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2020-01

いよいよレコーディング本番! - 2008.07.20 Sun

 今回のレコーディングは、8ビートを含むファンキーな前作「TIGER!」とも、若き大我ならではの臨場感を前面に出したライブ版「Incredible TIGER」ともまた違ったカラーになります。この前二作を踏まえて、大我が今アルバムとして最も表現したい形、いわゆる「どジャズ」というものです。だからユニットも小さく原点的なピアノトリオとなりました。

 ピアノのベニー・グリーンさんは、かのオスカー・ピーターソン氏が自ら「自分の後継者」と呼んだ若手実力派。研ぎ澄まされた美しい音と彩り豊かなフレーズをピアノからどんどん紡ぎ出す名手で、大我が常々ぜひ一度共演してみたいと熱望していたジャズピアニストの一人です。世界トップレベルの10人のピアニストが共演する「100 Gold Fingers」というコンサートで10人の一人として来日されていた時にお会いしたのがご縁です。楽屋を訪ねた大我が、ベーシストのボブ・クランショウさんに促されてリハ前のステージで演奏したのを聴いて、「Wow! I need you!」と叫んで、スイング感覚が素晴らしいと大感激してくださったのでした。なので、今回の大我からの依頼は大変快く二つ返事で快諾してくださいました。
Benny Green
ベニー・グリーンさん

 前のブログに、バスター・ウイリアムズさんが今回のアルバム参加に至ったいきさつは書きましたが、言わずと知れた百戦錬磨の超ベテランベーシストです。気難しい方と聞いていて少々緊張していたのですが、それはそれは柔和な、暖かな方でした。当然ですがプロ意識も非常に高く、自分に厳しくより質の高い音、より表情豊かな音楽を目指す姿勢に感服しました。(まあ、いいか…的な部分は皆無。とーぜんですよね…)ところどころで顔を出すバスターさんの遊び心と渋いフレーズが燻し銀のように光りました。
Buster Williams
バスター・ウィリアムズさん

 こういったお二人の名手をお迎えしてトリオでレコーディングが行えたことは、大我にとってまさにかけがえのない素晴らしい経験になりました。

 これだけのメンバーですので、どの曲も想像を超えた質の高い演奏となりましたが、今回の目玉となるのは、やはり大我のオリジナル曲でしょうか。大我はまだ正式にピアノを習ったことはありませんが、ピアノを弾くことが大好き。知っている曲を音を探りながら弾いては、それにリズムアレンジを付けたりしてよく遊んでいます。そんな遊びの中である日「聴いて!曲作ったよ!」と披露した曲があり、Aメロだけだったその曲を今回のレコーディングに向けてしっかり作り直し、予定曲に加えました。純粋な子供の感覚で作っただけに非常にシンプルなメロディですが、そのシンプルさが返ってジャズアレンジによって際立ち、清清しい空気を醸す良い仕上がりになりました。お楽しみに。

 ジャズスタンダードの他にも日本の曲や、さまざまなジャンルの名曲もオリジナルアレンジで加え、それぞれ聴きどころ満載のとても良い仕上がりです。今回アレンジには、大我のバンドTiger, Burning Brightのミキトシヒコさんと辻佳孝さんがそれぞれ大奮闘してくださいました。彼らのアレンジ力の素晴らしさもまたこのアルバムで再認識できるところかと思います。ある曲のアレンジでは、とても斬新で独特のアクセントを取り入れていたため、バスターさんもベニーさんも大変苦労されました。完全に大我がたたき出すドラムのアクセントを頼りにして演奏されていました。大我、やるもんです!

収録した演奏を確認し意見交換する3人と現地エンジニアさん達
@ClintonStudio3


余談ですが、これがクリントンスタジオのピアノです。
The Piano@Clinton Studio1
Miles Davisの名作中の名作「Kind Of Blue」でWynton Kellyが奏でたピアノがコレです。
そのほかにも名だたる名作を奏でてきた名器です。
The Piano@Clinton Studio2
ベニーさんも「このピアノを弾けるなんて光栄…!」と感慨深げで、まさにジャズの歴史が刻まれたこのピアノに何度も投げキスしていました。

 しかし恐ろしいことに、少年大我は休憩時間になるとこのピアノの横でキャッチボールをはじめたり、鬼ごっこでピアノの下にすべりこんだり…。ハラハラしましたが、意外とスタジオのエンジニアさんたちはぜんぜん平気な様子で笑って眺めていました。
キャッチボールをする大我とプロデューサー氏
Tiger@Clinton Studio


 さて、2日間にわたるレコーディングは、(ピアノを壊すこともなく)無事終了しましたが、今回もまた…、大我は録り直し無し!でした。

レコーディングを終え、3人で記念の3ショット!
TigerNY Trio3
かくて、3世代、3つの人種のメンバーによるレコーディングは無事幕を閉じました。


おまけ
(あまりにかわいいので…)
ベニーさんのマネージャーのお嬢さん、アレグラちゃん。なんとまだ6歳!
Tiger and Allegra


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● COMMENT ●

おつかれさまです。。

かなりスゴかったんですねぇ~
てか、休憩時間にそんなおそろしいことしてたんですねぇ(笑)
今度のCDはゼッタイにすぐ買いますねぇ。。
大我クンのオリジナル曲がどんなんか楽しみです。。

これかれも、ガンバってなぁ!!


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