ブログ初公開、京都のジャズの家! - 2012.04.22 Sun
日本のJAZZ史を熱い尊敬心をもって伝え残す『昭和ジャズ研究所』
もう一つ、名前が付いてます。『KYOTO 松本英彦 JAZZ HOUSE』
そう、日本のジャズの礎を築いた伝説サックスプレイヤー松本英彦さん公式の資料がズラリと並ぶ、まるで資料館のような場所。
ジャズ黄金時代を疾走した“ビッグ・フォー”達の若かりし頃の写真パネルが見守るこの空間には、深いジャズの空気が漂ってます。日本のジャズはまさにその黄金時代に大きく開花したと言えるでしょう。
京都出身のジョージ川口氏、中村八大氏、小野満氏、そしてサックスの祖師松本英彦氏・・・継承される為の大切な触媒ハウス。
ココの所長さんのMCは、昭和ジャズ史を丁寧に解説され、当時のハプニングなどを織り交ぜとても楽しいのです!
また、“古き良き時代を懐かしむ・・・”だけではなく、大我の様なチビ(新人)を、当初から一人前のミュージシャンとして接して下さる。そして何より・・・ココは商売ではない・・・色眼鏡でミュージシャンを判断しない。そのポリシーはミュージシャンにとって、心を開放して音楽ができる環境・・・大我史もココで創られていく・・・とても有りがたい・・・でも、そんな場の継続には大変な努力がいる事だと察します。
ニューオーリンズに移住した(迷)ピアニスト・ZⅡの後を継ぎ、ココでのプライベートライブも恒例となってきましたが、今回もスペシャルなミュージシャン、金澤英明氏&ココには初登場の石井彰氏を迎えてのライブ。
そして…もっとスペシャルに……松本英彦夫人の佳子ママを迎えてのライブ。
佳子ママとは、東京TUCでの大我ライブを聴きに来て下さって依頼のお久しぶり再会。「ワー!大きくナッチャッテ!」とビックリされてました。。
熱心な会員が集い開演。

開演5分前に選曲し、ぶっつけ本番はいつもながらワクワクドキドキ感万滴で、心地良い緊張感。
石井さんのアプローチ、表現力、ゾクゾク心に響きます!
金澤さんのスピード感、重低音、ビンビン体芯に響きます!
瞬発力が武器の大我もノリに乗って観客の心を躍らせます!
その場その場の一瞬で創り上げていくJAZZの醍醐味・・・オーディエンスを見渡すと・・・瞬きをしない笑顔で頭と体が揺れている・・・ホント、気持ちいいライブです!
2ndステージ。

佳子ママの登場でゴキゲンに2曲!
なんとこの日は佳子ママ○○歳の誕生日!会場の皆さん&トリオのバースデイ曲でお祝い!
楽しい楽しいライブはアッというまにアンコール。多彩な曲目で充実したライブとなりました!
ココの所長さん・・・会員さんへの広報、会場設営、受付、もぎり、ミュージシャンの昼食準備、PAオペレーター、照明係、撮影係、開演前&休憩中のMC、会員さんのお見送り、ミュージシャンへの労い、佳子ママのお話し相手……等など、一人で何役もこなす超人なんです! (本職は大我の守護神……!?)
(守護神ですが、パシリもされます。今回の昼食の仕入れ・・・高級和牛焼肉弁当・・・「メッチャ旨い!こんな高級な弁当初めてヤ~」と大我。テーブルの上に用意された大好物の山盛り苺と共に栄養補給!)
いつもいつもありがとうございます!お疲れさまでした!
そして、会場には嬉しいゲストも!
スイス在住、ヨーロッパで活躍するベーシストのGiorgos Antoniouさん。
大我のブラザー、ベニー・グリーンさん繋がりのジャズミュージシャン。
全くのプライベートで日本旅行を計画。東京~金沢を巡って、京都滞在5日間。その間に是非、生大我を体験したい!ヨーロッパでも有名な大我に会いたい!と、これまたベニーちゃん大ファンのJ内さんの献身的なお手伝いで、ココまで来て頂きました。

ヒゲゴジラと戯れる、レフティーのGiorgosさん。
終了後、「アート・ブレイキー、エルビン・ジョーンズ、トニー・ウィリアムス……タイプの違うドラマー達の全ての要素を吸収し、そして自分の形、色として表現しているように感じる!“誰かに似ている”っていうドラマーには沢山出会うけど、完全に“大我ドラミング”だよ。信じられない光景を見てしまった!ヨーロッパにももちろん、こんなドラマーはいないよ!ベニーがあれほど絶賛するのを体験できてホント、幸せだよ!」とGiorgosさん。
この方もケニー・ワシントン(ds)さん同様ジャズバカ・・・日本観光中、古レコード屋を見つけてはLP収集。
「ケニーには勝てないけど、殆んどのレコードを聴いてるよ!日本へ来た目的の一つは、日本企画の日本でしか発売されなかった幻のLPが沢山あるから・・・それを発掘に来たんだよ!」って。
「大我、ケニー知ってる?」、「ウン、もちろん!」、「ヤッパリ……ケニーが大切にしてるジャズドラミングが聞こえたよ!」

彼女のChristineさんと。
彼女も親日家で、家には畳の部屋を造ってるんだって!
ライブの前夜、お二人には、大我のお膝元“きらきらひかる”で、今シーズン最後の夜桜観賞会食を、J内さんの計らいで楽しんでいただきました。
Christineさんも「夕べ食事していた時の大我と、スティックを持った時の大我・・・同じ人だと思えない!」って、眉を上にあげキラキラした瞳を大きく開けて驚いてました!
お二人とは、「次は是非、ヨーロッパで逢いましょう!共演もネ!」と、お約束。
楽器を片づけ、ソワソワするヒゲゴジラ。
お昼のライブだったので、久々、夕方からゆっくりできる・・・6時に打ち上げ予約。
そう、大我御用達・・・いや、今ではヒゲゴジラ御用達となった?!『うずら屋』
前回の日野さんとのライブには、ココの店主さんも訪れ大ハシャギ!・・・「大我君、この前は感動をアリガトウ!鳥肌が立ちっぱなしだったヨ!」って、鳥屋だけに?!・・・
今回の予約も、元々ココをいつも贔屓にしてた、大我地元応援団長O本氏が・・・O本氏もまた、大我がストリートライブ(ココの店の斜め前)をやってた頃からのお付き合いで、何かにつけ大我の食育を考え下さる心強いサポーター。また親戚中に声をかけ、各地での大我ライブ開催のお手伝いをしていただいてる同志!
今ではO本氏よりも大きくなった大我ですが、さらに大きなヒゲゴジラの食育まで考えて下さる・・・今後ともこのリズムセクション、ヨロシクです!

ホヘ~となったヒゲゴジラの表情、鶏油リップグロスきらきらの石井氏、鶏丼大盛りにガッつく大我・・・楽し嬉しのホッコリユッタリした打ち上げ!
地元なのに家を出発してから12時間、とても充実した時を過ごせました!
いつも巨大バウムクーヘンを届けて下さるO村氏・・・今回は大人用に純米吟醸“三重の絆”という、とても美味しい差しいれも!・・・帰ってからもジャズのBGMで大我は牛乳とバウム、大人は“三重の絆”と福井の“へしこ”で腹いっぱい楽しみました!
皆さん!ありがとうございました!そして、ご馳走様~!
次回は巨匠エディー・ヘンダーソンさんとですよ!会場でお会いしましょう!
もう一つ、名前が付いてます。『KYOTO 松本英彦 JAZZ HOUSE』
そう、日本のジャズの礎を築いた伝説サックスプレイヤー松本英彦さん公式の資料がズラリと並ぶ、まるで資料館のような場所。
ジャズ黄金時代を疾走した“ビッグ・フォー”達の若かりし頃の写真パネルが見守るこの空間には、深いジャズの空気が漂ってます。日本のジャズはまさにその黄金時代に大きく開花したと言えるでしょう。
京都出身のジョージ川口氏、中村八大氏、小野満氏、そしてサックスの祖師松本英彦氏・・・継承される為の大切な触媒ハウス。
ココの所長さんのMCは、昭和ジャズ史を丁寧に解説され、当時のハプニングなどを織り交ぜとても楽しいのです!
また、“古き良き時代を懐かしむ・・・”だけではなく、大我の様なチビ(新人)を、当初から一人前のミュージシャンとして接して下さる。そして何より・・・ココは商売ではない・・・色眼鏡でミュージシャンを判断しない。そのポリシーはミュージシャンにとって、心を開放して音楽ができる環境・・・大我史もココで創られていく・・・とても有りがたい・・・でも、そんな場の継続には大変な努力がいる事だと察します。
ニューオーリンズに移住した(迷)ピアニスト・ZⅡの後を継ぎ、ココでのプライベートライブも恒例となってきましたが、今回もスペシャルなミュージシャン、金澤英明氏&ココには初登場の石井彰氏を迎えてのライブ。
そして…もっとスペシャルに……松本英彦夫人の佳子ママを迎えてのライブ。
佳子ママとは、東京TUCでの大我ライブを聴きに来て下さって依頼のお久しぶり再会。「ワー!大きくナッチャッテ!」とビックリされてました。。
熱心な会員が集い開演。

開演5分前に選曲し、ぶっつけ本番はいつもながらワクワクドキドキ感万滴で、心地良い緊張感。
石井さんのアプローチ、表現力、ゾクゾク心に響きます!
金澤さんのスピード感、重低音、ビンビン体芯に響きます!
瞬発力が武器の大我もノリに乗って観客の心を躍らせます!
その場その場の一瞬で創り上げていくJAZZの醍醐味・・・オーディエンスを見渡すと・・・瞬きをしない笑顔で頭と体が揺れている・・・ホント、気持ちいいライブです!
2ndステージ。

佳子ママの登場でゴキゲンに2曲!
なんとこの日は佳子ママ○○歳の誕生日!会場の皆さん&トリオのバースデイ曲でお祝い!
楽しい楽しいライブはアッというまにアンコール。多彩な曲目で充実したライブとなりました!
ココの所長さん・・・会員さんへの広報、会場設営、受付、もぎり、ミュージシャンの昼食準備、PAオペレーター、照明係、撮影係、開演前&休憩中のMC、会員さんのお見送り、ミュージシャンへの労い、佳子ママのお話し相手……等など、一人で何役もこなす超人なんです! (本職は大我の守護神……!?)
(守護神ですが、パシリもされます。今回の昼食の仕入れ・・・高級和牛焼肉弁当・・・「メッチャ旨い!こんな高級な弁当初めてヤ~」と大我。テーブルの上に用意された大好物の山盛り苺と共に栄養補給!)
いつもいつもありがとうございます!お疲れさまでした!
そして、会場には嬉しいゲストも!
スイス在住、ヨーロッパで活躍するベーシストのGiorgos Antoniouさん。
大我のブラザー、ベニー・グリーンさん繋がりのジャズミュージシャン。
全くのプライベートで日本旅行を計画。東京~金沢を巡って、京都滞在5日間。その間に是非、生大我を体験したい!ヨーロッパでも有名な大我に会いたい!と、これまたベニーちゃん大ファンのJ内さんの献身的なお手伝いで、ココまで来て頂きました。

ヒゲゴジラと戯れる、レフティーのGiorgosさん。
終了後、「アート・ブレイキー、エルビン・ジョーンズ、トニー・ウィリアムス……タイプの違うドラマー達の全ての要素を吸収し、そして自分の形、色として表現しているように感じる!“誰かに似ている”っていうドラマーには沢山出会うけど、完全に“大我ドラミング”だよ。信じられない光景を見てしまった!ヨーロッパにももちろん、こんなドラマーはいないよ!ベニーがあれほど絶賛するのを体験できてホント、幸せだよ!」とGiorgosさん。
この方もケニー・ワシントン(ds)さん同様ジャズバカ・・・日本観光中、古レコード屋を見つけてはLP収集。
「ケニーには勝てないけど、殆んどのレコードを聴いてるよ!日本へ来た目的の一つは、日本企画の日本でしか発売されなかった幻のLPが沢山あるから・・・それを発掘に来たんだよ!」って。
「大我、ケニー知ってる?」、「ウン、もちろん!」、「ヤッパリ……ケニーが大切にしてるジャズドラミングが聞こえたよ!」

彼女のChristineさんと。
彼女も親日家で、家には畳の部屋を造ってるんだって!
ライブの前夜、お二人には、大我のお膝元“きらきらひかる”で、今シーズン最後の夜桜観賞会食を、J内さんの計らいで楽しんでいただきました。
Christineさんも「夕べ食事していた時の大我と、スティックを持った時の大我・・・同じ人だと思えない!」って、眉を上にあげキラキラした瞳を大きく開けて驚いてました!
お二人とは、「次は是非、ヨーロッパで逢いましょう!共演もネ!」と、お約束。
楽器を片づけ、ソワソワするヒゲゴジラ。
お昼のライブだったので、久々、夕方からゆっくりできる・・・6時に打ち上げ予約。
そう、大我御用達・・・いや、今ではヒゲゴジラ御用達となった?!『うずら屋』
前回の日野さんとのライブには、ココの店主さんも訪れ大ハシャギ!・・・「大我君、この前は感動をアリガトウ!鳥肌が立ちっぱなしだったヨ!」って、鳥屋だけに?!・・・
今回の予約も、元々ココをいつも贔屓にしてた、大我地元応援団長O本氏が・・・O本氏もまた、大我がストリートライブ(ココの店の斜め前)をやってた頃からのお付き合いで、何かにつけ大我の食育を考え下さる心強いサポーター。また親戚中に声をかけ、各地での大我ライブ開催のお手伝いをしていただいてる同志!
今ではO本氏よりも大きくなった大我ですが、さらに大きなヒゲゴジラの食育まで考えて下さる・・・今後ともこのリズムセクション、ヨロシクです!

ホヘ~となったヒゲゴジラの表情、鶏油リップグロスきらきらの石井氏、鶏丼大盛りにガッつく大我・・・楽し嬉しのホッコリユッタリした打ち上げ!
地元なのに家を出発してから12時間、とても充実した時を過ごせました!
いつも巨大バウムクーヘンを届けて下さるO村氏・・・今回は大人用に純米吟醸“三重の絆”という、とても美味しい差しいれも!・・・帰ってからもジャズのBGMで大我は牛乳とバウム、大人は“三重の絆”と福井の“へしこ”で腹いっぱい楽しみました!
皆さん!ありがとうございました!そして、ご馳走様~!
次回は巨匠エディー・ヘンダーソンさんとですよ!会場でお会いしましょう!
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大阪のオバトラとアメチャン! - 2012.04.03 Tue
凄いのを見た!!!
大きなトラが、傘をさして疾走。
大阪のトラる、いやいや、とある下町で。
自転車です。
前カゴを覆った、ひったくり防止カバー前面に、トラの顔が大きくプリントされてある。
ハンドルカバーがトラ柄のトラ足型。
うしろカゴのカバーもトラ柄でシッポまで付いてる。
“さすべい”に差された傘もトラ柄。
そんな大トラにまたがるのは、金髪に染めたパンチパーマのオバチャン。
もちろん、全身トラ柄ルック。
大阪トラディショナル。
トラックストア、いやいやドラッグストアに急停車。
サドルまでタイガース色。
逃げ出すトラネコ、いやいやドラ猫。
大量のアメチャンを購入した。
誰かに電話している。
トラしっぽ型ストラップ。
もちろん、トラ柄デコレーション・フォン。
「そうそうそう、そうやっといたら、なんでもウマイこといくねん、なんでもまかしときー」
店前、小学生数名、捕まる。
「にいちゃんたち、ほら、これやろ」
アメチャン。
「これも、どや」
みかん。
「マジックでこれにギザギザかいてみ」
トラ柄みかん。
数メートル、知り合い捕獲。
「ほら、アメチャン」
「もうなめてる?」
「ほな、これがええな」
都こんぶ。
一通り終わり、鞄をトラれないように、ひったくり防止籠へ。
ケンケンで男乗り。
トラ柄が伸びきり、キリン柄に豹変したスパッツ。
「通るで、通るで」
年寄り子供を気遣う。
「あぶないやんけ」
大きな車に噛みつく。
運転手の目と口が同じ形になる。
関東の子供が遭遇してしまえばトラウマ。
オバトラが疾走する。
6~7分の出来事。
写真を撮るのを忘れる?
レンズを向けられなかった。
去年の秋の出来事。どうしても書きたくて・・・
あまりもの徹底ぶり。威風堂々。平和の象徴。男前!
誰の目も気にしないコーディネート術の伝染、他人の問題を一言で解決、誰かれ構わずアメチャンをあげる文化、このオバチャンの先祖が始めたに違いない。
ヒョウ柄はいつでもどこでも出会えますが、全身トラ柄って、この大阪国でもなかなか出合えないんです。
ある調査で、大阪人の鞄の中にアメチャンを持っている確率84%
オバチャンに限っては100%近いかも。
自分のイガイガした喉を潤し、持ち運び便利で最高のコミュニケーションツール。
色んな種類のアメチャンを、アメチャン専用の手作りポシェットに入れ持ち歩くのがトレンド。
誰とでも友達になれて、ポシェット自慢ができる。
季節によっては、みかん・天津甘栗etc.
アメチャン・・・“チャン”を付け呼ぶのは敵意のない証拠。
「あめ、やろか?」ではダメなんです。 「あめ、ちょーだい」も。ちゃんと“チャン”をつけて。
ちなみに、京都では“さん”。
“アメさん”“お揚げさん”“お稲荷さん”“お豆さん”“おかゆさん”など。
アメチャン持ち歩き文化だけでは留まらなかった……眼が合えば差しだす。
大阪国以外から入国される方々に忠告いたします。
「いや、結構です」といっても無理。
「こっちがええのんか?」
「え?ほんまに…どれがええの?」
挙句の果てには、「もーええ、ぜーんぶもっていき!」ってな具合になりますので、最初のお声かけに反応しましょう!
天津甘栗ですよ!
「結構です」って言うもんなら、「こうやって剥くねん。なんやっ、へたやな~、かしてみー、剥いたろ!」となります。
そんな時、間違っても「○○まで行くのにはどうすればいいでしょう?」なんて質問は禁句。
ゴールまで付いて来てきます。
UHA味覚糖・扇雀飴本舗・ノーベル製菓・黄金糖・パイン製菓・コリス・トップ製菓・豊下製菓・・・・・・
ぜーんぶ大阪の企業です。
強くて甘い、大阪のオバチャンでもってる会社です。
大きなトラが、傘をさして疾走。
大阪のトラる、いやいや、とある下町で。
自転車です。
前カゴを覆った、ひったくり防止カバー前面に、トラの顔が大きくプリントされてある。
ハンドルカバーがトラ柄のトラ足型。
うしろカゴのカバーもトラ柄でシッポまで付いてる。
“さすべい”に差された傘もトラ柄。
そんな大トラにまたがるのは、金髪に染めたパンチパーマのオバチャン。
もちろん、全身トラ柄ルック。
大阪トラディショナル。
トラックストア、いやいやドラッグストアに急停車。
サドルまでタイガース色。
逃げ出すトラネコ、いやいやドラ猫。
大量のアメチャンを購入した。
誰かに電話している。
トラしっぽ型ストラップ。
もちろん、トラ柄デコレーション・フォン。
「そうそうそう、そうやっといたら、なんでもウマイこといくねん、なんでもまかしときー」
店前、小学生数名、捕まる。
「にいちゃんたち、ほら、これやろ」
アメチャン。
「これも、どや」
みかん。
「マジックでこれにギザギザかいてみ」
トラ柄みかん。
数メートル、知り合い捕獲。
「ほら、アメチャン」
「もうなめてる?」
「ほな、これがええな」
都こんぶ。
一通り終わり、鞄をトラれないように、ひったくり防止籠へ。
ケンケンで男乗り。
トラ柄が伸びきり、キリン柄に豹変したスパッツ。
「通るで、通るで」
年寄り子供を気遣う。
「あぶないやんけ」
大きな車に噛みつく。
運転手の目と口が同じ形になる。
関東の子供が遭遇してしまえばトラウマ。
オバトラが疾走する。
6~7分の出来事。
写真を撮るのを忘れる?
レンズを向けられなかった。
去年の秋の出来事。どうしても書きたくて・・・
あまりもの徹底ぶり。威風堂々。平和の象徴。男前!
誰の目も気にしないコーディネート術の伝染、他人の問題を一言で解決、誰かれ構わずアメチャンをあげる文化、このオバチャンの先祖が始めたに違いない。
ヒョウ柄はいつでもどこでも出会えますが、全身トラ柄って、この大阪国でもなかなか出合えないんです。
ある調査で、大阪人の鞄の中にアメチャンを持っている確率84%
オバチャンに限っては100%近いかも。
自分のイガイガした喉を潤し、持ち運び便利で最高のコミュニケーションツール。
色んな種類のアメチャンを、アメチャン専用の手作りポシェットに入れ持ち歩くのがトレンド。
誰とでも友達になれて、ポシェット自慢ができる。
季節によっては、みかん・天津甘栗etc.
アメチャン・・・“チャン”を付け呼ぶのは敵意のない証拠。
「あめ、やろか?」ではダメなんです。 「あめ、ちょーだい」も。ちゃんと“チャン”をつけて。
ちなみに、京都では“さん”。
“アメさん”“お揚げさん”“お稲荷さん”“お豆さん”“おかゆさん”など。
アメチャン持ち歩き文化だけでは留まらなかった……眼が合えば差しだす。
大阪国以外から入国される方々に忠告いたします。
「いや、結構です」といっても無理。
「こっちがええのんか?」
「え?ほんまに…どれがええの?」
挙句の果てには、「もーええ、ぜーんぶもっていき!」ってな具合になりますので、最初のお声かけに反応しましょう!
天津甘栗ですよ!
「結構です」って言うもんなら、「こうやって剥くねん。なんやっ、へたやな~、かしてみー、剥いたろ!」となります。
そんな時、間違っても「○○まで行くのにはどうすればいいでしょう?」なんて質問は禁句。
ゴールまで付いて来てきます。
UHA味覚糖・扇雀飴本舗・ノーベル製菓・黄金糖・パイン製菓・コリス・トップ製菓・豊下製菓・・・・・・
ぜーんぶ大阪の企業です。
強くて甘い、大阪のオバチャンでもってる会社です。