話をしていました。ジャズに言葉はいらない!ハートとハートのぶつかり合い!そんなメッセージが伝わってくる楽しいステージになりました。ボロボロのピアノにボロボロのドラムセット。そんなの全く関係なし!全員汗だくではじけていました!
with David Torkanousky
 オレとオマエは、心が通じ合ってるぜ!とすっかり音楽的に意気投合!

 老若男女織り交ぜたお客さまもノリノリで、絶妙の合いの手が絶妙のタイミング。流石は音楽の街だと思いました。(特に黒人女性のお客さんのノリの良いこと!見ていてほんとーに気持ち良かったです)

Live @ Donna's1
かっこいいマーロンさん!

Live @ Donna's2
唄うジョージ・フレンチさん。お客さんも大喜び!

 ライブ終了後は、メンバーもお客さんもお店の人もみんな興奮気味でした。
 おばちゃんたちは、「God Bless You!」と何度も投げキッスをしてから去って行きました。
 あるお客さんは、「本当によかった。ありがとう何度も涙が出そうになって、我慢するのに苦労したよ。」とかみしめるように言ってくれました。


 オーナーのチャーリーさんと。
With Charlie the owner of Donna's
 みんなに 「覚えておけよ。Tigerが初めてニューオリンズでやったライブは、わしの店なんだぞー!」って自慢して喜んでくれました。

 ジャズが生まれた異国の地で、思いっきり自分のジャズを表現し、メンバーはもちろん、お客さんとも一体になるステージをやってのけた大我。この経験は、ジャズドラマー大我にとって何にも代えられない大きな財産になることだと思います。
 日本からやってきた一人の少年のジャズ魂を熱い心意気で受け入れてくれたニューオリンズ。その懐の温かさ深さに感慨もひとしおの夜でした。


 ライブ後、開け放されたDonna'sの扉からふと外を見るとあのゲートが見えました。
Live @ Donna's2
 「ジャズの神様」が、大我を見守っていてくださったんだなあ…と思えた瞬間でした。


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