Halloween@Donfan - 2007.10.31 Wed
日本ジャズ界3巨頭と殿下(本番編) - 2007.10.30 Tue
さて、東京メルパルクホール「愛のコンサート」本番。
皆すばらしい演奏で、言葉にできない。ただ言えるのは、リハ後、無邪気に遊んでいた皆の目つきが真剣になり、ついさっきまでの仲良しモードがあっという間に戦闘モードに!舞台上はバトルの場と化した。
1曲目から突入した日野皓正さんと大我のバトルでは、大我のマレットが折れて吹っ飛んでいった。1曲目からである。あとはご想像のままに…

日野さんと少年ドラマー(奥から和丸、大我、駿)
1st終了後、汗だくで舞台から楽屋に向かう途中、満面の笑みの日野さんに声をかけられた。「大我、オマエすごいね。ちょっとの間にものすごくパワフルになってるよ!」とハイタッチ。そして折れたマレットを指差して「でも出費が多くなるな…」と笑って頭をなでてくれた。
なかなか褒めない恐~い日野さんにそんな言葉をかけてもらって、折れたマレットを手にちょっと自慢げな大我だった。


日野皓正さん(トランペット)、山下洋輔さん(ピアノ)、渡辺香津美さん(ギター)、金沢英明さん(ベース)、藤舎名生さん(笛)、中川秀亮さん(太鼓)、和丸君、石若駿君、そして大我の3人のドラマー達…
年齢やキャリアやジャンルを超えて、ただただ音楽を愛するという気持ち、「楽しくて仕方がない!」というピュアな心が一つになって舞台から溢れ出るような素晴らしいコンサートになった。まさに「愛のコンサート」だった。
1500名満席のお客様から心からの大喝采を受け無事終演。
急いで移動。どこへ?打ち上げである。日野さんの仕切り?いや殿下であった!(…てことでジャケ&タイ着用、脱帽…)
三笠宮寛仁殿下は、我々には想像もつかない世界に生きておられる。メンタリティーも根本的に違うのだろう。昨今色々と図らずも注目を浴びておられる、言わば「異端の皇族」。しかし、殿下が実際どういうお人柄であるのかを垣間見るエピソードを日野さんサイドから聞いた。
日野クインテットは、殿下が代表を勤めておられる柏朋会(今回のコンサートの主催でもある)の国際イベントで海外へ出向いたことがあるらしい。チャリティ系のイベントであったことから、会の一行は経費削減のためにもちろんのことながらエコノミークラスで渡航することに。それをお聞きになった殿下は、なんとご自身の分もエコノミークラスに変えるようにと申し出られて、実際にスタッフと同じエコノミークラスで渡航されたらしい。皇族がエコノミークラス?(航空会社の方が焦ったろうな…)
大我に殿下の印象を聞いてみた。
「ふつうにやさしいおじいさんだったよ」

殿下と2ショット!
皆すばらしい演奏で、言葉にできない。ただ言えるのは、リハ後、無邪気に遊んでいた皆の目つきが真剣になり、ついさっきまでの仲良しモードがあっという間に戦闘モードに!舞台上はバトルの場と化した。
1曲目から突入した日野皓正さんと大我のバトルでは、大我のマレットが折れて吹っ飛んでいった。1曲目からである。あとはご想像のままに…

日野さんと少年ドラマー(奥から和丸、大我、駿)
1st終了後、汗だくで舞台から楽屋に向かう途中、満面の笑みの日野さんに声をかけられた。「大我、オマエすごいね。ちょっとの間にものすごくパワフルになってるよ!」とハイタッチ。そして折れたマレットを指差して「でも出費が多くなるな…」と笑って頭をなでてくれた。
なかなか褒めない恐~い日野さんにそんな言葉をかけてもらって、折れたマレットを手にちょっと自慢げな大我だった。


日野皓正さん(トランペット)、山下洋輔さん(ピアノ)、渡辺香津美さん(ギター)、金沢英明さん(ベース)、藤舎名生さん(笛)、中川秀亮さん(太鼓)、和丸君、石若駿君、そして大我の3人のドラマー達…
年齢やキャリアやジャンルを超えて、ただただ音楽を愛するという気持ち、「楽しくて仕方がない!」というピュアな心が一つになって舞台から溢れ出るような素晴らしいコンサートになった。まさに「愛のコンサート」だった。
1500名満席のお客様から心からの大喝采を受け無事終演。
急いで移動。どこへ?打ち上げである。日野さんの仕切り?いや殿下であった!(…てことでジャケ&タイ着用、脱帽…)
三笠宮寛仁殿下は、我々には想像もつかない世界に生きておられる。メンタリティーも根本的に違うのだろう。昨今色々と図らずも注目を浴びておられる、言わば「異端の皇族」。しかし、殿下が実際どういうお人柄であるのかを垣間見るエピソードを日野さんサイドから聞いた。
日野クインテットは、殿下が代表を勤めておられる柏朋会(今回のコンサートの主催でもある)の国際イベントで海外へ出向いたことがあるらしい。チャリティ系のイベントであったことから、会の一行は経費削減のためにもちろんのことながらエコノミークラスで渡航することに。それをお聞きになった殿下は、なんとご自身の分もエコノミークラスに変えるようにと申し出られて、実際にスタッフと同じエコノミークラスで渡航されたらしい。皇族がエコノミークラス?(航空会社の方が焦ったろうな…)
大我に殿下の印象を聞いてみた。
「ふつうにやさしいおじいさんだったよ」

殿下と2ショット!
日本ジャズ界3巨頭と…(リハ編) - 2007.10.30 Tue
(大我パパのレポートでお届け)
10月30日は、「第31回愛のコンサート」に出演した。
これは三笠宮寛仁殿下が会長を勤める団体が主催のチャリティコンサート。収益の一部が障害者のための活動に寄付されるというものだ。
目もくらむようなメンバーがラインナップされている。まず音楽監督は、神津善行氏。それに日本の伝統的な笛の奏者、藤舎名生氏と太鼓の中川秀亮氏が華を添える。そしてジャズユニットがすごい。フロントにトランペット日野皓正氏、ピアノ山下洋輔氏、そしてギター渡辺香津美氏…という日本ジャズ界をリードする3巨頭が一同に会し、正にシンジラレナ~イ組み合わせなのである。そして日野バンドの番頭さんベーシスト金沢英明さんとともにこの3巨頭のリズムセクションという重~い任を勤めるのは、大我を含む日野さんの秘蔵っ子少年ドラマーたち、現在16歳にして日野バンドの正ドラマーを勤める和丸君(沖縄出身)、クラシックピアニストでもある北海道の石若駿君(中三)、そして小三の鬼束"Tiger"大我である。
リハーサル。
(日野さんの場合)
セッティングとサウンドチェックを終え、大御所たちの到着を待つ少年ドラマー3人の前に、(恐怖の)日野さん登場。早速「ドラマー集合!」との号令にピキッと固まる3人!
開口1番「プログラムの曲変えるから」と日野さん。
「え?僕たち、最初から曲目も何も聞いてませんけど…?」という感じで顔を見合わせる少年3人に、日野さんはいつもの調子で「まずオマエら3人でこんな風に始めてさ、そこにオレが入ってさ、それぞれ会話した後最高潮に盛り上がって、こんな風に終わっていく感じで…」と極度にチューショーテキな指示。しかし3人とも日野さんのやり方はよくわかっている。いつもこの調子なのだ。(しかもリハでやった曲を本番でやるとも限らない…)
(渡辺さんの場合)
「何をやろうか?」「HAVANAやる?」と渡辺さん。
以前共演したことのある和丸君はうなずくが、他2人は「???」
「それじゃ、こんな感じで始めて、各ドラムソロとギターの絡みをやって、エンディングはこんなキメで…」と1回流して終了。
(大御所はみな「こんな感じ」か?)
しかしリハーサルから思いっきりぶっちぎる少年たち…

リハ後、控え室で渡辺さんと歓談中の3少年。
(山下さんの場合)
ここでも、日野さんのリクエストでラスト曲変更。山下さんの名曲「五七五」俳句。五・七・五のキメ以外全員フリーで!!!キメ後はフリーの取り合いで先にやったもの勝ちという寸法。(どんなんやーっ?)
しかし、本当に山下さんのアプローチは面白い。皆笑顔になる。一体感を作り上げるオーラがすごすぎる。
その後、伝統音楽の藤舎さんと中川さんのリハ。藤舎さんは、約600年前の猿楽観阿弥の笛方であった「名生」を復活させ襲名された藤舎流笛家元である。和太鼓の中川氏はそのご子息で現役大学生だ。(ご一家はなんと大我とご近所さんだった!しばしご近所ネタで盛り上がる)
リハから中川さんが汗だくの熱演。緊張感がみなぎる。

舞台袖からその様子をじっと見つめていた大我。日本の伝統芸能を一体どう感じたのだろうと感想を聞いてみると「スゴイ!めっちゃスゴイ!かっこいい!」と絶賛。9歳の感性は何かを感じ取ったようだ。
(殿下登場!)
なんとリハーサルから、イヤホンをつけたSP5、6人に守られて三笠宮殿下が登場。出演者と次々に挨拶をされ、邪魔をしないようにとそーーーーっと控え室へ去って行かれた。
(リハーサル後)
まず恒例の日野皓正タップ教室が始まる。
タップは得意の大我、攻撃的に参加。

その後、楽屋で野球大会が始まる。ピッチャー大我、キャッチャーブッチ氏(日野さんのマネージャー)、バッター金澤さん、そこに和丸君、駿君も次々に参加。本番前に全員汗ビショ。
「子供はやんちゃなのがちょうどよい!」と言うような目で見守る日野さん。日野さんに120円もらって自販機でジュースを買ってもらっている姿は、まるでおじいちゃんと孫。仲良し!しかし大我にとっては世の中で一番恐いミュージシャンなのだ…
(本番編へ続く!)
10月30日は、「第31回愛のコンサート」に出演した。
これは三笠宮寛仁殿下が会長を勤める団体が主催のチャリティコンサート。収益の一部が障害者のための活動に寄付されるというものだ。
目もくらむようなメンバーがラインナップされている。まず音楽監督は、神津善行氏。それに日本の伝統的な笛の奏者、藤舎名生氏と太鼓の中川秀亮氏が華を添える。そしてジャズユニットがすごい。フロントにトランペット日野皓正氏、ピアノ山下洋輔氏、そしてギター渡辺香津美氏…という日本ジャズ界をリードする3巨頭が一同に会し、正にシンジラレナ~イ組み合わせなのである。そして日野バンドの番頭さんベーシスト金沢英明さんとともにこの3巨頭のリズムセクションという重~い任を勤めるのは、大我を含む日野さんの秘蔵っ子少年ドラマーたち、現在16歳にして日野バンドの正ドラマーを勤める和丸君(沖縄出身)、クラシックピアニストでもある北海道の石若駿君(中三)、そして小三の鬼束"Tiger"大我である。
リハーサル。
(日野さんの場合)
セッティングとサウンドチェックを終え、大御所たちの到着を待つ少年ドラマー3人の前に、(恐怖の)日野さん登場。早速「ドラマー集合!」との号令にピキッと固まる3人!
開口1番「プログラムの曲変えるから」と日野さん。
「え?僕たち、最初から曲目も何も聞いてませんけど…?」という感じで顔を見合わせる少年3人に、日野さんはいつもの調子で「まずオマエら3人でこんな風に始めてさ、そこにオレが入ってさ、それぞれ会話した後最高潮に盛り上がって、こんな風に終わっていく感じで…」と極度にチューショーテキな指示。しかし3人とも日野さんのやり方はよくわかっている。いつもこの調子なのだ。(しかもリハでやった曲を本番でやるとも限らない…)
(渡辺さんの場合)
「何をやろうか?」「HAVANAやる?」と渡辺さん。
以前共演したことのある和丸君はうなずくが、他2人は「???」
「それじゃ、こんな感じで始めて、各ドラムソロとギターの絡みをやって、エンディングはこんなキメで…」と1回流して終了。
(大御所はみな「こんな感じ」か?)
しかしリハーサルから思いっきりぶっちぎる少年たち…

リハ後、控え室で渡辺さんと歓談中の3少年。
(山下さんの場合)
ここでも、日野さんのリクエストでラスト曲変更。山下さんの名曲「五七五」俳句。五・七・五のキメ以外全員フリーで!!!キメ後はフリーの取り合いで先にやったもの勝ちという寸法。(どんなんやーっ?)
しかし、本当に山下さんのアプローチは面白い。皆笑顔になる。一体感を作り上げるオーラがすごすぎる。
その後、伝統音楽の藤舎さんと中川さんのリハ。藤舎さんは、約600年前の猿楽観阿弥の笛方であった「名生」を復活させ襲名された藤舎流笛家元である。和太鼓の中川氏はそのご子息で現役大学生だ。(ご一家はなんと大我とご近所さんだった!しばしご近所ネタで盛り上がる)
リハから中川さんが汗だくの熱演。緊張感がみなぎる。

舞台袖からその様子をじっと見つめていた大我。日本の伝統芸能を一体どう感じたのだろうと感想を聞いてみると「スゴイ!めっちゃスゴイ!かっこいい!」と絶賛。9歳の感性は何かを感じ取ったようだ。
(殿下登場!)
なんとリハーサルから、イヤホンをつけたSP5、6人に守られて三笠宮殿下が登場。出演者と次々に挨拶をされ、邪魔をしないようにとそーーーーっと控え室へ去って行かれた。
(リハーサル後)
まず恒例の日野皓正タップ教室が始まる。
タップは得意の大我、攻撃的に参加。

その後、楽屋で野球大会が始まる。ピッチャー大我、キャッチャーブッチ氏(日野さんのマネージャー)、バッター金澤さん、そこに和丸君、駿君も次々に参加。本番前に全員汗ビショ。
「子供はやんちゃなのがちょうどよい!」と言うような目で見守る日野さん。日野さんに120円もらって自販機でジュースを買ってもらっている姿は、まるでおじいちゃんと孫。仲良し!しかし大我にとっては世の中で一番恐いミュージシャンなのだ…
(本番編へ続く!)
Burning Bright東京進出! - 2007.10.28 Sun
Burning Bright(鬼束"Tiger"大我、ミキトシヒコ、辻佳孝、権上康志)は昨日の横浜ライブに続き、ツアー3日目を東京TUCで迎えた。Burning Brightの東京進出第1弾ライブである。
東京TUCはオーナーの田中氏が、素晴しいジャズを身近に聴いてほしいという願いから、国内外の素晴しいラインナップを実現している、正に素晴しいハコだ。大我のお気に入りのライブハウスの一つ。

演奏を重ねるたびに新たな目標を掲げ進化を遂げるBurning Brightは、ツアー3日目になりますます一体感を増し、聴き応えのあるステージを展開した。
特に今日は、ベースの権上さんと大我がリズムセクションとして絶妙の絡みを聴かせた。思わずフロントのミキさんもピアノの辻さんもいつにもまして気合の入った熱演となる。
バンドとしてさらに新しい一面や可能性を感じ、今後をますます期待させる内容で、メンバーそれぞれが3日間の集大成として納得の行くステージだった。
大勢のお客様にも暖かな大喝采をいただき、手応えのあるの東京進出を果たしたのだった。
Burning Brightは12月9日にここTUCで、あのスティールドラムの世界第1人者オテロ・モリノー氏をスペシャルゲストに迎えて、冬空を焦がすような熱いライブを展開する予定!
カリブの美しい国トリニダードトバゴの国民的英雄であり、ジャコ・パストリアス・グループに参加してジャズ界に衝撃を与えたオテロ氏の驚異の音楽世界にBurning brightがどう絡むのか?大変楽しみである。白熱のライブになることは間違いなし。
(おまけ)
真剣勝負の3日間を確かな手応えで終えたBurning Bright一行は、TUC終了後打ち上げに!
そこに懐かしい人が合流。Dr.水野篤。ミキさんや辻さんとは旧知のベーシスト。大我ももちろん小さい頃から(今も小さいが…)遊んでもらっていて、よく水野さんのベースプレイのモノマネをしていたものだ。しかし当時京○大学の医学生だった水野さんは大我がジャズを本格的に始めた頃にはドクターへの道を極めるため東京へ移られていた。今も医学の傍らベースは離さないでいる。医者件ジャズマンって意外と多いのだ。
久しぶりに会って、大我が大きくなったこと、そしてイッチョマエなドラマーになってることにびっくりの水野さんだったが、そのマシンガントークは健在、相変わらずじゃべりまくって去って行った。
東京TUCはオーナーの田中氏が、素晴しいジャズを身近に聴いてほしいという願いから、国内外の素晴しいラインナップを実現している、正に素晴しいハコだ。大我のお気に入りのライブハウスの一つ。

演奏を重ねるたびに新たな目標を掲げ進化を遂げるBurning Brightは、ツアー3日目になりますます一体感を増し、聴き応えのあるステージを展開した。
特に今日は、ベースの権上さんと大我がリズムセクションとして絶妙の絡みを聴かせた。思わずフロントのミキさんもピアノの辻さんもいつにもまして気合の入った熱演となる。
バンドとしてさらに新しい一面や可能性を感じ、今後をますます期待させる内容で、メンバーそれぞれが3日間の集大成として納得の行くステージだった。
大勢のお客様にも暖かな大喝采をいただき、手応えのあるの東京進出を果たしたのだった。
Burning Brightは12月9日にここTUCで、あのスティールドラムの世界第1人者オテロ・モリノー氏をスペシャルゲストに迎えて、冬空を焦がすような熱いライブを展開する予定!
カリブの美しい国トリニダードトバゴの国民的英雄であり、ジャコ・パストリアス・グループに参加してジャズ界に衝撃を与えたオテロ氏の驚異の音楽世界にBurning brightがどう絡むのか?大変楽しみである。白熱のライブになることは間違いなし。
(おまけ)
真剣勝負の3日間を確かな手応えで終えたBurning Bright一行は、TUC終了後打ち上げに!
そこに懐かしい人が合流。Dr.水野篤。ミキさんや辻さんとは旧知のベーシスト。大我ももちろん小さい頃から(今も小さいが…)遊んでもらっていて、よく水野さんのベースプレイのモノマネをしていたものだ。しかし当時京○大学の医学生だった水野さんは大我がジャズを本格的に始めた頃にはドクターへの道を極めるため東京へ移られていた。今も医学の傍らベースは離さないでいる。医者件ジャズマンって意外と多いのだ。
久しぶりに会って、大我が大きくなったこと、そしてイッチョマエなドラマーになってることにびっくりの水野さんだったが、そのマシンガントークは健在、相変わらずじゃべりまくって去って行った。
Burning Bright台風の目ライブ! - 2007.10.27 Sat
京都でのCD発売ライブツアー初日に確かな手ごたえを得たTiger, Burning Brightの一行(鬼束"Tiger"大我、ミキトシヒコ、辻佳孝、権上康志)は、大我の家で一泊プチ合宿。9歳の大我はさすがに帰宅してすぐに撃沈したが、大人メンバーはちょっとしたミーティング&反省会となった。それぞれ反省点を次のステージへの課題として生かして行こうとさらに士気を高めていた。
一夜明け、一行は一路横浜へ。しかしメンバー以外にBBにくっついてきたものが…
台風。
道中は常に嵐のど真ん中という過酷な遠征になった。
こんな大雨じゃ、お客さんは来てくれないだろうか…と心配したが、ありがたいことに悪天候にも係らず、大勢のお客様がご来店くださり、ライブは大盛況となった。

しかも、うれしいことに大我も大好きな「おにいちゃんサックスプレイヤー」松井宏樹君が遊びに来てくれた。松井君は京都の某有名大学に8年も在籍した勉強好き(?本当は殆どサックスばっか吹いてたらしい)で、現在は関東で活動中だ。大我やメンバー達のライブにはしょっちゅう参加しているその松井君も1曲飛び入り参加。アルトが2管になって熱気溢れる大熱演が展開された。
2ステ目では、あまりの熱演に大我にアクシデントが…。鼻血出しちゃって、ドラム血だらけにしながらも大熱演の大我だった。
一夜明け、一行は一路横浜へ。しかしメンバー以外にBBにくっついてきたものが…
台風。
道中は常に嵐のど真ん中という過酷な遠征になった。
こんな大雨じゃ、お客さんは来てくれないだろうか…と心配したが、ありがたいことに悪天候にも係らず、大勢のお客様がご来店くださり、ライブは大盛況となった。

しかも、うれしいことに大我も大好きな「おにいちゃんサックスプレイヤー」松井宏樹君が遊びに来てくれた。松井君は京都の某有名大学に8年も在籍した勉強好き(?本当は殆どサックスばっか吹いてたらしい)で、現在は関東で活動中だ。大我やメンバー達のライブにはしょっちゅう参加しているその松井君も1曲飛び入り参加。アルトが2管になって熱気溢れる大熱演が展開された。
2ステ目では、あまりの熱演に大我にアクシデントが…。鼻血出しちゃって、ドラム血だらけにしながらも大熱演の大我だった。
Tiger, Burning Brightの門出 - 2007.10.26 Fri
大我のバンド「Tiger, Burning Bright (鬼束"Tiger"大我(ds)、ミキトシヒコ(as, ss)、辻佳孝(p)、権上康志(b))としてはじめての本格ライブ。
10日に発売になったBurning BrightのCD「What’s Happiness?」の発売ツアーの初日、祇園のアットホームはライブハウス「Pick Up」は満席となった。嬉しかったのは、ストリートやイベントでの演奏を聴いてこの日のライブを予約してくださったお客様が多かったこと。正に音でもって聴く人の心を掴んだという実感が湧く。
内容は、やはり熱血ジャズバンドBurning Brightの特色を前面に、レコーディングセッションで取り組んだアレンジ曲(未収録曲も含め)が中心だった。しかし、そこはジャズ。探究心旺盛なメンバーは、すでに完成状態の曲を、さらにさらにと色んな試みで七変化させる。聴く度に新鮮でエキサイティングなジャズの面白味を再認識できる聴き応えのあるステージになった。

CD「What’s Happiness?」は、メンバーのオリジナル曲で構成されているが、1曲だけメンバー以外による楽曲が収録されている。それが「Father’s Song」。ジャズという音楽に取り組む上で、大我を始めメンバー全員が多大な影響を受けた名ピアニスト市川修さん(2006年急逝)の名曲だ。このとてつもなく美しくドラマチックなスローワルツをミキさんが4ビートアレンジしたBurning Brightバージョンを披露した。実質的に修さんから最も大きな影響を受けたのはたぶん同じピアノの辻さんだろうが、この曲のイントロからまるで「修さんが降りて来たか?」と思うような音。思いの強さがそうさせるのかな… そんな辻さんの渾身のイントロを受けて、ミキさんのアルトはまるでテナーサックスのような深く重厚な響きだった。大我と権上さんも一体感のあるリズムセクションで、大切に思う一曲を見事に「歌い」上げた。

たった4人きりのバンド。年齢はもちろん、性格もバックグラウンドもぜんぜん違う4人。しかし4人それぞれの音楽観が一つの焦点に向かって集約されて爆発的なエネルギーを生み出し、無限大に広がるような独自の世界を作り出していた。
また聴きたいです。また来ます。
多くのお客様がそう言いながら満足げな笑顔で帰って行かれた。メンバー同士だけでなく会場に居た一人一人と、「同じ時を共有した」という絆が出来たような、そんなライブだった。

ライブ後、お店のギターを借りてご機嫌の大我 !
10日に発売になったBurning BrightのCD「What’s Happiness?」の発売ツアーの初日、祇園のアットホームはライブハウス「Pick Up」は満席となった。嬉しかったのは、ストリートやイベントでの演奏を聴いてこの日のライブを予約してくださったお客様が多かったこと。正に音でもって聴く人の心を掴んだという実感が湧く。
内容は、やはり熱血ジャズバンドBurning Brightの特色を前面に、レコーディングセッションで取り組んだアレンジ曲(未収録曲も含め)が中心だった。しかし、そこはジャズ。探究心旺盛なメンバーは、すでに完成状態の曲を、さらにさらにと色んな試みで七変化させる。聴く度に新鮮でエキサイティングなジャズの面白味を再認識できる聴き応えのあるステージになった。

CD「What’s Happiness?」は、メンバーのオリジナル曲で構成されているが、1曲だけメンバー以外による楽曲が収録されている。それが「Father’s Song」。ジャズという音楽に取り組む上で、大我を始めメンバー全員が多大な影響を受けた名ピアニスト市川修さん(2006年急逝)の名曲だ。このとてつもなく美しくドラマチックなスローワルツをミキさんが4ビートアレンジしたBurning Brightバージョンを披露した。実質的に修さんから最も大きな影響を受けたのはたぶん同じピアノの辻さんだろうが、この曲のイントロからまるで「修さんが降りて来たか?」と思うような音。思いの強さがそうさせるのかな… そんな辻さんの渾身のイントロを受けて、ミキさんのアルトはまるでテナーサックスのような深く重厚な響きだった。大我と権上さんも一体感のあるリズムセクションで、大切に思う一曲を見事に「歌い」上げた。

たった4人きりのバンド。年齢はもちろん、性格もバックグラウンドもぜんぜん違う4人。しかし4人それぞれの音楽観が一つの焦点に向かって集約されて爆発的なエネルギーを生み出し、無限大に広がるような独自の世界を作り出していた。
また聴きたいです。また来ます。
多くのお客様がそう言いながら満足げな笑顔で帰って行かれた。メンバー同士だけでなく会場に居た一人一人と、「同じ時を共有した」という絆が出来たような、そんなライブだった。

ライブ後、お店のギターを借りてご機嫌の大我 !
DNAと価値観 - 2007.10.19 Fri
DNAの二重らせん構造を発見したノーベル医学・生理学賞のジェームズ・ワトソン博士(79)の発言が波紋を広げているらしい。
「黒人は知能で白人に劣る」
博士によると、「アフリカの人々(黒人)の知能はわれわれと同じという前提で社会政策がつくられているが、すべての知能テストがそうではないことを示している」…のだそうだ。
根拠は知らないが、この博士は科学者だから統計的事実として客観的な意見を述べたまでで何ら差別的な意味は含んでいないつもりなのかもしれない。しかし、「つもり」ではすまない。DNA研究の第一人者の口からそんな言葉が出ると相当ショッキングだ。
この博士のIQとは比べ物にならない貧相な脳みそだが考えてみた。思うに知能テストなるものが計るもの、それは「白人主導で発展してきた先進国社会の価値観を前提に、それを満たす能力を数値で表したもの」にすぎないのでは?
整った教育環境で育ち、成功し社会的地位や富を得ることを幸せと考え、ハイテクノロジーを駆使した不自由のない暮らしを手に入れる…のならば、そりゃ知能は大事だろう。運と同じくらいに。しかし、そういうことに価値観を見出す社会がすべてじゃない。そして何より、どんな社会であっても「知能」だけが人間の価値を判断する重要要素であるかのように扱うのは恐ろしいことだと思う。しかも人種としてその平均点を評価したところで、個人の資質とは何ら関係ない。それを「事実」だと振りかざすことに一体何の意味があるというのだろう。
一人の人間の特徴は、「知能」の他にも色々な要素からなる。たとえば「身体能力」。たぶん黒人は他の人種を上回るだろう。「リズム感」についてもまたそうだと思う。それもまた特徴。でも、「知能」を示す数値とは違い、これこそ考え方や価値観に関係のない物理的な「事実」だ。
ジャズ界という社会。ここでは「演奏技術」や「アドリブの発想力」、そして「スイング感」やなどがまず命。プロならビジネスセンスも必要かもしれないが、「知能」では到底計れない世界だ。そしてジャズ界においては、「神様」達の多くが黒人だ。黒人たちがその飛びぬけた能力でジャズという文化を芸術の域に押し上げてきたのだ。人種を問わず現代のジャズミュージシャンは、黒人を中心とする巨匠たちが残したこの大いなる遺産に限りない敬意を表し、それを守り発展させるためにジャズに取り組んでいる。
ちなみに、100%日本人である大我のジャズドラムは、よく「黒人みたい」と表現される。それはこの社会でのこの上ない褒め言葉と受け取って喜んでいるし、誇りに思って励みにしている。狭い世界かもしれないが、そこに生きる人間は真剣なのだ。他の社会と同様に…
さて、寿齢の博士…。
この発言が真剣に生きている多くの人々をどれだけ深く傷つけたか、しっかりと考えてほしい。
科学者だから頭で分析するのは自由だが、発言すべきことがどうかの判断が出来ないところがまずどうなんだろう。「知能指数」を量るように、人の痛みがわかるとか、回りに気を使えるといった「良識指数」みたいなものがもし算出できるなら、この博士のその数値はいかほどなのだろうか。そういう意味も含めて人にはそれぞれ得意分野、不得意分野があると痛感する。
人種がどうであれ知能指数の高い人の多くは、たぶん我々が生活する社会にとって有益な人材で、少なからずその恩恵を受けているだろう。しかし、それは時として地球上に多くの不幸を生み出しているということも紛れもない事実だ。
*その後ワトソン博士は、根拠はなかったとして発言を撤回し、公式に謝罪したらしい。謝罪するなら最初から言うな!って人は洋の東西を問わずどんな社会にもいるようだ…
「黒人は知能で白人に劣る」
博士によると、「アフリカの人々(黒人)の知能はわれわれと同じという前提で社会政策がつくられているが、すべての知能テストがそうではないことを示している」…のだそうだ。
根拠は知らないが、この博士は科学者だから統計的事実として客観的な意見を述べたまでで何ら差別的な意味は含んでいないつもりなのかもしれない。しかし、「つもり」ではすまない。DNA研究の第一人者の口からそんな言葉が出ると相当ショッキングだ。
この博士のIQとは比べ物にならない貧相な脳みそだが考えてみた。思うに知能テストなるものが計るもの、それは「白人主導で発展してきた先進国社会の価値観を前提に、それを満たす能力を数値で表したもの」にすぎないのでは?
整った教育環境で育ち、成功し社会的地位や富を得ることを幸せと考え、ハイテクノロジーを駆使した不自由のない暮らしを手に入れる…のならば、そりゃ知能は大事だろう。運と同じくらいに。しかし、そういうことに価値観を見出す社会がすべてじゃない。そして何より、どんな社会であっても「知能」だけが人間の価値を判断する重要要素であるかのように扱うのは恐ろしいことだと思う。しかも人種としてその平均点を評価したところで、個人の資質とは何ら関係ない。それを「事実」だと振りかざすことに一体何の意味があるというのだろう。
一人の人間の特徴は、「知能」の他にも色々な要素からなる。たとえば「身体能力」。たぶん黒人は他の人種を上回るだろう。「リズム感」についてもまたそうだと思う。それもまた特徴。でも、「知能」を示す数値とは違い、これこそ考え方や価値観に関係のない物理的な「事実」だ。
ジャズ界という社会。ここでは「演奏技術」や「アドリブの発想力」、そして「スイング感」やなどがまず命。プロならビジネスセンスも必要かもしれないが、「知能」では到底計れない世界だ。そしてジャズ界においては、「神様」達の多くが黒人だ。黒人たちがその飛びぬけた能力でジャズという文化を芸術の域に押し上げてきたのだ。人種を問わず現代のジャズミュージシャンは、黒人を中心とする巨匠たちが残したこの大いなる遺産に限りない敬意を表し、それを守り発展させるためにジャズに取り組んでいる。
ちなみに、100%日本人である大我のジャズドラムは、よく「黒人みたい」と表現される。それはこの社会でのこの上ない褒め言葉と受け取って喜んでいるし、誇りに思って励みにしている。狭い世界かもしれないが、そこに生きる人間は真剣なのだ。他の社会と同様に…
さて、寿齢の博士…。
この発言が真剣に生きている多くの人々をどれだけ深く傷つけたか、しっかりと考えてほしい。
科学者だから頭で分析するのは自由だが、発言すべきことがどうかの判断が出来ないところがまずどうなんだろう。「知能指数」を量るように、人の痛みがわかるとか、回りに気を使えるといった「良識指数」みたいなものがもし算出できるなら、この博士のその数値はいかほどなのだろうか。そういう意味も含めて人にはそれぞれ得意分野、不得意分野があると痛感する。
人種がどうであれ知能指数の高い人の多くは、たぶん我々が生活する社会にとって有益な人材で、少なからずその恩恵を受けているだろう。しかし、それは時として地球上に多くの不幸を生み出しているということも紛れもない事実だ。
*その後ワトソン博士は、根拠はなかったとして発言を撤回し、公式に謝罪したらしい。謝罪するなら最初から言うな!って人は洋の東西を問わずどんな社会にもいるようだ…
横浜で穐吉敏子さんと初共演 - 2007.10.09 Tue
10月の横浜がジャズ一色に染まる年に一度のジャズイベント「横濱ジャズプロムナード」。
大我は昨年、日野皓正さんとの別のイベントで横浜に来ていて、板橋文夫さん(p)と森山威雄さん(ds)のステージやトミーキャンベルさん(ds)のライブ、野本晴美さん(p)のライブなどをはしごした。

大我、みなとみらい大ホール前にて
今年10月7日、大我は、このジャズフェスの看板イベント、みなとみらい大ホールの「SUNDAY J.A.T.P」というコンサートにゲスト出演した。
第1部はテナーサックス奏者の中村誠一さん率いるグループ。サックスはテナーにもう一人ベテラン西条孝之介さんと日野バンドでお馴染みのアルト多田誠司さん、トランペット3管(原朋直さんと今をときめく人気者市原ひかりさん師弟、熱帯JAZZ楽団の松島啓之さん)にトロンボーン片岡雄二さんというちょっとしたビッグバンド的豪華大所帯。ピアノは田中祐士さん、ベースは藤原清登さん、ドラムは川口弥夏さん。Dana Hanchardさんのヴォーカルも加わり日曜の午後を豪華に演出。
そして第2部には、いよいよ巨匠穐吉敏子さんが登場し、まずはソロ演奏。魂のこもったオリジナル曲は聴くものを静かに圧倒するオーラに溢れていた。今年79歳というご高齢だが、その年輪の重ね方が見事に音楽に昇華され、まさにワン・アンド・オンリーな存在感に感服だった。そして第1部で登場したメンバーといろいろな形でのセッションが始まった。
ステージも佳境に入った頃、ついにもう一人のドラマー鬼束"Tiger"大我がトリで登場。穐吉さん、ベース藤原さん、そして大我のトリオでブルースを演奏した。穐吉さんは、心から大我との共演を楽しんでおられる様子で、大我のソロの間はずーっと大我の方へ体を向けて(つまり客席には完全に背中を向けた状態で…)笑顔でノリノリだった。
最後に出演者全員で穐吉さんの華やかなオリジナル曲を演奏。ここでも全員がソロを回し、大我もこれまたトリをガツンとキメた。
小さな体で大きな存在感を示し、みなとみらい大ホール超満員のお客様から割れんばかりの大喝采をいただきいた。

コンサート後、Sunday JATP出演者と(前列中央が穐吉さんと大我)
大我は昨年、日野皓正さんとの別のイベントで横浜に来ていて、板橋文夫さん(p)と森山威雄さん(ds)のステージやトミーキャンベルさん(ds)のライブ、野本晴美さん(p)のライブなどをはしごした。

大我、みなとみらい大ホール前にて
今年10月7日、大我は、このジャズフェスの看板イベント、みなとみらい大ホールの「SUNDAY J.A.T.P」というコンサートにゲスト出演した。
第1部はテナーサックス奏者の中村誠一さん率いるグループ。サックスはテナーにもう一人ベテラン西条孝之介さんと日野バンドでお馴染みのアルト多田誠司さん、トランペット3管(原朋直さんと今をときめく人気者市原ひかりさん師弟、熱帯JAZZ楽団の松島啓之さん)にトロンボーン片岡雄二さんというちょっとしたビッグバンド的豪華大所帯。ピアノは田中祐士さん、ベースは藤原清登さん、ドラムは川口弥夏さん。Dana Hanchardさんのヴォーカルも加わり日曜の午後を豪華に演出。
そして第2部には、いよいよ巨匠穐吉敏子さんが登場し、まずはソロ演奏。魂のこもったオリジナル曲は聴くものを静かに圧倒するオーラに溢れていた。今年79歳というご高齢だが、その年輪の重ね方が見事に音楽に昇華され、まさにワン・アンド・オンリーな存在感に感服だった。そして第1部で登場したメンバーといろいろな形でのセッションが始まった。
ステージも佳境に入った頃、ついにもう一人のドラマー鬼束"Tiger"大我がトリで登場。穐吉さん、ベース藤原さん、そして大我のトリオでブルースを演奏した。穐吉さんは、心から大我との共演を楽しんでおられる様子で、大我のソロの間はずーっと大我の方へ体を向けて(つまり客席には完全に背中を向けた状態で…)笑顔でノリノリだった。
最後に出演者全員で穐吉さんの華やかなオリジナル曲を演奏。ここでも全員がソロを回し、大我もこれまたトリをガツンとキメた。
小さな体で大きな存在感を示し、みなとみらい大ホール超満員のお客様から割れんばかりの大喝采をいただきいた。

コンサート後、Sunday JATP出演者と(前列中央が穐吉さんと大我)