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2008-08

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AMERICAごはん - 2008.08.27 Wed

 大我はニューヨークが大好きです。
 しかし、「住みたい?」と訊かれると、「そら住みたいです。でも…ちょっと…困ることがある…」
と、急に歯切れが悪くなっちゃいます。
それは、AMERICAごはん。


 やっぱり日本の味覚に勝るものはないと子供ながらに感じているようで、ニューヨークではレストランへ行っても食べたい!と思うものがあんまりないのです。
 AMERICAごはんは、どんな感じ?
と、たずねると、
 「とりあえず、でっかい。ほんまにでっかい。そんなぎょーさん食べられへん…。しかも、あんまり味がない。ケチャップとかマヨの味だけ…」

 実際見てみると…
meatloaf
 ハンパないでかさです。
 ちなみにこれは何かといいますと、大我ちゃんご注文のミートローフ。
 そらそんなに食べられませんよね
(この写真を見たアメリカ人の友人は、「Oh, God!How embarrassing! (ああヤダ…恥ずかしい…)」と顔を覆っていました)


 パスタも大我は大好きですが、NYでは何か味に幅がないように感じられました。
 それは、中華も同じ。いまひとつ、なんか足りん感じがするんです。

 そんな中、まあこんなもんでしょう…と納得して食べられたのが、チーズバーガーでした。
 具材をパンに挟んでケチャップかけるだけなので、料理と呼ぶほどの物でもないですが、その分、極端にまずくもなりませんし・・・
 というわけで、NY滞在中、レストランではじっくりメニューを見ることなく、「とりあえずチーズバーガーにしとく!」大我でした。
大我のNY生活@カフェ
Village Vanguard近くのカフェで巨大なチーズバーガーに戦いを挑む大我。
(後ろのAmericanな看板がナイス!)


 しかし、ちゃんと探せば、日本に勝るおいしいものもちゃんとあります。
 (チャイナタウンで偶然入った汚い飯店は大当たりだったし、前回の滞在時に行ったMichael Jordan Steak Houseは抜群でした)
 大我的にハマッタのは、まずベーコン。アパートの近所に量り売りの肉屋があり、そこでスライスしてもらうベーコンは厚切りで美味でした。日本の一般的なベーコンとは全く別の食べ物といってもいいほどでした。
 お菓子ではピーナツバターチョコ。「なあ、コレ日本でも売ってるかなあ?」と帰り際には名残惜しそうに数袋買い込んでいました。
 そして何と言ってもベーグル。ユダヤのパンですで日本でも人気ですが、なぜだか何かが根本的に違ううまさです。何が違うのか?作り方?水?塩?歴史?
 そして大人的には地ビール。安くて種類が豊富、そしてうまかったです。

 そして、まだまだ続くこの旅で、大我はおいしいハーレムのSOUL FOODやニューオリンズのお料理にも出会います。お楽しみに!

 
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Mulgrew Piano Trio! - 2008.08.24 Sun

 怒涛のライブ三昧!
 連日の大物ライブがまだまだ続きます。

毎日のようにジャズ史に名を連ねるこんなにすごいジャズマンの演奏を生で聴けるニューヨークって本当にすばらしいー!
地下鉄に乗ってライブハウスへGO!
大我のNY生活2
(コラーッもうちょっとお行儀よく!) 

 この日は、大好きなピアニストの一人、マルグリュー・ミラーさんのトリオを聴きにホテルキタノへ。
 大我のファーストCD「TIGER!」には、「Waltz For Monk」という美しいワルツ曲が収録されています。Jazz Messengersでも活躍したドナルド・ブラウンというピアニストの作品ですが、大我はマルグリューさんのライブ演奏を収録したCDを聴いて感銘を受け、お気に入りのレパートリーとなったのです。マルグリューさんのピアノは聴く人の心にしっとりと響く歌心ある唯一無二のサウンドで、いつの日か共演してみたいと憧れる偉大なミュージシャンの一人なのです。

 さて、ホテルキタノは日系ホテルなのでメニューにお寿司があります日本で食べるお寿司と比べるとそりゃちょっとへんてこなものもありますが、食べるものがあまりおいしいとは言えないニューヨークでは、お寿司は大我の救世主なのです。ライブ前に、鉄火巻き(大好物!もちろんサビ抜き)をほおばる大我、突然に他のお客さんから「大我クン?」と声をかけられてビックリ。2ショット写真をお願いされちゃいました。ちょっとうれしはずかし…、慌てて鉄火巻きを飲み込んでポーズ
 そして演奏前にマルグリューさんにご挨拶。「ドゥユーリメンバーミー?」「Of course!」と握手(やっぱり手がでかかった!・・・大我談)
 マルグリューさんとは、大阪で一度お会いしたことがありましたが、今回、大我がバスター・ウィリアムズさん、ベニー・グリーンさんとクリントンスタジオでレコーディングした話を聞いて、目を丸くして「何?今、誰と何処でレコーディングしたって言った??!!??!」と、しばし言葉を失うほどびっくり仰天されました。早速メンバーやスタッフに「このコはタイガーっていうんだ!まだ9歳だけど、すごいドラマーなんだぞ!誰とレコーディングしたと思う?いいか?よく聞けよ!バスター・ウィリアムズとベニー・グリーンとだぞ!クリントンスタジオでだぞ!」とまるで自分の身内を自慢するかのように、大きな体を揺らしながらお話して下さってました。
 2年ほど前、大阪でお会いした時の2ショット写真です。
Mulgrew Miller 2shot


トリオメンバーは以下の通りのクレジット

Mulgrew Miller (piano)
Ivan Taylor (bass)
Rodney Green (drums)

 …でしたが、ドラマーはRodneyさんではなく、とても若い黒人の少年(20歳ぐらい?)でした。トラ(代役)かな?ユリシス・ナントカ(姓を忘れてしまいました)くん。MCによると、マルグリューさんがジャズを指導してきた弟子のような印象をうけました。Rodneyさんを聴きたいなと思っていたので、どうなんだろう?とちょっと不安でしたが、このライブは意外とこのユリシスくんの溌溂としたドラミングが大健闘の素晴らしいステージとなりました。音そのものよりも、生まれ持った天性のバネとリズム感で、物おじせずに逆にベーシストを自らぐいぐい引っ張ってリズムセクションを組み立てていく大胆さがあり、とても好感が持てました。

 マルグリューさんのピアノはやっぱり歌心に溢れていて、それを目の前で聴くとことさら感動的でした。客席には背中向きのピアノ配置でしたが、大きな背中がすっぽりグランドピアノを包み込み、心地よい音の数々が表面張力で満ち溢れたピアノの淵から時に優しく時に激しく流れ出し、その温かなグルーブにただただ酔いしれました。

 帰り際、バイバイと手を振る大我に「CDはいつ出来るの?」とマルグリューさん。「October(10月)」と答えると、「秋に日本に行くからCD聴かせてくれよ!会えるのを楽しみにしてるよ!」と言ってくださいました。今からマルグリューさんに再会する秋が楽しみな大我です。
 
 

Jazz Standardへ行きました - 2008.08.22 Fri

 New Yorkにはたくさんのジャズクラブがあります。でも数としてはひょっとすると東京の方が多いかもしれません。ただ、大きな違いとして一番びっくりするのが、お客さんの多さです。ビッグネームが集まる街だということも大きな要因だとは思いますが、有名クラブはどこも満席です。ちゃんと前もって予約しておかないと入れなかったりすることはしょっちゅうです。しかも座席は来たもん順なので、予約していても早めに行かないとものすごく後ろの方か端っこにしか座れなかったり…。 ジャズファンとしては、このように多くのジャズクラブでお客さんが熱狂してジャズという音楽を楽しんでいるのを見るのはとてもうれしいです。(思いつきでジャスクラブへ行こうと思っても入れないことがあるので、それはちょっと残念なこともありますが…)

 この日、大我は人気ジャズクラブ「Jazz Standard」へ行ってきました。ここは、1Fが「Blue Smoke」という評判のバーベキューハウスで、同じメニューが地下の「Jazz Standard」でも楽しめるのです。(でも早く食べないとすぐ店員が片付けに来るので注意してください)大我はちょっと早めに行って1Fの「Blue Smoke」で時間つぶし。するとチビッコ用のグッズをウエートレスのお姉さんが大我に持ってきてくれました。
しばしソレに夢中の大我
大我のNY生活@Blue Smoke 生クッキー生地に飾り付け
大我のNY生活@Blue Smoke1 すごく凝り性さん…星条旗模様の豚
ウエートレスさんも大絶賛!厨房でも「こりゃ傑作!」と評判だったそうです!
大我のNY生活@Blue Smoke2 焼きあがり~!うまいっす!

 そうこうするうちに「Jazz Standard」がオープン!
 クレジットは以下の通り。

George Coleman (alto sax)
Eric Alexander (tenor sax)
Harold Mabern (piano)
George Coleman Jr. (drums)
(スミマセン。どうしてもこの日のベーシストの名前を思い出せません。とても優しそうそうな若い白人の方でした)

 大御所ジョージ・コールマンさんは、大我が大好きなマイルス・デイヴィスのCD「Four And More」(大我HPのお気に入りのページでも紹介しています)でマイルスとともにサックスを吹きちぎっていて、もの心が付き始めた頃から何百回と聴いている大我ですが、生でそのプレイを聴くのは初めてです。
(そういえば、当時大我のお家によく遊びに来ていたドラマー・ミシナ タケシさん、大きなヘッドホーンを頭に載せノリノリでCDを聴いている3歳の大我に「大我それ何を聴いてんの?チョット聴かせて」と大我のヘッドホーンを取り耳にあてた瞬間「お前ナンチュウCD(Four And Moreです)聴いとんねん!!!3歳児がこんなん聴いて何でノリノリになれるねん???」「だってな、メッチャカッコエエねん!セヴンステップストゥヘヴン!」と・・・。ミシナさんがその場で倒れこんだのを思い出します)
 テナーは前回の渡米時にSMOKEでセッションしたことがある人気奏者エリック・アレキサンダーさん。名実ともにトップ奏者として現在のジャズ界を引っ張るプレイヤーですが、この日はなんだかとても控え目なプレイで、ご年配となった大先輩の巨匠コールマン氏をサポートすることに徹しておられるように感じました。ドラムはクレジットを見ていただければわかると思いますが、コールマン氏の御子息でした。ものすごい巨漢!大きな体をゆすっての迫力のあるドラミングでした。
 しかしこのクインテット、1曲が長~い!各15分から20分くらい。ちょっと長すぎて頭がぼーっとしてきそうになりましたが、そんな中でもきらりと光る存在感で呼吸と血流を促してくださったのが、ベテランピアニストのハロルド・メイバーンさんでした。失礼ながら、たぶん、道ですれ違ってもそこらへんのおっちゃんと思ってしまうような風貌の方ですが、その演奏は洒落っ気と泥臭さ、熱さとクールさがちょうどよいバランスでブレンドされ、物凄くかっこよかったです。アメリカには世界的に超有名ではなくとも強烈なプレイヤーが沢山います。ぜひまた聴いてみたい!と思わせる魅力あるジャズピアノでした。

 セット終了後、ぜひハロルドさんとお話したいと思い、声をかけてみました。
 ハロルド・メイバーンさんと2ショット!
大我&Mr. Harold Mabern
 大我が英語で挨拶すると、なんとハロルドさんは、大我のことを噂で聞いて知っている!と言って逆にすごく感激して喜んでくださいました。
 そしてハロルドさん、「ジョージに会わせなきゃ!」とそのまま大我の手を引っ張って、ぐいぐいバックステージへ。「ジョージ!ほら!噂のドラマー、タイガーが来てるよ!」と大我をコールマン氏に紹介してくださいました!ハロルドさんの熱弁にコールマン氏も目を丸くしてびっくり!
 ってことで、巨匠ジョージ・コールマン氏とも2ショット!
大我&Mr. George Coleman

そして、こちらが、ドラムのジョージ・コールマン・ジュニア
大我&Mr. George Coleman Jr.
 本当にでっかい!大我の3倍か4倍くらいはありそう!
 でもとっても優しい方でした。大我のドラムを聴きたいからSMOKEのライブへ行きたいなあ…行いけるかなあ…と何度も日にちを確認しておられました。
プレイヤーの皆さんにお別れをして店を出ました。入替制で次の入場を待っている行列の横を通って帰る大我を見つけた沢山の人が「Tigerだよね?」と入れ替わり立ち替わり握手を求めてきてくださり、「ガンバッテネ!」と応援の言葉をくださいました。「ハイッ!」と元気よく答える大我でした。

 この日の余談…
 本文にも書いたとおり、早めにお店に着いた大我、ちょっと早すぎたので時間をつぶそうと1階の「Blue Smoke」に入ったわけです。すると入ったとたん、土砂降りの大雨になりました…
 …そして、もちろん帰る頃には雨はすっかり上がっていましたっとさ…


Village Vanguardの長~い夜 - 2008.08.09 Sat

 ジャズの歴史に残る巨匠たちの名演は、何度聴いても新しい発見があり、感覚として学ぶところがたくさんあります。生で聞けないのが残念ですが、ラップトップにたくさんのCDを取り込んでアメリカへ持って行き、繰り返し繰り返し聴いている大我。でもやっぱり滞在中にはできる限り生でいい演奏も聴きたいものです。

 そこで、出かけました。老舗ジャズクラブVillage Vanguardへ。
village vanguard

 重鎮ルー・ドナルドソンさんのカルテットです!ルーさんといえば、何といってもBoogaloo!大我が1stアルバム「TIGER!」の中で演奏した「Tiger's Boogaloo」のリズムは、ルーさんの演奏で一躍脚光を浴びた「Alligator Boogaloo」へのオマージュでもあったのです。元祖のファンキーな演奏をぜひ生で聴きたい大我なのです!
 そして、どうしてもこのライブを見逃せない理由がもう一つありました。現在世界のジャズ界を第一線で引っ張るドラマーの筆頭として大我が大変尊敬しているドラマー、ケニー・ワシントンさんがスティックを握るのです。素晴らしいドラマーは世界にはたくさんおられますが、本物のBe-Bopの泥臭く熱い空気をここまで出せるドラマーは、ケニーさんをおいて他にいないと思っています。恐れながらもあえて深い敬意を込めて呼ばせていただけるなら、ケニーさんは、ジャズ一筋の本物の「ジャズドラムバカ」なのです。ジャズミュージシャンの中でジャズアルバムコレクションは世界№1!その中の演奏内容をすべて記憶しているのも世界№1!!(あるNYのミュージシャンから以前聞いた事があります。「演奏中、ハッキリと覚えていないテーマ部分のコードを自分なりに進行すると直ぐケニーに指摘されるんだよ」と。そうなんです、アレンジして良いところとしてはいけないところを頑固に守り続けているのです。ケニーさんは、先人たちが創り出した音楽に敬意をもって取り組んでいる真面目なジャズバカなのです。)
 ケニーさんとは、前回の渡米時にお会いしてジャズドラムについて沢山の事を教えていただいたり、来日された時に電話でお話したり、Eメールで近況報告したりでしたが、結局2年半ぶりのご対面となりました。

この日のクレジット。

Lou Donaldson(sax)
Michael Weiss(piano)
David Wong(bass)
Kenny Washington(drums)

 この日メンバーの中で一番にVanguardへやってきたのは、ベーシストのDavid Wongさんでした。チューニングをしながら一番前に陣取っていた大我をチラリと見てしばし考え込むWongさん。大我も考え込む…。どっかで会ったことがある…。そうでした。東京ブルーノート公演時のRoy Hanesさん(巨匠ドラマー!)のベーシストでした!ほぼ同時にWongさんも思い出したようで、「Tigerくん?だよね?久しぶり!」と声をかけてくださり、ハグをして近況報告を。Wongさんはステディで的確なベースサウンド。なんとも言えないクールな存在感で、今やNYのジャズシーンでは引っ張りダコの若手ベーシストです。
 他のメンバーとは演奏前に会うことが出来ないまま、1stセットがはじまりました。
 ケニーさんのその演奏はやはり強烈。力強くそして優しい音とリズムに心から酔いしれました。
 初めて聴く生のルーさんの演奏も本当に楽しかったです。もっと淡々としたジャズかと思っていたのですが、なんとも温かく楽しい人間味あふれる音楽!長く活躍して来たジャズマンの余裕と貫録を感じました。MCも絶妙(大我には訳せないキワドイ話もあり・・・)で演奏時とのON・OFFがうまく交差する楽しいステージ!
大我&Mr. Lou Donaldson2
 演奏の合間、ソロを終えたルーさんがなぜか大我のとなりに…
 まるでおじいちゃんと孫…

 あっという間に1stセットの最後の曲。ルーさんがメンバーの紹介をし、その最後に「本日は素晴らしいゲストがここに来られています。Tiger!」・・・・・・・???
 NYのライヴでは、その日のライヴを聴きに来ている著名なゲストを必ず紹介します。
 「えっ?何故?演奏前にご挨拶できなかったルーさんがなんで大我の事を知ってるの???」
 大我もキョトンとした顔。慌てて観客の皆さんに微妙なスマイルで頭をペコリ!

 1stセット後、ルーさんにきちんとご挨拶をしに楽屋へ。
大我&Mr. Lou Donaldson
「ナイスミーチュー、サー!アイム、タイガー」とナンチャッテ英語で挨拶する大我。「Nice to meet you, too! I'm Lou Donaldson. I know you. Do you wonna play in the next set?」「イエス、サー!」
 展開が早い・・・!
 Village Vinguardで叩く?
 ケニーさんを差し置いてルーさんと?
 ジャズミュージシャンにとってこの伝説的なハコで演奏するのは夢の夢のまた夢!
 しかし大我は即答で「イエス、サー!」 
 そうです!遠慮していてはいけないのです!こんな名誉なチャンスは何十年ジャズをやっていても簡単には巡って来ません。この4年間誰よりも多く緊張する場面を体験してきて、それを良く分かっている大我。だから躊躇はなしです!

 今回のルーさんをはじめNYの大物ミュージシャン達は、演奏を聴いたことがない相手であっても、自分が信頼している人からの紹介や噂であるとこのように突然ステージに上げるのです。
 そのステージのリーダーがOKと言えば、他のメンバーはNoと言いません。そしてほとんどのドラマー(大物であっても)がこころよくバトンタッチしてくれます。
 ケニーさんも大我にドラムを明け渡し、真横に陣取ってその演奏を聴いて大喜びでした!演奏中大声で「なんでこんな事が理解できるんだ?!信じられん!!」と子供のようにお腹をかかえて大笑い!心から嬉しそうでした。
 しかし残念なことに、日本のジャズシーンの現状はちょっと違います。大我は何人かに飛び入りを断られた事があります。店やお客様のリクエストを受けてその日のリーダーがOKを出し、ドラムの高さを調整しているとリーダーがやって来て、「ゴメンネ、今日のドラマーが交代するのがイヤだと言っているので・・・」と・・・。何回か大我もこういう悲しい思いをしたことがあります。決して叩けなかった事が悲しいのではありません。日本のジャズ界を代表すると言われる30代40代の第一線ドラマーなのに、なぜだろう?…何か怖いもの(プライド?)が有るのだろうか?リーダがリーダーシップを発揮できない状態でそのユニットが成立し楽しそうに演奏しているのは何か偽善的に見え、何か怖いもの(信頼すること?)から逃げているのだろうか。・・・と純粋に不思議で・・・。

 NYのジャズマンはそこのところは余裕です。なぜ余裕があるのか?それはジャズを愛し、ジャズの歴史に敬意の念を持ち、ジャズで生かされている己を知り、そしてそれを継承していくことの大切さを深く理解しているからだと思います。ジャズという音楽をやる上で不可欠なのはお互いに対する絶対的な信頼と敬意、そして次へ正しく継承していく責任を真剣に考える人間性。もしかしてそういうところが日本のジャズに決定的に欠けているのではないか、これから中核となる日本の若手ジャズマンの多くが本髄を追及することの大切さに気付かないまま、ジャパニーズジャズという小さな世界(市場としては大きいのでやっかいもんです)でライヴをこなして満足しているとすれば、そこには悲しく辛いものがあります。しかし日本の50代以上のジャズマンにはそうでない方が沢山おられます。たとえば日野皓正氏・山下洋輔氏・板橋文夫氏などetc.大我はこのオッチャンたちが大好き!怖くて優しくて大きくて毎回汗をいっぱいかいて演奏する信頼してついていけるジャズポケモンだから!


 さて2ndステージ。
 4小節相手をよく聴く。
 8小節演奏者を理解しようとする。
 12小節相手と会話してみる・・・。後は信頼と笑顔と真剣バトル!
Tiger On Stage@Village Vanguard

 お客さんも演奏者も一つの音楽に惹きつけられていき一曲終わるごとに大喝采!客席からは「More! More!」の歓声が飛び本当に楽しいステージでした!ルーさんもゴキゲン!ピアノのマイケルさんも大我に興味津々でとても楽しそうでした。

 終了後、沢山のお客さんから「NYでライヴをやらないの?」と聞かれ「7月7日9歳最後のライヴをSMOKEでやります!」「ん?今9歳?サインちょうだい!写真も!絶対聴きに行くから!」と・・・

 その後待っていたのがケニーさん!いや、ケニーコーチ!鬼コーチ!
 前回同様、スティックをとりだしマンツーマンレッスン!大我への継承がはじまりました。その目は本当に真剣なのです。
Tiger's lesson with Kenny Washington

 「大我の演奏はリアルジャズ!大我は既にジャズを理解している!だから一番大切なBe-Bopの叩き方を伝える!」と、毎回秘密のアクセントを大我に教えてくれるのです。それはケニーさんもまたこれまでにジャズジャイアンツから口伝えで学んで来たことの数々だったはずです。
 学校では決して教えてもらえません。こういったことは、相手の土壌に踏み込んで、生の言葉と実演をもって体感してこそ受け継ぐことができる物だと思います。自分の土壌で待っていてもだれもわざわざ持ってきてくれたりはしません。大我は自分から飛び込んで自分の物にしています。この日もお客さんも居なくなった後の約1時間近く、ケニー鬼コーチの熱きレッスンはVanguardのステージ上で続きました。
Tiger's lesson with Kenny Washington2


 Vanguardのドアマン…、稀に見るやる気のなさでトビッキリ無愛想、ちょっと笑えるほどの脱力おじさんでしたが、大我の演奏終了後から物凄く愛想のあるオッチャンに変身!最初からやってよ!しかもライヴチャージ要らないって!
 大我、ありがと~!


ひろーいお庭? - 2008.08.08 Fri

 マンハッタンを地図で見ると、ちょうど真ん中の上あたりに巨大な緑地セントラルパークが位置しております。そしてその西側がアッパーウエストサイド、東側がアッパーイーストサイドという地域で、今回大我が滞在したアパートメントは、そのアッパーウエストサイドと呼ばれる辺りでした。
 アパートを出るともう目の前がセントラルパークという好立地!パークの入り口もほんの1ブロック先だったので、大我はレコーディング後、ほぼ毎日のようにセントラルパークを訪れていました。

 深い緑、広い青空、世界有数の大都会にいることを忘れさせるゆったりとした空気が流れるこの空間が、今回の旅では大我の心のリフレッシュになりました。たとえば、ジャズを聴いたり、都会の斬新さに触れることがエネルギーやインスピレーションの源となる「肉やさかな」だとしたら、セントラルパークでのひと時は、血をサラサラにしてくれる新鮮でおいしい「野菜」のような存在でした。ちょっと妙な表現ですが…、おかげでバランスが取れましたってことです。

 ただただゴロンゴロンと芝生に寝そべったり…
大我のNY生活@central park3

 キャッチボールをしたり…
大我のNY生活@central park1

 リスを追いかけたり…
大我のNY生活@central park2
 もちろん、奴らは簡単に捕まったりしやせん。
 ので…、カメラでキャッチ!
Central Park

 日本の公園の芝生には「入るな!」とか「ボール遊び禁止!」などと注意書き看板がよく立っていますが、ここは基本的に何でもOKのようでした。一応看板はあるのですが「あんまり大暴れはしないでね!」程度…。「個々の良識を信じている」というスタンスがとてもインディペンデントな国民性を感じさせます。(グローブでポーズをとる大我の背後ではお誕生会らしきBBQパーティの真っ最中。会場費タダですね

 さて、この夏、地球規模の異常気象で、NYにもほぼ毎日のように夕立が突然やってきました。日本の夏には風物詩ですが、NYでは夕立ちというものは基本的にないらしいのです。
 しかし、そんな毎日でも、もちろんセントラルパークでも(どこでも)、大我が夕立に遭遇してずぶぬれになったことは一度もありませんでした。
 アパートに帰った瞬間に降りだしたりとか…、
 そんなミラクルなNYの日々は続きます



 

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