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2024-04

クラシックコンサートでソロ! - 2007.11.16 Fri

 先日大我は、日野皓正さん、山下洋輔さん、渡辺香津美さんという日本ジャズ界を代表する素晴らしい3人のジャズメンと同時に共演するという貴重な体験をしたが、そのコンサートの音楽監督であった神津善行さんからコンサートへの新たなゲスト出演の依頼を受けていた。今回は、ジャズではなくクラシック、しかもソリストとしての出演だ。
 日野さんらとのコンサートと同じメルパルクホールにて、神津先生が組織されている11人編成の伝統楽器の楽団「六華仙」のコンサートだ。
 リハーサルに到着すると、ステージには大我が見たことのない楽器が並んでいる。お琴のような楽器、ハープのような楽器、バイオリンのような楽器…。みんな見慣れたような楽器だが、どこかちょっと違う。でもどの楽器も美しい。そして摩訶不思議な音だ。こよなく音楽を愛する神津先生は、放っておくと忘れ去られてしまいそうな「絶滅の危機にある」伝統楽器を「放っておいてはならない!」と、この楽団を組織されたのだそうだ 。
 中国伝統楽器を奏でる本場中国の演奏家も含め女性ばかりでとても華やかな六華仙をメインにゲストも多彩で、その中、一際印象深かったのが17歳のロシア人ハープ奏者アレクサンドル・ボルダチィフ君。非常に高度でそれでいて柔らかく息を呑むほどに甘美な演奏を聴かせた。その流麗な音色には思わず大我も舞台袖で聴き入っていた。(神津先生曰く、演奏楽曲は非常に難解で暗譜していること自体が驚異的らしい)ものすごい才能である。
 そしてもう一人すごい才能を持った少年が招かれていた。大我と同じ控え室ですっかり仲良しになった宮崎県出身の石井崇章くん。大我と同じ9歳(学年は一つ上の4年生)。彼は民謡歌手。伸びやかで生き生きとした歌声はまだかわいい子供の声なのだけど、その中にどこかしら男っぽい魅力が見え隠れする。大熱演にお客さんも大きな拍手を送っていた。(かわいい小2の妹ちゃんも飛び入り熱演。将来が楽しみな才能豊かな兄妹!)
民謡少年と
9歳同士、民謡少年の石井君と大我。 

 そしていよいよ大我の出番。
 ジャズのコンサートとは全く違う空気の中、どうするかな?と思いきや、なんと結局15分に亘るドラムソロを展開した。
 日々大我の演奏を聴いているが、いつもそれはドラマーとしてのユニットの一部であり、言わば「素材が提示され、それを共同作業としていかに最高に調理して提供するか?」というチャレンジ。始まりから終わりまでソロという初体験で、今日初めて大我の音楽的なメンタリティーの「核」を垣間見た気がした。
 大我の15分のソロ演奏は、1つの「音楽」を構成していた。
 ドラムは音階のない打楽器。しかし大我はドラム演奏で見事に「歌」ってみせた。「歌」には始まりや終わりがあり、その中身は色んな感情や情景に彩られている。大我は大我なりに、15分のソロの中に、起承転結(といえば単純だが…)や色んな情景、そして様々な感情を盛り込んだ。15分を全く長いと感じさせない表現だった。
 小さな大我がとても大きくまぶしく見えた。
大我@メルパルクホールコンサート
(鬼束大我、ソロ演奏)
 この演奏には神津先生もとても心のこもった賛辞を下さり、大我もちょっとテレながらも嬉しそうだった。

 そして…
 この経験から彼の中で何かはじけるものがあった様である。
 創ってみたくなったみたい。音楽を…
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