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2008-09

大我 in ニューオリンズ!遂に… - 2008.09.26 Fri

 2008年7月10日から、大我は念願のニューオリンズの地へ行きました。3年前の初渡米の際、旅程計画の時点ではニューオリンズへ行く予定にしていました。しかしその夏にあのカトリーナがやってきて、ニューオリンズはとんでもない事態となってしまい、…到底訪問することなどできなくなってしまっていたのです。
 3年の時を経て、今回やっと実現しました。
 かなり復興してきたとのことですが、やはりまだ復興途上。ニューオリンズは、まだまだ地域的に治安状態の不安定なところも多いとのこと。万全を期して、カトリーナまで現地在住だったトランペッターのMITCHさんが今回ナビゲーターとして同行。とても心強かったのです。
 
 ニューオリンズの空港は、その名もルイ・アームストロング空港!否が応でもテンションが上がります!
 こんなサインが出迎えてくれました。
new orleans air port やっほー!

 一足先に現地入りしていたMITCHさんにピックアップしてもらいました。外はメチャ暑~い!
 早速、ニューオリンズの街へ!
 …と言いたいところですが、はやる気持ちを抑え、まずは地元のジャズ専門のラジオ局WWOZのスタジオへ。いきなりラジオ生出演です。ジャズの街だけあってファン層が厚く、誰もが聴いている人気ステーションなんですって!

 英語でいんたびゅーーーーーー!
 (もち、通訳してもらってですけど)
radio on the air
 ニューオリンズの印象、ジャズのかかわり、好きなミュージシャンやアルバム、将来の夢、普段の生活、そして新しいCDについて、などいろんなお話をしました。
 お話の合間、大我のファーストCD「TIGER!」から、「A Night In Tunisia」と「Tiger's Boogaloo」がジャズ生誕の地ニューオリンズにノーカットで流れました。感無量…

 DJのサンドラさんと記念撮影。素敵な方でした。
with DJ Sondra


 そして、かの有名なバーボンストリートにあるホテルへと向かいました。
 するとホテル近くの路上で、見たことのあるカップルを発見!
 大我のバンド「Tiger, Burning Bright」のピアニストの辻佳孝さんと新妻みっちゃん!7月5日に挙式されハネムーン中の熱々なお二人に早々と遭遇したのです。(大我と同じホテルに宿泊を決めていたのです)
 
 この場をお借りし、あらためて
 じーつーご結婚おめでとーーー!

 で、チェックインして部屋に入るとこんなものが! 
BD Cake
 心憎いホテルの演出。バースデーボーイ大我にっこり
 新婚の辻夫妻の部屋にはシャンパンが用意されていたそうです。
 おしゃれー!

 その後、MITCHさん、辻夫妻も一緒に、在住のMIKIさん(大我のニューオリンズライブをコーディネートしてくださったミュージシャン)とお友達の日本人ファミリーのお宅へBBQに寄せていただきました。大我のニューオリンズライブのチラシ制作などとってもお世話になった方々です。おいしいニューオリンズのザリガニやターキーの首煮込み、ケイジャンBBQに感動しました。同じアメリカでも、ここニューオリンズは何でもとってもおいしいと評判なのですが、更にもっとラッキーだったのは、この家の主が料理人!ということで、本当に美味しかったのです。同行していたNY在住のカメラマンさんもカメラを廻すのを忘れて、無言でザリガニにむしゃぶりついていました!
 デザートはケーキ!っとこんなことに…
 はじめてでもない共同作業、ケーキ入刀!
 って、それは大我のバースデーケーキですよー!
Z2 & Mitsuko
 べっぴんさんのおヨメさんもらってメロメロのじーつーです。
 しかも、もう子供いるし…?(MIKIさんのご長女MIKOちゃんです。大我にハッピーバースデイをコブシを回しながら歌ってくれました!と~てもキュート!)

 その後、一同はニューオリンズの繁華街フレンチクオーターのライブハウス「Balcony」を覗いてみました。大我がここニューオリンズで共演予定の人気トランペッター、マーロン・ジョーダンさんが、マルサリス一族のトロンボーン奏者、デルフィーヨ・マルサリスさんとともにライブ中でした。
 そーっと、のぞく大我にあっという間に気づいたマーロンさんとデルフィーヨさん、おいでおいでと大我をステージに招きあげてくださいました。えーっと思っている間に大我がセッションに加わって会場は大盛り上がりになってしまいました。

 デルフィーヨさんは、エルヴィン・ジョーンズのバンド「Elvin Jones Jazz Machine」の主要メンバーだったので、実は、先日お会いした夫人のケイコ・ジョーンズさんが、わざわざデルフィーヨさんにお電話をしてくださっていたのです。「タイガっていう小さなドラマーがそちらへ行きますからよろしくね」と。
 とても品のあるデルフィーヨさん、優しい笑顔で大我に「噂の通り、すばらしいビートだよ。ニューオリンズでたくさんいろんなことを吸収してね。」と肩を叩いて喜んでくださっていました。しかも「明日は父(もちろんピアニストEllis Marsalis氏のことです)のライブがあるからおいでよ」とのお誘いも…
 マーロンさんも「今度のライブが楽しみだ!待ちきれないよ」と大喜びでした!  

 そして、こんどは「Vaughan's」というライブハウスへハシゴ。
 ここは、賑やかな通りから少し離れたちょっとさみしい住宅街(決して一人では歩けません。もちろん車移動です)にあります。シーンと静まり返った周辺が急に騒がしくなってきたかと思うとすごいモノが目に飛び込んできます。ボロボロの屋根。つぎはぎの壁、歪んだドア… 筋金入りのニューオリンズ・ライブハウス。
この離れたロケーションにどこから人がやってくるのか、入れないほど超満員なのです。道に人が溢れていました。
 そのわけは超人気者、カーミット・ラフィンズさんとそのバンドBarbeque Swingers!
 ↓これを生で体感したわけです。
live@vaughans
 この「小屋」の中、想像を絶するすごい世界となっておりました。

 トランペッターでボーカリストのカーミットさんは、まだお若いですが、ニューオリンズでは「神様」と呼ばれる偉大なるルイ・アームストロングの再来との呼び声も高く、物凄い人気(というか人望がとても厚いのだそうです)で、MITCHさんも心から尊敬するアーティストなのです。大我はCDでカーミットさんの演奏を何回も聴いた事があります。6歳の終り頃から彼のCDでニューオリンズジャズというものを勉強してきたのです。だからその実物に会えるのはとても光栄です。
 満員で入場制限中でしたが、「日本から来たタイガだよ」と交渉してもらうと、「ああ!さっきラジオに出てたリトルドラマーかい?そりゃお入り!」とカバーチャージまでまけてもらい入場成功!
 カーミットさんのライブは最高潮。隙間なく混み合った店内はもちろん外でもみな踊りまくり!トランペットはガンガンに鳴りまくり、唄は本当にビッグハート!皆の心を鷲掴みにするカーミットさん!
 曲の合間、カーミットさんにブラザーMITCHさんが大我を紹介して下さいました。するとやはり、快くあっという間に大我はドラムセットへと招かれました。ここのミュージシャンは本当に温かで大きなハートの持ち主ばかり。桁外れの懐の深さに逆カルチャーショック!
Karmit @Vaughn's
 左の黒い帽子がカーミットさん。素晴らしい声!トランペットの響き!
 大我、憧れのカーミットさんとのゴキゲンの共演がこんなにも早く実現しました。大我にとっては斬新なニューオリンズビート、ジャズのルーツの輝きがちりばめられた初めての曲を体感。本当に身をもっての良い勉強になったみたいです。
 たくさんのお客さんが大我の刻むドラムビートにノリまくり踊りまくっていましたが、演奏を終えるとみなさん次々に握手やサインを求めて来られ、ちっこい大我は人波に埋もれ姿が見えないほどに。驚いたのは多くの方から「Tigerだろ?ラジオ聴いたよ!」と言われたこと。やっぱりみんなあのラジオステーションWWOZを聴いているんです。ジャズは本当にニューオリンズの人々の生活に溶け込んでいるんだな…と感動しました。

 演奏後、カーミットさんと2ショット。今まで出会った誰とも違う、とても柔らかな温かいオーラに満ちた”男前”でした。
with Karmit
 MITCHさんも一緒に
with Karmit & Mitch
 み…緑の背後霊が…!
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10th Birthday in Harlem - 2008.09.23 Tue

 大我は、1998年7月9日生まれ。ニューヨークで迎えた記念すべき10回目の誕生日は、大変思い出深いものとなりました。
 まずは国際電話が…、受話器を耳にあてたまま、何も言わずじっとしている大我。「どしたの?」と聞くと、し~~っと人さし指を口に当ててにっこり。どうやらお姉ちゃんの風雅ちゃんからの電話で、♪ハッピーバースデー♪をサックスで吹いてくれていたようです。

 この日、大我はハーレムの有名ライブハウス「MINTON'S PLAYHOUSE」へ出かけました。「MINTON'S」は、1930年代のハーレムにオープンして以来、Charlie Parker, Miles Davis, Dizzy Gillespieといったジャズ界のビッグネームを発掘するなど「Birthplace of Bop(バップ生誕の地)」として特別な老舗ジャズクラブだったのですが、ロックの台頭、ディスコブームの煽りで70年代以降、長いことクローズしていたそうです。しかし、ジャズにとって特別なクラブ「MINTON'S」の再開を熱望する声は大きく、ほんの昨年別オーナーでリニューアル・オープンにいたったとのこと。
Minton's_Playhouse
1948年、昔のMINTON'S前で撮影された有名な写真
Thelonious Monk, Howard McGee, Roy Eldridge, Teddy Hill

この日、この特別な場所で大我の10回目のバースデーパーティが企画されていました。企画してくださったのは、「ハーレムの市長」の異名をとる名ドラマー、グレッグ・バンディさん。来日時に6歳の大我がドラムを叩く姿を見てすっかり気に入って以来、大我の事をずっと大切に思ってきて下さったバンディさんが、半年も前からこの日の「Tiger's 10th Birthday Party in Harlem」計画を進めてくださっていたのです。
Mintons
2008年、新しいMINTON'S前で撮影されたリトルジャズマンの写真!
大我、ちっこい… でも10歳のBirthday Boyなのだ!!

Mintons2
お誕生日の風船もらってゴキゲン!
後ろの巨大なネオンは昔の店でも使われていたものなんですって。

Bandy
こちらがハーレムの市長ことGreg Bandyさん

Mintons1
大我が、ドラムセットの様子を見に行くと、「座って!こっち向いて!」とハーレムのおばちゃんたちにいっぱいポーズをねだられ、ちょっと照れちゃった大我です。

 大我のバースデーを祝って、たくさんの方が来て下さいました。トランペッターのエディ・ヘンダーソン夫妻は、ヤンキースの青いクマちゃんのマスコットをプレゼントに持って早くから駆けつけてきてくださいました。「MINTON'Sへ来たのは1966年以来だよ!」とエディさん。感慨深げでした。SMOKEのライブにも来て大感激して下さり、どうしてももう一回大我のドラムを聴きたいとやってきたヴォーカリストのキャシー・ファーマーさんの姿もありました。SMOKEへ大我の取材に来たNYの新聞社の記者さんも、お友達を連れて大勢で来て下さいました。CDジャケット撮影時にロケバスの運転でお世話になったDavidさんは、SMOKEでのライブの際は満席で入れなかったのですが、そのリベンジもかねてやってきてくれました。
 そして、ちょっと遅れてやってきた下さったのが、ハーレム在住のスター、バスター・ウィリアムズさん。大御所バスターさんは満員の会場入り口から奥のステージ前まで、多くのジャズファンやハーレムの仲間に歓迎を受けてもみくちゃにされてましたが、やっと大我のところへたどり着くと、「Happy Birthday、Tiger!!」とまるで孫に目を細めるおじいちゃんのように優しい笑顔で大我にBigハグしてくださいました。


 この日は、ハーレムで人気のバンドSuger Hill Quartetのステージでしたが、バースデーボーイ大我は途中から参加することになっていました。
 大我の出番になると、バンディさんが挨拶を始めました。
 大我の演奏を初めて聞いたときのことから始まって、大我は子供達の未来に大きな希望を与える星なんだ~!と延々とハーレム訛りで力説!
Bandy speaks
大我を紹介するのにスピーチに熱が入るバンディ氏。
いつになくきりっとしたバンディさん。その大真面目な真剣スピーチを聞いて、エディさんやキャシーさんは涙を流して・・・大爆笑!こんなに大真面目で気合の入ったバンディさんは初めて見たらしい…

 大我は、ハーレムの皆さん(ほとんど黒人さん)の前で演奏。大我の演奏を始めて聴くいろんな方から「たまげた!」「こんなすごいの初めて見た!」と大絶賛してもらいました。
players
 真ん中は、ノリノリのエディ・ヘンダーソンさん!さすがかっこよかったです。
 ステージ後ろに見えるのが、由緒あるMINTON'Sの壁画だそうです。

 帰り際、こわもての店のマネージャーから別室に呼び出されました。本当に険しい顔で呼ばれたのでめっちゃ緊張して怖かったのですが、「来月、出演してもらえないか?」とのオファーでした。ほっとしながらも、「いえ・・・その頃は日本に戻っているので・・・」と丁重にお断りすると、「えー?」とびっくりされました。アメリカ在住だと思われてたようでした。

 ハーレムの夜は長く、まだまだ店は盛り上がっていましたが、お子様大我は早めに皆さんにご挨拶して帰路に着きました。帰りはバスターさんと一緒になりました。「しばらく会えないのがさみしいよ。また来年一緒に演奏できることを心から楽しみにしているからね。」ともう一度大我をハグしてくださいました。

 かくて、10歳となった大我、この翌日からいよいよジャズ生誕の地ニューオリンズでの大冒険にでかけたのです。レポートをお楽しみに!

ニューヨークライブ@SMOKE  - 2008.09.21 Sun

 2008年7月7日。いよいよ待ちに待った大我9歳最後のニューヨークライブの日がやってきました。

 ベーコンエッグを自分で作って朝食を済ませると、食卓テーブルをさっと片づけて練習パッド代わりの雑誌を置き、基本練習を黙々と始める大我、その背中はいつになく気合に満ちていました。
 ライブ会場は、ブロードウェイ106丁目の「SMOKE」。3年前に渡米した際も、ライアン・カイザーさんやエリック・アレキサンダーさんなどと演奏したことのあるお店です。クレジットは以下の通り。

 Eddie Henderson (Trumpet)
 John Farnsworth (Tenor Saxophone)
 Carlton Holms (Piano)
 Dwayne Burno (Bass)
 Tiger Onitsuka (Drums)

 お馴染みエディ・ヘンダーソンさんは、マイルス・デイヴィスの正統後継者といわれるトランペットの名手です。大我とは6歳の時に初めて大阪で共演させていただいて以来、音楽的にすっかり意気投合し(とってもお茶目なエディさんとはいつも子供同士のようにいたずらの応酬をしていますが…)、何度も共演を重ね、来る11月にも4回目となるツアーを企画しているほどです。

 まずは、SMOKEの前でサックスのジョン・ファンズワースさんと2ショット!
JohnFarnsworth

 ジョンさんは言わばSMOKEのハウスミュージシャンのような存在です。人望がとても厚いと聞いています。初対面でしたが、とっても温かな笑顔でした。弟さんはルイス・ヘイズ氏のお弟子さんでもあるニューヨーク屈指のドラマー、ジョーさん。(お二人、ジョンとジョーなので、名前がややこしくって困るんです…)

 ピアニストは、当初の予定は共演経験のあるマイク・ルドンさんだったのですが、都合によりカールトン・ホルムズさんに変更になってしまいました。「しまいました」というのも失礼ですが、実は大我、マイクさんとの再共演をとても楽しみにしていて、ちょっとがっかりしていたのです。というのは、大我のお気に入り映画の一つにマイクさんがちょこっと出てたから!架空の東欧の国からやってきた男が、自国の内乱で入国することも帰国することもできなくなり、ニューヨークの空港ターミナルで生活することを余儀なくされるという、トム・ハンクス主演の「ターミナル」です。またしてもネタばれするといけないので内容には触れませんが、この映画、実はJAZZがキーワードなのです。ラスト近くでジャズライブのシーンが出てきますが、その場面にご本人役で登場する某大物プレーヤーのバンドでピアノを弾いていたのがマイクさんだったのです。しかも、ものすごい偶然つながりですが、そのバンドのベーシストは一緒にレコーディングしたばっかりのバスター・ウイリアムズさんだったのです!てことで、マイクさんとの共演は「ターミナル」つながりで楽しみにしていたのです。残念… 
 でもカールトンさん、初めてなので期待も深まります。

 ベーシストのドゥエインさんも初共演。まだ30代でお若い(大我ほどではないですが)ながらも、先日のブログでも紹介したフレディ・ハバードさんのバンドのベーシストを務めておられます。ライブでGETした復活CDもベースはドゥエインさんですので、その実力は本物!リズムセクションとしてとても楽しみでした。

 大我はメンバーにご挨拶して早速曲決め。でも英語わかんない!曲名もあんましわかんない!と「ボク何でもいいです…」とエディさんにすっかりお任せすることに。さっさとエディさんの奥様とピーナッツバターチョコ買いに出ていってしまいました。…ということで、リハなし。

 のんきな大我ですが、お店はとてもあわただしい感じでした。
 店のオーナーが「席はリザーブしいるのか?」となぜか尋ねてくるので、「スタッフなのにしてるわけないじゃん!」と思いながら首振ると、「今日は2セットとも全くの空席なし。カウンターも端までいっぱいだから座れないよ」と…。
 店から通りを見ると…、まだ早い時間から長蛇の列が!
 ドアから左へ予約者の列が伸び、右へは予約なしの人たちのキャンセル待ちの列が伸びていました。エディさんが興奮気味に「見たかい?ワンブロック先まで行列ができてるよ。ニューヨークのみんなもタイガを聴きたくてしょうがないんだ。ワシはタイガをとっても誇りに思うよ」とハグしに来てくれました。
 (そんな大我はチョコ買いに行ったきりなかなか戻らず…)


 ドアオープンと同時に、本当にたくさんの方がご来場下さり、席はあっという間にびっしりと埋まってしまいました。本当に超満員で、立ち見エリアも予約なしの人でいっぱい。入れずにあきらめて帰ってしまわれた方も沢山おられ申し訳なかったです。

 ライブは、素晴らしいメンバーそれぞれの個性が生きるステージとなりました。
SMOKE
 いつもながらエディさんのトランペットには躍動感と深みがあり、きりりと音楽が引き締まります。マイルスを彷彿とさせるバラードでのミュート遣いには精悍な色気があって、色彩を感じさせる音色です。
 ジョンさんのサックスとの絡み抜群でした。
 印象的だったのが初めてのカールトンさんのピアノ。いったいどんなピアノを弾くのだろうと思っていたら、発想が個性的でその奇抜な発想を最大限に生かす表現を瞬時に次々と繰り出すことのできる素晴らしいピアニストでした。フレーズがとても斬新でした。バンドのみんながうまく乗せられ(大我ともニコニコ!)気持ちよくプレイしているのがよくわかりました。(「しまいました」なんて言ってすみません!)
 こちらがカールトンさん
Carlton Holms

 軽やかに重厚に…。ベースのドゥエインさん。 
Dwayne Burno

 大我も持前の生き生きとしたドラミングで大我ならではの熱いジャズ魂をニューヨークのオーディエンスに披露し、満席の客席から大きな歓声と拍手を受けていました。
 最後方で、立ったままステージを黙って見ていた白人の男性が何も言わずにただポロポロと涙をこぼしておられたのがとても印象的でした。

 沢山の地元ニューヨーカー、ニューヨーク在住の方、観光で来られていた日本人の方、外国の方、そしてわざわざこのライブのために日本から駆けつけてくださったファンの方、一般のお客様に交じり、雑誌社の方、新聞社の方、テレビ関係の方も多く、ライブ前の待ち時間、セットの合間に取材依頼をたくさん受けました。

 ○○テレビの佐野アナウンサーもご同僚と駆けつけて下さいました。
Sano caster

 バラエティに富んだゲストでしたが、その中に一人、際立つオーラを放ち凛と輝く小柄の女性が… いったい誰だろうと思っていると、その女性の方から大我に声をかけ、赤い細長い包みをプレゼントして下さいました。開けてみた大我は目をまん丸にびっくり顔。包みに入っていたのは、ドラムスティック。真中に「Elvin Jomes」と刻印が入っていました。
 そうです!その女性、ケイコ・ジョーンズさんだったのです!!! 大我が心から尊敬する大好きなドラマー、エルヴィン・ジョーンズ氏の未亡人です。もう本当にビックリです!!!店のオーナーも、ミュージシャン全員も・・・!
 「あなたについてが書かれたものを読んでいたらエルヴィンの名前が出てきたの。それで私、なぜかどうしても聴かなければ…と思って…。」と大我に優しく話しかけてくださいました。そして、
 「今日は、楽しみに聴かせてもらうわね…」と。

 大我は後で話していましたが、その時、ケイコさんのみならずエルヴィン本人がそこに自分の演奏を聴きに来たように感じて、初めてとても緊張したそうです。ライブで緊張したことなどその時までなかったのに…
 大我の演奏中、ソロ中、ケイコさんはとても楽しそうに全身でリズムに乗って、満面の笑顔で大きく両手をあげて拍手してくださっていました。そんなケイコさんの後ろ姿から、その先で力強くドラムを叩く大我の光景を透して見ていると、本当に感慨深く涙がこみ上げてきました。(いろいろと貴重なお話をして下さって帰られましたが、ケイコさんとエルヴィン氏と大我についてはものすご~~~い後日談が続きます。涙と笑顔と緊張の数々・・・こうご期待!)

 こうして、大我の9歳最後のニューヨークライブは大成功でした。
 ライブ後、大我に感想を聞くと、「すごく楽しかったよ!」と、まかないに出してもらったSMOKEで評判のチーズバーガーをほおばりながら、笑顔で元気に答えてくれました。その後、アフターアワーのジャムセッションのミュージシャンに「オゥ!イエイ!」と声援を飛ばしていた大我でした。
SMOKE2

ハドソン河畔の休日 - 2008.09.18 Thu

 マンハッタンは、東をイーストリバー、西をハドソンリバーに挟まれた縦長の形をしています。東岸のイーストリバーにはかの有名なブルックリンブリッジなどがあり、大我は前回の渡米で歩いて渡ったこともあり、今回も新CD「A TIME IN NEW YORK」のジャケット撮影でも訪れました。しかし、反対側西岸のハドソンリバーは、前回の滞在アパートから近かったにもかかわらず一度も見たことがありませんでした。大我、初めて訪れてみました。ハドソンリバー河畔はマンハッタン北部から南部までずーーーっとさまざまなアウトドア施設点在する壮大な自然派パークとなっているのです。

まずは噴水で水遊び…
Hudson Fountain1
暑かったので水しぶきがたまらなく気持ちいい!
Hudson Fountain2


 そして大我は釣りにチャレンジ!
 このパークでの釣りは自然環境を考える機会を市民に与えるという趣旨で無料!地元のハイスクールの学生らしきボランティアのお兄ちゃんが仕切っていました。
fishing

 ふぃっしゃーまん大我!
fishing2
 このあと、大物をGE--------T!
 約60センチのアメリカンイール(ウナギみたいな長いヤツ)!
 ボランティアの兄ちゃんからも「こりゃ大物だ!」と言ってもらいましたが、もちろんすぐにリリース。代わりに「こんなん釣ったどー!証書」と「ハドソンリバーでとれるお魚ポスター」をいただき大満足!

 気をよくして南のピア(埠頭)へ移動。
 途中、めっちゃアウトドアな空気の中、スーツ着てネクタイ締めて帽子がぶった場違いなおっちゃんに遭遇!なーーーーんと、ハーレムの主と呼ばれるドラマー、グレッグ・バンディさんでした。まったくもって謎の遭遇でした。


 さらに南のピアでバッティングセンターへ。
 球のスピード速っ!!!
batting

 健康的な一日…運動したあと、チャイナタウンへ。
 背後のごちそうに注目!
ChinaTown

 このお店は、お世辞にもきれいとは言えませんが、地元の方々が続々テイクアウトで吊るされたを買いに来る人気店で、大あたりでした。おいしかったです。
ChinaTown2
 うまい!

 充実の一日はこうして美味しいRoasted Pork(要するに焼き豚やん!)でさらに大満足で終わりました!



 

歓喜のBLUE!そしてマジBLUE… - 2008.09.12 Fri

 ニューヨークシティという街にはいろんな見どころがあります。自由の女神…、エンパイアステートビル、タイムズスクエア…。そして体感できる選べる名物がブロードウェイ・ミュージカルです。
 「42nd Street」「オペラ座の怪人」「CHICAGO」などの超ロングランから近年の大ヒット「Lion King」「Mamma Mia」など目移りするラインナップのメジャー作品があり大人気ですが、比較的小規模の劇場で行われるオフブロードウェイ作品もブロードウェイに負けない人気です。大我もよい席を取るために1週間前にチケットをゲット(おかげで中央前から3列目!)して、今回初めてオフブロードウェイのロングラン作品「Blue Man Group」を観てきました。
blueman

 登場人物は文字通り真っ青な顔をした3人のブルーマン。セリフを一言も発しないこのわずか3人が音楽と演技、表情、計算されつくした小道具のみで奇想天外な世界を創造し、観客を巻き込んで抱腹絶倒のアーティスティックな舞台を見せてくれました。人気作品でヨーロッパをはじめ日本でも公演しているそうです。
 ドラムを使ったパフォーマンスもあり一気に惹きつけられ、吉本新喜劇好きの大我もブルーマン達のセンスのよい巧みな演技に大爆笑していました。これから見る方のお楽しみを奪ってしまうのであえて内容には深く触れませんが、英語が分からなくてもほぼ全編、老若男女が楽しめる観客参加型のパフォーマンスでした。通路の横に座っていた大我パパもブルーマンの一人に奪取され大我はビビリました。が、さすがは関西人!ひるまず迫真のアドリブで対応する大我パパ!大いにショーを盛り上げることに貢献していました。

 しかし、事件が・・・
 (以下、ネタばれ注意!)
 最後にロールペーパーが会場のあっちこちから降ってきて客席はペーパーの海に!そのペーパーが後方の席から前方へとどんどん送られてくるもんだから、前から3列目に座っていた大我はペーパーの山に完全に埋もれてしまいました。大我はその尋常でない考えられない状況に超ハイになってしまい、息も出来ないほど大口開けて大笑いしていました。
 すると・・・・・・・!なんとペーパーが大我の抜けかけのグラグラ歯に巻きついてすぽんと抜けちゃったのです!!!!大我、あまりに唐突な事件に唖然・・・歯茎から流血してしまい今度は超ブルーになってしまいました。
 さすが「ブルーマン」(さぶ…

 終演後、気を取り直してブルーマンと写真!
With a BlueMan
 1公演で登場するブルーマンは3人ですが、パンフレットのキャストのところには12人もブルーマンとしてクレジットされていました。この12人で全世界のブルーマン公演をまかなっているようです。このショーは、3人の若者が路上で行っていたストリートパフォーマンスが原点だそうで、元祖の3人もプロデューサー兼キャストでクレジットされていました。

BlueManBand
 黒子ならぬ黒バンドが生演奏でショーを盛り上げていました。
 左がドラマーさん、右がギタリストさん

ついにやってきましたヤンキースタジアム! - 2008.09.11 Thu

 大我にはニューヨーク滞在中にどうしても行きたかった場所がありました。
 ヤンキースタジアム
 今年いっぱいでこの歴史ある球場が無くなるのです。
 野球好きの大我としては、もう絶対行かなくては!…と、これは渡米前からの計画だったのです。NY在住のTV制作会社の方(Mr.J)にチケットの手配をお願いしていました。
 ゲットしたチケットは、伝統の一戦、ヤンキースVSレッドソックス!なのです。(本当に盛り上がります!)


 朝、目覚めるとそわそわの大我。けど、空模様があやしい…
 天気予報を調べると「雨」…
 そして、まもなく降り出してしまいました。しかもしとしとと降り続きそうな本格的な雨でした。 晴れ男の大我も、いくらなんでもこれは無理だろな…。たぶん中止になるよ…と早めに大我に伝えておきました。落ち込む大我。
 午後、まだ雨は降り続いていますが、中止覚悟でも、とりあえずヤンキースタジアムまでは向かうことにしました。せめて球場を見るだけでも。
 Bトレインに乗って125丁目でDトレインに乗り換えての車内、「中止やったら、自然史博物館でも行こか?」と尋ねると「ぜ~ったい晴れるって!」と強気の大我。
 161丁目に到着し地上に出てみると、小雨がぱらついているも少し青空が顔をだしてるじゃあ~りませんか!


 後ろに見えるのが建設中の新ヤンキースタジアム!
NewYankeeStadium

 ボディーチェックを受け、3塁側フィールドチャンピオンシップ席(前から2列目)へ向かう大我の顔はもうニコニコ!
 今回はレッドソックスの応援。手が届きそうな目の前では松坂投手がストレッチ、同じ京都人の岡島投手がキャッチボールの練習中。「今のはストレートや!今のはチェンジアップや!」と呟きながら練習を観察する大我。
@YankeeStadium1

 練習を終え、ベンチに向かう岡島投手に「サインくださ~い!」「サインしてくれ~!」と物凄い勢いで群がる観客。
 その勢いの中に大我は入れない状態。
 サインをしながらどんどん大我から遠ざかっていく岡島投手。「岡島さ~ん!大我で~す!」と大きな声で叫ぶ大我。立ち止まる岡島さん。観客へのサインを中断し、その声の元を探しながら近づく岡島さん。「ジャズドラマーの大我で~す!」とサインボールを差し出す大我。ボールを受取りサインする岡島さん。「後でね!」と大我にボールを渡す岡島さん。
 そうなんです!大我が来ることはある方を通じてコンタクトをとっていたのです。
「後でね!」という岡島投手とは面会することがセッティングされていたのですが、ちょうどその時期「レッドソックス、岡島を放出か?!」という報道が日本でもNYでも大きく騒がれていた時期で、岡島投手と球団側が非常にピリピリした状況だったため、急遽その日の面会がキャンセルになってしまったのです。
 でもサインボールをゲットした大我は大喜び!
 その状況を見ていた観客は「こいつは誰だ?!」という表情で大我の顔を覗きこみ、大我は得意げに「へへん!」とニヤけ顔!
 後から関係者の方に聞いたのですが、岡島投手はその時期、本当にナーヴァスになっておられたそうです。
 そんな時にでもファンに対してできる限りのサービスで応える岡島投手。(その日、サインに応えていたのは岡島投手だけでした)・・・頭が下がります。感服しました。
 一般的には地味な印象の岡島投手でありますが、リアル・プロ・ベースボール・メン!です!

 プレイボールの時には、快晴!さすが!晴れ男

 昨今、日本の「野球」観戦方法は試合を見るというより、ネットで安全に包まれた客席で、応援団の一員として応援パフォーマンスに自身が酔いしれるという色が濃いような気がします。グラウンドから客席を見ると、檻に入れられた人間たちっていう感じが・・・チョット笑えます。
 しかしアメリカの「ベースボール」はネットが無いため広々としてますが、気が抜けません。ファウルボールがガンガンに飛んできますので危ない危ない。必然的にゲームに集中し、ゲームに参加している感が持てるのです。開放感と自己責任が表裏一体。
@YankeeStadium2
 名物のホットドック($5!高っ!)をほうばりながら、5回の「YMCA]でダンス、7回の「♪私をボールゲームに連れて行って♪」を歌ったり、大満足の大我でした。

 以下はフォトグラファー大我の激写ショットです。
 怪物ラミレス!
Ramirez
 スーパーかっこいいロドリゲス!
A-rod
 大活躍のユーキリス!
youkilis

 楽しかった!
 そして…
 アパートに帰った瞬間、大雨!大我、ありがと~!


 数日後・・・
 エディー&ナツコ・ヘンダーソン夫妻から頂いたチケットで再度ヤンキースタジアムへ。
 今度は3階席。
Rays1
タンパベイ・レイズの岩村選手を応援してきました。(もちろん大我はヤンキースも好きですよ!しかしゴジラ松井選手は故障者リスト入りで、結局見れませんでした。)

Rays4
 天気がとっても良くて暑くて、レモンシャーベットののど越しが気持ち良くて、3階席からスタジアム全体がキレイに見渡せ、「だれかここまでホームランを打ってくれ~!」といっぱい応援して、こんがりと日焼けした大我でした。

岩村選手の出番!

Rays2
がんばれーーー!っと大きな声で応援!
Rays3

Independence Day! - 2008.09.10 Wed

 7月4日は、クリスマスと並ぶアメリカ最大の祝日、「独立記念日」です。
 1776年7月4日、イギリスによって統治されていた13の植民地が独立したことを宣言する「アメリカ独立宣言」が交付されたことを記念しているのだそうです。ただし、その時もまだ独立戦争の真っただ中だったそうで、実際に戦争が終結しアメリカが独立したのはそれからさらに7年後のことだったそうです。

 そんな難しいことも、一応は大我に伝えつつ、独立記念日恒例の花火を見に、South Street Sea Portへ行ってきました。
 界隈は歩行者天国になっていてマーケットが軒を連ね、お祭り気分!チャレンジ精神旺盛な大我は、屋台のフェイスペインティング屋さんで「TIGERにして!」とリクエスト。お兄さんが馴れた手つきであっという間に大我を「TIGER!」に変身させてくれました。
face painting
 となりにいるのはちびスパイダーマン!

 イーストリバー沿いの遊歩道は見る見るうちに見物客でいっぱいになりました。
 ブランケットを広げて好位置に陣取った大我は、お隣にやってきたファミリーの女の子とあっという間に仲良しになっちゃました。
 イザベラちゃんです。
isabella
待ち時間が長くってぐずりだし、お母さんを困らせ始めたイザベラちゃんに、自分がもらった風船を一つ残らずあげちゃった大我です。大我は小さい子が大好き!自分より小さな子たちにはとっても優しくって面倒見がいいんです。

 ついに花火がはじまりました。
fireworks3
 
 花火に見入る子虎
fireworks2
 
 背後では、ブルックリンブリッジやマンハッタンブリッジの向こうでも花火が上がっていました。
fireworks1


 帰りは大変でした。
 大勢が一斉に帰りだしたので、安全対策のため地下鉄の入口が封鎖されてしまいました。結局ひと駅ほど歩く羽目に…。でもそれもまた一つのよい思い出になりました。

NYで取材受けました - 2008.09.10 Wed

 ニューヨーク滞在中に大我は取材依頼を受けました。
 キョードーニューヨーク。

 キョードーさんのオフィスまで出かけてきました。
KyodoNY
 
 大我は、実は「インタビュー」というものがずっと苦手でした。
 6歳からインタビューを受けてきた大我ですが、6歳の子供にとって、大人のインタビュアーの問いかけ、言葉や言い回しが理解できないことが多々あったのです。何しろほぼ100%「大人」相手に仕事をしている人たちなので、6歳児のボキャブラリー範囲なんてわかるわけがありません。大我は、小さいながらに気を遣う子供でしたので、答えたい気持ちはあっても、わからないがために答えられない質問がいっぱいある…それが、とってもしんどかったようなのです。しかし、本人も成長し、何度もいろいろな取材を受けるうち、わからないことはわかりませんと堂々と言えるようになったし、面白いこと、好きなこと、嬉しいこと、そしてその逆に感じることなども含めて、自分の気持ちを言葉に表現することが徐々にできるようになってきました。

 キョードーさんのインタビューにも滑らかに的確に返答することができ、滞りなく手早くインタビューは終了しました。

 インタビュー終了後、大我は自分の好きな場所へ行きました。
 ポケモン・センター・ニューヨーク!
Pokemon Center
 もう、夢中。

 帰り道、何やら不思議なものがタイムズスクエアに…
Eddie Marphy1

 エディ・マーフィーだ~!
Eddie Marphy2
主演映画のPRのようです。

 タイムズスクエアにて。
Times Square

 この日の移動はやはり地下鉄でしたが、行きにも帰りにも地下鉄で知らない人から「Tiger the Jazz Drummer?」とか「Tigerくんですか?」と声をかけられました。NYでこういうことがあるとなんだか特別に感慨が深いものです。皆さん一様に「Good Luck!」とか「頑張ってくださいね」とか励ましの言葉を下さることに大我も感激していました。
「はい!がんばります!Thank You!!」と答えていました。

大我のNYレポートはまだまだ続きます。

ロングアイランド癒しのひと時 - 2008.09.06 Sat

 大我は、ニューヨークシティでの滞在中、ギネス登録記者発表、レコーディング、写真撮影セッション、そして素晴らしい大先輩達のジャズを生で体験する「生きたお勉強」の日々が続きました。そんな中、ロングアイランドで過ごした数日は、しばしの癒しのひと時となりました。

 ロングアイランドは、ニューヨークシティの南東に位置し、南岸が大西洋に面している文字通り「長細い島」です。ニューヨークの近郊なのでここから車や鉄道(Long Island Rail Road)でシティまで通勤する人もたくさんいます。パッパも40年間毎日車で片道2時間かけて通勤していたそうです。近郊であることからシティの若者のカルチャーが凝縮され独自の濃度で形成されていったとのことで、ロングアイランドは、多くのポップミュージシャンを輩出していることでも有名です。Billy JoelやPaul SimonからMariah Carey、そしてラッパーの50Cents、LL Cool Jなんかもこのあたりの出身らしいです。



 前のブログに書いたようにSouth Street Sea Portでニューヨークの大切な「家族」ノエル、ナナ、パッパと一日遊んだ後、ロングアイランドへ向かったわけですが、車の運転はノエルのお兄ちゃんのアンドリューさん。つまりナナとパッパの息子さん(二男さんでパッパのお仕事を継いで宝石商をされてます)で、たまたまその娘キャサリンちゃん(20歳)と所用でシティに来ていたので落ち合って車にのっけてもらったというわけです。
 待ち合わせしたのは、NYメッツのシェイスタジアム前。ひょんなことでシェイスタジアムが見れて大我はご満悦でした。
mets stadium

そしてロングアイランドまで綺麗な海岸線を車に揺られること3時間。ロングアイランドのナナ&パッパ宅へは、夕暮れ時(といっても8時は過ぎていましたが…)にようやく到着したのでした。

ナナとパッパの素敵なお家!
Noels house
猫のブッダとダスティが迎えてくれました。
Dustyこれはダスティ。ブッダはさらに一回り大きいのです。


 翌朝、静かなテラスでの朝食
 パッパが美味しいベーグルを買ってきてくれました。
breakfast in Long  Island
 何もせず、のんびり座っているだけ…。それだけで満ち足りた気分になるのは久しぶりでした。
 感じるのは風… 聞こえるのは鳥のさえずり… 


 午後のひと時、大我はナナのお料理のお手伝い…
 
 そのあと、どこへいったかと思えば…
 お庭のスプリンクラーにいたずらしとるではないか!
Tiger in LI1

 手入れの行き届いたパッパご自慢のガーデンは花盛り!
Poppops Garden


 中庭でのキャッチボールする(させられている?)ノエルとパッパ
ball in the garden

 ロングアイランドのビーチで今年初海水浴。
 ビーチの石は、まん丸でとっても綺麗でした。水も澄んでいてとてもキレイ!
 地元の子供たちが「あ・そ・ぼ!」と寄ってきました。
Tiger at Beach

 おいしいアイスクリーム!
Ice Cream


 そして、2日目の夜には親戚一同や友人ファミリーが集まってのBBQパーティーを開いてくれました。
 大我パパもお料理に腕をふるって大好評!奥様方からレシピを教えてくれと大絶賛を受けていました。
 ノエルおばちゃんの甥っ子姪っ子(ナナとパッパの本物の孫たち)も大集合だったので、大我は同年代の子供たちと思いっきり外庭で遊びました。サッカーしたり、ドッジボールしたり、鬼ごっこしたり…
 子供は遊びの中で、自然にいろんな事を学びます。大我はあっという間にちょっとした英語をマスターして、子供同士の会話を始めていました。

 ほんとにほんとに楽しいひと時…
 帰りたくなかった大我でした。


 名残はつきませんでしたが…
 翌朝、ロングアイランド鉄道でロンコンコマ駅からクーンズを通り、ペンステーションまで電車でニューヨークシティへと帰った大我でした。

 とってもあったかなナナ、パッパ、ありがとう!
 また絶対来るからね!


イーストリバーをぶっ飛ばす! - 2008.09.05 Fri

 大我には大切な「ファミリー」がNYにいます。大我ママの旧友「ノエルおばちゃん」とそのご両親。

 ノエルおばちゃんは、NYCの東にあるロングアイランドの出身ですが、現在は西海岸オレゴン州ポートランド在住!はるばる8時間かけて(遠っ!国内なのに…!)会いに来てくれました。マンハッタンで合流して一緒にロングアイランドの実家に向う計画なのです。

 この日、大我は前日から来てアパートに泊まっていたノエルとともに、マンハッタン南端のSouth Street Sea Portという港公園に行きました。そこでノエルのご両親ナナ&パッパと落ち合ったのです。二人は大我にとって「ニューヨークのじいじい・ばあばあ」なのです。

ノエル、ナナ、大我とパッパ
netusil family

 とっても仲良しのナナとパッパ。もう80歳近くで物静かですが、精神は若々しくとーってもファンキーなのです。
 快晴の空の下、デッキをそぞろ歩きしながらちょっと素敵なお話を聞きました。South Street Sea Portの界隈は、お二人にとって思い出深い場所なのだそうです。宝石商のパッパが一番最初に働いていたお店はこのあたりだったそうです。そして看護師だったナナはすぐ近くの看護学校でナースとしてのトレーニングを受けていたそうで…、つまりここらあたりでお二人は60年ほど前に出会って恋に落ちたんですって…!結婚されたお二人は後にロングアイランドにマイホームを建てられて現在に至るわけですが、ナナが教えてくれました。「ロングアイランドのあの家に引っ越して新しいスタートを切ったのは、45年前の今日なのよ!すごい偶然だわ。ねえルー(パッパの名前)?」
 にこにこお話しするナナ。「そうだったかね?」とポーカーフェイスのパッパ。大我はそっとパッパとナナの間に滑り込んで二人の手をとってにっこり。仲良く手をつないで先を歩いていく3人。それはどう見てもじいちゃんばあちゃんと孫でした。

 「大我をボートに乗せてあげれば?楽しいよ」
 生粋のニューヨーク育ちパッパのアイデアで遊覧船に乗ることに。遊覧の種類やコースは豊富でしたが、パッパが選んだのはなんと「SHARK」!超高速でぶっ飛ばすジェットコースターみたいなボートです!「心臓の弱い方、妊婦さんはご遠慮ください」と書いてありますがな…。ナナ&パッパはかなりのお年寄りだけど大丈夫なのかあ?との心配をよそにちゃっちゃとSHARKの船着場へ向うお二人…。
 大我はわくわく!
 
 もうすぐ出発です!待ちきれない大我。
 Tiger on Shark

 SHARKは想像以上でした。 
 「帽子が飛ばないようにつばを後ろにして深くかぶらないと!」と叫んだのも束の間、抑えようがどないしようが帽子なんてぜ~んぶぶっ飛ぶ猛スピード!無理!それどころか息が出来ない!空気が吸えない!びびる…

 帽子、脱ぎました…
Tiger on Shark2

 そんなスピードの中、大我は楽しくて…楽しすぎて…笑いが止まらんハイな状態に!
 ナナとパッパは、フツーの遊覧船に乗ってるかのようにフツーに座って景色を眺めていました!
 (みんな帽子は脱いでましたが…)
 なんだかとってもシュールなひと時でした。

 自由の女神の前ではエンジンストップ。写真タイム!
 大我は、自由の女神とハイタッチ!
Tiger on Shark3
 ほんとに大我はSunshine Boy
Tiger on Shark4

 夏休みのちょうどこの期間、イーストリバーでは特別な企画がありました。このSea Port周辺の川の上に巨大な人口の滝が4つも造られていました。前衛アート作品らしいのですが、昨今深刻な問題となっている地球環境から「水」について考えようというテーマで造られたそうです。ボートはその4箇所も巡ってくれて大サービスでした。

 ブルックリンブリッジの下に造られた滝
Water Fall
 パッパは、「これのどこがアートなのかねえ?」とつぶやいていましたが、滝に接近すると水しぶきがいっぱい降ってきて「冷たくて気持ちいい!」と大我は違った角度から大絶賛していました。
 降りた瞬間「も一回乗ろうよー!!!!」と叫んでいました!

 あとは大道芸人のアクロバティックな曲芸を見たり…
Street performer
 屋台でトラ模様のタトゥー(スプレーペイント!)をしてもらったり…
Tatoo
Tatoo2
どうだー!

 子供大我は大満足の一日でした。
 そして、みんな揃ってロングアイランドへ帰ったとさ…

 着いて早々…、
Dancing Nana & Tiger
 オルゴールに合わせてダンスを始める大我とナナ…

夢か幻か…?目の前にあの巨匠が! - 2008.09.02 Tue

 決して解決することの出来ない悩みが大我にはあります。
 エルヴィン、マイルス、コルトレーン、モンク、バド、ブレーキー、ピーターソン…。
 その生演奏を聴くことは不可能なのです。
 数えだすときりがない、星になってしまったジャズ界の巨匠達。でももう亡くなってしまわれていてはどうしようもありません。しかし、中にはご存命でありながらもさまざまな事由で、演奏活動を行っておられない巨匠もおられます。それがまた何とも悔しいんです。そんな巨匠の筆頭がトランペッターのフレディ・ハバード氏。天才的なひらめきで数々の名演を残してきたスーパースターですが、残念なことに50代半ばという油の乗りきった時期に唇を痛めて演奏活動が出来なくなってしまわれ、ステージでその姿を見ることが出来なくなってしまったのです。
 …と、一言でさらりと簡単に書いてしまいましたが、ご本人にとっては簡単に言葉に表現できないほど、察するに余りある地獄の苦しみだったにちがいありません。Be-Bop最盛期から90年代まで第一線でジャズを引っ張ってきた華やかな大スターです。まだまだジャズの世界でやりたいことが山のようにあったはず…。いえ、それよりも、吹きたくて、吹きたくて、ただトランペットを吹きたくて仕方なかったはずなのに、「吹けない」って言うのはどれほどの苦しみであったかと思います。「聴けなくて残念だ」などと感想で片付けては失礼…そう思っていました。でも残念でたまりませんでした。

 しかし、夢みたいなことはあるものです。
 フレディ・ハバード復活
 少しずつ活動を再開されていたそうですが、今回復活のCD発売となり、それを記念してのステージを大我は観ることができたのです!大我のお気に入りのエルヴィン・ジョーンズのDVD「至上の愛」でトランペットを吹くフレディの雄姿は何度も繰り返し観てきた大我ですが、今回初めて生で聴けるのです!

 Iridiumでのこのライブは、フレディ70歳の誕生日も祝うとの趣向でなんと5Days! しかもメンバーがすっごい!それが入れ代わり立ち代り登場…。出来ることなら毎日通いたいくらいでした。
 フレディ氏、開演時間になっても現れません。ちょっと心配して待つこと15分・・・物凄いオーラを感じお店の入り口を見上げると、お付きの大男3名と御到着!入場されるとバーカウンターに直行!駆けつけ3杯グウィット飲み干し笑顔で楽屋へ。その姿を見てひとまず安心!さらに待つこと15分。その間も店員がカウンターと楽屋をお酒を持って何往復もしていました。・・・ちょっと心配。そしてメンバー全て登場した最後にMrフレディが上機嫌の赤ら顔?で登場!!!もうその立ち姿だけでも涙もんで、一瞬で会場の空気が幸せ色一色に包まれました!往年のほとばしるパワーや鋭さこそ見られないものの、そのたおやかなフリューゲルホーンの音色にはOne and Onlyの輝きは失われておらず、気心の知れた仲間とのステージでの再会を心から楽しんでいる感じがしました。


大我が観た夜のクレジットは以下の通り

Freddie Hubbard (frugelhorn)
Larry Willis (piano)
James Spaulding (alto sax, flute)
Yavon Jackson (tenor sax)
David Weiss (trumpet)
Steve Davis (trombone)
Santi DeBriano (bass)
Louis Hayes (drums)

Tiger@Iridium
後ろのポスター見えますか?
トロンボーンCurtis Fuller ドラムJoe Chambersっていうラインナップもあったんです!!

 Iridiumのステージは、ビッグバンドも出るのでとても広いですが、そのステージが狭く見えるほど圧巻の5管!大迫力でしたが、バランス的に目の前の管セクションが迫力がありすぎて、遠かったピアノがあまりよく聞こえないくらい。リズムセクションはとても強力。初めて見るベーシストのサンティさんはきっちりしっかり、キレのあるサウンドでバンドを引き締めていて、今回聴けて「儲けもん」的な感じがしました。そして、ドラマーが巨匠ルイス・ヘイズ氏!大我大興奮!もちろんドラムセットが一番良く見える位置に陣取って、巨匠のドラミングをじっくり楽しみました。


 ステージ中、フレディ氏のしぐさや行動を見ていた大我がくすっと笑いながら一言。
「なあなあ、日野さんもおんなじコトするやんな…」
リーダーなのに、自ら床のコードの絡みを直したり、激しいプレイでズレたドラムセットの位置を調整しに行ったり、他のホーンセクションのソロ中に厳しい表情で近付き、鋭い眼力で支持を与えたり、はたまた演奏中のピアニストの耳元で冗談を言って大笑いしたり、ベーシストにはもうワンコーラス弾けとはやし立てたりと、やり方とか…、やることなすこと、日野皓正氏のステージ上の行動ととっても似ていると思ったようです。
 親交も深い東西のトランペッター、メンタリティが似ているのでしょうね。
 でも、汗だくで思いっきり叩きまくるルイス・ヘイズ氏には何のリクエストも無し。
 日本では良く言われます。(ニセモノやナンチャッテ評論家に・・・)「人のソロ中、音量を落として叩かないと、ソロをしている人の音が聞こえなくなるので失礼だよ」と。
 もちろん分かっています。BGM的なラウンジジャズや声量の無いヴォーカリストの後ろなどでは、そうせざるを得ませんのでそんな叩き方はしません。大我はそのような時、非常に不完全燃焼になるようで嫌みたいです。
 フレディー氏やマイルス、モンク、コルトレーン、ピーターソン各氏などのバックで演奏するドラマー達は、ガンガンにぶっ飛ばします。それに触発されるようにフロント陣も持てるパワーを出し切る演奏をし、一体感が生まれていきます。
 大我が好きなのは、そういう一体感(躍動感)を創れるジャズなのです。
 限界までやってみるという演奏経験をしないまま、「心地よい」と言われる「綺麗なジャズ」を追い求めている若手ミユージシャンが沢山いるように思います。出し惜しむのか、怖いのか…。そして悲しいかな、そういう人ほど自身に対する言い訳や講釈は一流だったりするのです。
 若手に限らず、時々、大我のライブに飛び入りをする中堅やベテランの方々でも、「あんなパワーで叩かれると、こっちは何もできないよ~自分の音がお客さんに聞こえないよ~」と回りに愚痴をこぼされることがあります。音が届かないという事実、それは若い時にガンガンにやり尽くした経験が無いと言うことを物語っているのです。それに気付かないのです。
 お年を召し、最近は少々おとなしく演奏されているNYやハーレム、ニューオリンズの巨匠たちも、大我とプレイすると一気に昔やり尽くした音量(パワー)にもどり、汗だくで演奏されます。大我の音量なんか一発で吹き飛ばします。大我はこのバトルがとっても大好きだそうです。負けるもんか~って、その瞬間瞬間、持っている全てを出し切るのです。出し惜しみ無し!
 静かに演奏する事は直ぐ出来ますが、激しい演奏になった時に即反応できません。やれる時(若い時)にやり尽くしておかないと、反応(会話)する幅が狭くなる気がします。ジャズミュージシャンとしての幅さえあれば、「心地よいとか、綺麗に聴こえる様なジャズ」は、曲調やプロデューサーの意向に沿うような形ではいつでもできるはずです。
 ルイス・ヘイズさんやロイ・へインズさんは幅の広い豪快なドラミングがひとつの大きな魅力です。だからこそスターなのです。体力がある限り、叩きちぎってください!!!そう心から思っている大我です。
 フレディ氏や日野さん、そしてロリンズ氏などが何歳までガンガンに吹きちぎってくれるか分かりませんが、いつも期待をこめて見つめているのです。


 ライブ後…
 まずは憧れのルイス・ヘイズさんにご挨拶。ルイスさん、今までCDでしか聞いたことがなかったので分かりませんでしたが、その骨太なドラミングからは想像できない優しい物腰の方でした。物静かでむしろ女性的な感じがしました。全員スーツの中、一人だけサマーニットの白いセーターに大きな個性的なペンダントをしておられ、とてもおしゃれな方とお見受けしました。
 ルイスさんは、大我にゆったりした笑顔で「君の事は聞いて知ってるよ!頑張ってね。」と何度も優しく肩を叩いて下さり、一緒に写真をとってくださいました。
大我&Mr. Louis Hayes

 ここで、びっくり…。大我とルイスさんがカメラに向ってポーズをとっていると、なんと周りが知らない人のカメラだらけになっていました。他のお客さんがこの2人のドラマーのレア2ショットを取ろうと集まってきたのです。大我もルイスさんも何事かときょとんとしていました。

 フレディさんはさすがに大スター。バックステージでも本当にたくさんの人が彼に挨拶をしたり、握手を求めたり…。フレディさんは、とってもおしゃべり好き。ものすごく気さくに、どなたに対してもまるで親友に会ったかのように楽しげにお話をされていました。大我も初めてご挨拶をしました。ゴキゲンなフレディさんは小さな少年ドラマー大我に興味津々で、いろんなことを尋ねられましたが、バスター・ウィリアムズさん、ベニー・グリーンさんとトリオでレコーディングしたという話になると、しばし絶句。大きな目をさらにサッチモの様に大きく見開いて、やっぱりものすごーくびっくりされていました。バスター、ベニーの二人ともとバンドを組んでおられたことがあるフレディさん、とても信じられないといった様子で「Are you THAT good?」(きみはそれほどまで上手いのか?)と尋ねられました。「Yes!」と大我。やるもんだ!フレディさん大笑いして、「そりゃ聴かないと!NYでライヴはないのか?」「7月7日にエディーさんと・・・」と答えるとマネージャーに「俺もSMOKEにいくから」と。マネージャーから「その時期は南米ツアーです」との返事にがっかりされ(こちらもガッカリ・・・)「今度機会があれば必ず行くよ!CD聞かせてくれよ!日野にヨロシク!」と固く握手して下さいました。

大我&Mr. Freddie Hubbard
 後ろにはフレディさんの晩御飯が…!冷めてしまわないか心配でしたが、そんなことお構いなしで夢中でお話してくださった気さくな大スター。感激です!
 
 バックステージから戻る途中、トロンボーンのスティーブ・デイヴィスさんとすれ違いました。
「あー!キミ!えーっと!Tiger?!」と突然叫ぶスティーブさん!
「どこかで一緒に演奏したよ…どこだっけ!あー悔しい!思い出せない!」と苦しんでおられましたが、こちらもどうしても思い出せず…。思い出したらメールするよ!2ショット撮ろうよ!ということになりパチリ!お送りすることを約束してお別れしました。

 今回発売するCD「On The Real Side」からの曲などを演奏されたのですが、大我、1曲目の個性的なテーマの運びがとっても気に入ったようで、帰りに口ずさんでいました。
 後にニューオリンズへ行った時にも、カーラジオから流れるメロディを聴いて「あっ!こないだのフレディの曲や!」と叫んでいました。すっかり気に入って頭に焼きついてしまったようです。

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