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2007-07

イリュージョン? - 2007.07.29 Sun

 和歌山のOLD TIMEというライブハウスでオルガン奏者KANKAWAさんと2回目のライブがあった。和歌山でのライブははじめて。
 フロントはアルトのミキトシヒコさんとギターのHiro Yamanakaさん。スタンダードブルースを中心に迫力あるライブを展開。特に三木さんのパワーが炸裂。大御所KANKAWAさんをもぐいぐい引っ張る力強いサウンドで圧倒的な存在感だった。そういうのが大好きな大我はもちろん、KANKAWAさんもとっても嬉しそうだった。
 熱いライブだったが、最後にアクシデントが…。KANKAWAさんが演奏中にオルガンの椅子から転落!!!本当にびっくりした。
 大我は、ステージ中に目の前から共演者が突然消える”イリュージョン(?)”を目撃したのがコレで2度目だ。以前、京都のPick Upでのライブの途中にピアニストの板橋文夫さんが突然視界から消えた。あまりのど迫力にピアノの椅子が崩壊したのだった。
 オルガンの椅子は無事だったが、KANKAWAさんが無事だったかは定かではない…。
 大丈夫…って言ってたけど、KANKAWAのおっちゃんがどっか打撲してないかとっても心配な大我なのだ。
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爛々と燃える… - 2007.07.27 Fri

 大我の新ユニット「Tiger, Burning Bright」。
 メンバーは、鬼束”Tiger”大我(ds)、ミキトシヒコ(as, ss)、辻佳孝(p)、権上康志(b)。
 バンド名「Burning Bright」は、かの英文学の巨匠で画家でもあるウイリアム・ブレイクの詩「The Tiger」(オリジナルは「The Tyger」というスペル)からとった。
 英文科出身者や英文学好きはピンとくると思うが、「Tiger, Tiger, Burning Bright!」という一説で始まる英文学史上あまりにも有名な詩だ。アメリカでは特に人気があり高校の教科書などに必ず出てきて暗誦させられたりする。「Tiger, Tiger!」と2度繰り返すと英米人なら思わず「Burning Bright!」と口をついて出てしまうくらい「Tiger」という単語とは切っても切れないフレーズなのだ。
 この詩は、「虎」を神が創造した完璧な芸術品として讃えると共にそのあまりの美しさや完璧さに畏怖の念を覚えるというブレイク自身の芸術観が綴られた詩。ゴルフのタイガー・ウッズの活躍を報じるアメリカの新聞はこぞって見出しに「Tiger, Tiger, Burning Bright!」と引用していた。
 以下はブレイクの「The Tyger」を解説しているウェブサイト。和訳も掲載されている。
 http://www1.odn.ne.jp/~cci32280/PoetBlake.htm

 ちなみに、「エデンの東」や「怒りの葡萄」で有名な大作家ジョン・スタインベックも「Burning Bright」というタイトルの戯曲を書いている。邦題は「爛々と燃える」

燃えるカルテット! - 2007.07.25 Wed

 大我の新ユニットがいよいよ始動する。
 大我が音楽活動をはじめてから現在に至るまで、常に前を目指して様々な課題に真摯に取り組んできたアルトのミキトシヒコさんとピアノの辻佳孝さん。ユニットを組むなら絶対外せないこの勢いある二人の若きジャズメンと共にカルテット結成だ。
 聴いたことのある人はわかると思うが、大我-ミキ-辻トライアングルは爆発的なエネルギーと息をもつかせぬ集中力でド迫力の演奏を聴かせる。新ユニットにはこの3人に圧倒されない技量を持った若手ベーシストが必要だった。人選に悩んだこのポジションには権上康志さんを大抜擢。権上(ごんじょう)さんは弱冠22歳という若さ(といっても大我よりは13歳も年上だけど?)ながら、しっかりとしたビジョンを持ってジャズに取り組んでいる。基礎もしっかりしていて素直な音に好感が持てる。そして何より静かな物腰の奥底に秘めた熱さが演奏に表れる。
 バンドのコンセプトは爛々と燃えるジャズへの情熱。ジャズという大いなる遺産を未来へと継承し発展させること。
 その名も…
Tiger, Burning Bright

 バンド名の由来についてはまた後日…

初ジャニーズ! - 2007.07.24 Tue

 「関ジャニ8のジャニ勉」という番組のコーナーに出演依頼があった。関西ジャニーズJr.のBADというグループのメンバー二人がでリハーサル中の大我の新しいバンド「Burning Bright」(アルトサックス・ミキトシヒコさん、ピアノ辻佳孝さん、ベース権上康志さん)をスタジオに訪ねて来た。大我は(苦手な)インタビューを受けた。 
 ジャニーズ事務所ってとっても厳しいのか、お二人ともとっても礼儀正しくてさわやか。でも大我バンドのド迫力な演奏を見学してマジで目が点々・・・になっていた。
放映予定は8月15日もしくは22日の水曜の夜中0:35~。

大我、ラップに目覚める? - 2007.07.19 Thu

前を歩く大我が何やらラップ調のリズムに乗って鼻歌を歌っている。
何を歌っているのかな?と耳を澄ましてみた。

「♪ぎゃあてエ、♪ぎゃあてエ、
 はぁらぁぎゃあてエ…!」

ん?なんだ?
もう少し聴いてみる。

「♪ぼじいそわぁかぁ…
 ♪はぁらぁみぃたぁ…」

も、もしや…これは?
と思ったらやっぱり…

「♪はんにゃあーーしんぎょおおお!
 Oh, Yeah!」

般若心経でした。
しかも「ら」が巻き舌…
かなり必死で笑いをこらえた。

ちなみに般若心経は、うんと小さい頃にばあばあから、
「困ったときに唱えたら守ってくれるおまじない」
として教えてもらったのだ。

祇園祭へ行って来たよ! - 2007.07.16 Mon

 京都三大祭りの一つ、祇園祭は7月いっぱい行われている。
 でも数え切れないほどの露天が軒を連ね、まさに架橋に入るのが17日の山鉾巡行を前にした3日間、いわゆる宵々々山(14日)、宵々山(15日)、宵山(16日)なのだ。
 今年はあいにく台風にたたられ天候がよくない3日間だったが、今日は我慢できず思い切って宵山に出かけた。

大我@祇園祭07 001
まずは、ヨーヨー釣り!黄色いのGET!
大我@祇園祭07 002
ここでは、クワガタとカブトムシGET!
大我@祇園祭07 003
ここではミドリガメGET…ならず!残念!

雨もそれほど降らずにすんで、お祭り大好きの大我はとっても楽しかった!

かに座会@京料理さくらい - 2007.07.14 Sat

 大我のファミリーには、7月9日生まれの大我を含め「かに座」がいっぱい。そこで「かに座会」と銘打って毎年合同誕生パーティーを開催する。今年は清水の舞台から飛び降りた!上賀茂神社の境内から流れる明神川のほとりの老舗料亭、京料理の「さくらい」を予約したのだ。「さくらい」はなんとその前身が元禄年間(1700年頃)に創業したという300年の歴史を誇る超老舗中の老舗料亭。その門構えからして、ちょっと庶民には足を踏み入れがたい荘厳な空気が漂っている。

 実は「さくらい」のご主人は、包丁を操るその腕に時々ギターを抱えて演奏される無類のジャズ好き。しかも和服姿が美しいおかみさんも時々マイクを手にジャズボーカルを披露される。常々大我を応援してくださっている心強い応援団なのだ。
 
 今日は、大我は大好物のサーモンやマグロの特製お寿司を作ってもらった。あとの大人たちはさくらいご自慢の京料理を堪能した。
めでたいが
めでたい大鯛VS大我

 京都は祇園祭のこの時期、鱧が旬。みんな鱧を良く食べる。しかし、今日「さくらい」で食べた鱧は「何コレ?」と思わず思ってしまうほど食べたことのない美味。本来、鱧とはコレのことだったのね…とひたすら感動。
 何もかも、見た目も味も一部のすきもない逸品揃いだったが、何と言ってもシメに出てきた「鮎ごはん」が言葉に表せない美味しさだった。食べ物を口にして感動で涙が出そうになったのは初めて。
鮎ごはん
涙の出る味…

 いつもライブでは、大声で野次を飛ばして盛り上げる「おもろい酔っ払いのおっちゃん」だと思っていたさくらいのご主人。只者ではない真の料理人だった。
 恐れ入りました。

さくらいホームページはこちら
大我のホームページの「LINK」→「OTHERS」のページからも「さくらい」へリンクしています。
(実は大我のLINKの各ページはいろんなお宝が満載なんですよ~!)

オテロさんからメール! - 2007.07.13 Fri

 体調の問題で今月の来日がキャンセルとなったオテロ・モリノーさんからメールが届いた。以下はメールの一部。

Im 99% better now,and feeling great and I am working again..
I am so very sorry that I could not make it over and I Know many people and Club Owners were disappointed
but sometimes things happen that we have no control over and its all in the hands of the Universe...
I was really looking foward to playing with Tiger again because I know he has improved a lot....Well I will be coming over soon and I know we'll have a great time with him..........


 99パーセントよくなって活動を再開したよ。
 行けなくなってしまいライブを楽しみにしてくださっていた皆様やジャズクラブのオーナー方へ大変申し訳なかった。だけど、宇宙の手にゆだねられ自分ではコントロールしようのないことが起こってしまった…(中略)
大我が成長していることは知っているから共演を本当に楽しみにしてたのに… また行くのでそのときは大我と楽しめると思ってるよ
とのこと

 大事に至らず本当に何よりだった。大我も一安心。
 また、来日のスケジュールを調整中なので、スティールドラムのあの奇跡のサウンドを体感できる日は近い。

ジャズのある場所、コーナーポケット - 2007.07.11 Wed

 西宮にあるライブハウスコーナーポケット。
 大我が初めてここでライブをしたのはまだ7歳だったときだった。こぢんまりとしたお店にでんと構えるPARAGONの存在感とともに、マスターのジャズへの深い愛情や並々ならぬ音への執着が感じられる特別な場所だった。マスターの若いミュージシャンへの暖かな叱咤激励が、関西ジャズ界を引っ張る力の育成に一翼を担ってきたといっても過言ではない。ジャズのある場所。ミュージシャンが育つ場所。そこでいつも両手を広げて立っておられたマスター。
 今日は同じその場所へお別れに言いに行ってきた。あまりに突然の訃報に呆然とする。
 ご冥福を心よりお祈り申し上げます。

9歳になりました! - 2007.07.09 Mon

2007年7月9日
ジャズドラマー鬼束"Tiger"大我は9歳になった!
9歳になりたて大我にインタビューしてみた。

-お誕生日おめでとうございます。
大我:ありがとう!(にっこり)

-ますは、9歳になった感想を…9歳と8歳は違う?
大我:えー?わからへん。でもなんかうれしい。

-お誕生日で何かいいことありましたか?
大我:お父さんがごちそういっぱい作ってくれたし、誕生日プレゼントもいっぱいもらえた。(満面笑み)

-何食べたの?
大我:サーモンとステーキと鶏のもも肉とチェリーの乗ったサラダ。めっちゃうまかった。おなかいっぱいで死ぬかと思った。

-プレゼントは何をもらいましたか?
大我:木でできたマラカスとちっちゃいコンガ。それから、ラジコンヘリ、ムシキングのたまごっち、かっこいい海パン、手品セット、「一反もめん」の形のフロートボート!それから、メダカの赤ちゃん15匹!

-たくさんもらったね。
大我:うん。もうめっちゃうれしい!!家の中でラジコンヘリ飛ばしすぎて怒られちゃったけど…。たまごっちは今ヘラクレスおおかぶと育ててんねん。今度吉野の川に行くから一反もめんと海パンもって行く。いや…全部もっていく。

-8歳でやったライブの中で一番思い出に残っているのは?
大我:えーーーーーーと…(考え込む) あ、コレ!(とトロンボーンを吹くマネ) (ソニーロリンズバンドの)クリフトン・アンダーソンさんとのツアー。何でかって言うと、もうめーーーーっちゃ大変やったから。でもトロンボーンとはあんまりやったことなかったからすごくおもしろかった。曲もよかったし、きれいな音やった。
あ、そうや!板橋文夫さんがピアノの椅子を壊してコケちゃって、目の前から急に消えてしもたライブもしょーげきやった。
(大笑い!)

-10歳になるまでの目標は?
大我:(即答!)ハンク(ジョーンズ)さんとやること!

ジャズの本質、円熟、そして未来… - 2007.07.08 Sun

鬼束大我GG石井彰さん@ラグタイム大阪
 大阪心斎橋のラグタイム大阪に今日集まった3人はまさに「3世代」。
 ベーシスト西山満さんは75歳(大我のおじいちゃんと同い年)。ピアニスト石井彰さんは44歳(大我のパパママと同年代)。そしてドラマーの鬼束"Tiger"大我は8歳(と364日…)。そしてこの3世代で創り上げる音楽はジャズ。こんなジャズトリオはおそらくは世界的にもないだろうと思う。
 大我は西山さんとは5歳の頃からしょっちゅう一緒に演奏している。最初に本気でミュージシャンとして大我を受け止めてくださったジャズメンの一人だ。そうやって大我を早くから認めてくださった中に日野皓正さんもおられるが、石井さんはその日野さんのカルテットのレギュラーピアニストだ。大我は日野クインテットとの共演の時以外でも何度かカルテット構成などで共演しているが、もともとスティールドラマーのオテロ・モリノー氏とのギグだったので、オテロ氏の来日中止に伴ない図らずも初めてのトリオ構成になったのだ。

 スタンダード中心のステージ構成だったが、ジャズを知り尽くした西山さんの懐の深いベースサウンドと百戦錬磨・石井さんの独創的で限りなく美しい感性豊かなピアノ、そして大胆さと心憎い繊細さを併せ持った大我のドラムが濃厚に絡み合い、「懐かしく、そして新鮮」そんなとても不思議な感動を覚えた。
鬼束大我GG石井彰さん@ラグタイム大阪2

 それにしても西山さんはまさにジャズの「本質」の権化のような存在だな…と改めて感じ入った。石井さんが奏でるピアノは複雑さとシンプルさが同居する「円熟」の美。そしてジャズの「未来」に向けて限りない可能性を秘めた大我。タイプも世代もバックグラウンドもまったく違う3人が、その違いを認め合い、逆にそれを心から楽しんでひとつのサウンドを創り上げていた。たった一つの共通点を軸に…。それは「ジャズが大好き!」ってこと。楽しくて仕方ない3人の気持ちが充満し、お客さんも一体になってハッピーな空気を楽しんだひと時だった。
 コレだからジャズはいい…
鬼束大我GG石井彰さん@ラグタイム大阪3

大我カルテット@きらきらひかる - 2007.07.07 Sat

  京都市北区の上賀茂神社に程近い「きらきらひかる」は、鴨川を見下ろす見事なロケーションと自家製野菜を使ったスローフードで人気のおしゃれなレストランだ。今日も満席のお客様は、おいしいお料理と七夕の夜空に響く熱いライブを堪能された。
 三木俊彦さんのサックスは今日も炸裂。紅一点の生田さち子さんはピアノが壁向きで表情が見えなかったが、エレガントな中にきりりと力強い骨のあるピアノを聴かせてくださった。いつも落ち着き払っているベースの福呂和也さんも演奏が盛り上がるにつれて触発され、一歩踏み込むような印象的なビート感を表現された。
鬼束大我クインテット@きらきらひかる

 
 この時期(7月初旬)は鬼束"Tiger"大我バースデー企画を毎年するが、もうひとつ恒例になってきた事もある。それは、大我が普段からとてもかわいがってもらっている”ヒロちゃん”のお誕生祝い。ヒロちゃんは大我の伯母ちゃんなのだが、お誕生日が一日違いでいつも一緒にお祝いするのだ。今年もサプライズでヒロちゃんの大好きなSTINGの曲をプレゼントした。ロック界のカリスマSTINGはジャズ好きもで知られ、楽曲の中にも4ビートなどのジャズフレーバーをたくさん盛り込んでいる。今日は三木さんが素晴らしいアレンジを加えてものすごくカッコいいジャズ曲に生まれ変わった。カルテットメンバーの臨機応変な対応能力に驚くとともに、三木さんの豊かな音楽性がまた垣間見れた。
 ヒロちゃんが、びっくりの感激だったのは言うまでもない。
 
 小さいお客様がうれしい大我。今日は以前からよく大我のライブにきてくれる可愛いミウちゃん(年長さん)が久しぶりにファミリーで来てくれた。ミウちゃんありがとうね~!
 きれいな花束を下さったお客様ありがとうございました。
 暖かな応援のお言葉や拍手を下さった皆さまありがとうございました。
 毎回思う。お客さまあってのライブなのだなあ…と。 

大我カルテット@名古屋スターアイズ - 2007.07.06 Fri

鬼束大我クインテット@スターアイズ
2度目の出演となる名古屋スターアイズ。
 メンバーは大我とピアノの生田さち子さん。そしてベースは西川サトシさん。この3人は、昨年第1回目として開催された「和泉の国ジャズストリート」に生田トリオとして出演し大好評だった。そしてフロントに強力な助っ人アルトサックス三木俊彦さん。
 ご存知のように、本来オテロ・モリノー氏とのライブだったが、オテロ氏の体調不良で急遽カルテットでの出演となった。オテロ氏の演奏を楽しみにしておられた方々には申し訳ないが、それでも足を運んでくださるお客様に、あー来てよかった・・と心から思ってもらえるステージにしようとメンバーはリハから気合を入れてライブに臨んだ。
 西川さんも生田さんも常にクールで大人な演奏に定評がある。しかし、実は二人とも内面には非常に熱いものを秘めておられる…ということを、内も外も両方熱い(?)三木さんと大我は知っている…。今日はクールで大人なお二人の秘めたる熱い部分をとことんに引きずり出しまくる作戦である。

 今日の選曲も三木さんのオリジナルを中心にやっぱり難解な曲が並ぶ…。1曲目から7拍子!というぶっ飛ばしようである。7拍子なんてもちろん大我は初めて。やったことがない…し、たぶん聴いたことすらないはず。ちょっと無理じゃないの?と思ったのも束の間、大我はあっという間にコツ(?)をつかむ。おまけにちょっと面白がっている。大我にとっては「面白い!」と思えることが何より進歩につながる。

 思えば、ジャズドラムを習い始めた5歳のころ、大我は4ビートのレガートをシンバルで打つことが面白くて仕方がなかった。そしてすぐにラテンのリズムの魅力を知り、最初はつまんないと思っていた3拍子も、好きでたまらないと思える曲に出会った瞬間にするりと脱皮するように急成長した。どうしても腕の筋力がついて行かず、細かく刻むことが苦手だったボサのリズムもまた、まるでわからなかった言葉の意味を突如理解したかのように、ある日突然自分のものにしてしまった。子供ならではの探検心がくすぐられるのかも知れない。
 難しい曲のラインナップは、バンドに集中力と緊張感を与え、4人のパワーがバランスよく音を形作っていく。そしてにらんだとおり、生田さんも西川さんも余すところなく熱い部分を表に出して演奏してくださった。まさにヒートアップしたライブだった。
 また、7拍子やります!

 今日も子供サンたちがたくさん来てくれていた。新しいお友達もできた。名古屋にお友達!わーい!
 子供のお客さんがたくさんいるととってもうれしい大我なのだ。

Independence Day - 2007.07.04 Wed

(大我語録)
今日は、アメリカの独立記念日なんだよ。
と大我に教えると、
「へえ~っ、今日?
 ホンマにィ~?」
となぜか食いついた。
そして、
「あー、惜しいなあ…。
 ボクはなあ…、
 きのう日直やってん。」

 ・・・・・???
(トワイライト・ゾーン)

Get well soon, Othello! - 2007.07.04 Wed

 「Steeldrum」はそのまま日本語に訳すと「ドラム缶」。スティールパンとも呼ばれるこの打楽器はドラム缶の底を叩いて調整し、叩く場所によって違う音階が奏でられるように作られている。カリブ海の小国トリニダード・トバゴ共和国で発明された20世紀以降最大の楽器発明だと言われている。その音色は独特で、まさにカリブの星空のようなエキゾチックな美しさに満ちている。(カリブに行ったことはないが…)
 その自国の国民楽器でジャズ界に衝撃を与えたオテロ・モリノー氏は、夭折の天才ベーシスト、故ジャコ・パストリアス・グループのソリストとして活躍し、引く手あまたの存在となった。
 客席側からは演奏する手元は見えないが、オテロ氏はなんだか大きな中華鍋の中身を両手でワシャワシャとかき混ぜているような風情だ。その鍋の中からは、この世のものとは思えない美しい「音楽」が調理されてシャラシャラ~っと空中に湧き上がってくる。しかもとめどなく…。あっけにとられるほどの超ド級の感動だ。
 昨年、大我はそのオテロさんとツアーを行った。その時はそれはそれは壮絶なステージだった。オテロさんの本気モードは鬼気迫るものがあり、大我とのバトルが延々と繰り広げられた。オテロさんはライブ後「大我はとことんやるね~。ホントに疲れたよ…」とぐったりされていた。
 大我にもその時の印象は深く、今年の再共演を心待ちにしていた。
 しかし、残念なことに今回の来日は見送られることとなった。持病の治療で受けられた手術の経過が思わしくなく再入院されているとのことだ。とても心配…

あさって7月6日から3日間大我と組んでいたライブはオテロ氏抜きで内容を変更して行う(詳細はコチラ)が、その他はキャンセルという大変な事態になった。
 しかし、もし見過ごして来日し過酷なツアースケジュールを決行していたとしたら、もっと大変なことになっていたかも知れない。来日前に体調の異常が発覚したことは、オテロ氏にとって不幸中の幸いであったとも考えられる。一日も早い全快を心から祈るばかりだ。
 大我も元気なオテロさんとまた一緒にきらめく音楽を創りたいから…。
Othello& Band
昨年のツアーライブ時のメンバー
(左から三木俊彦さんas、辻佳孝さんpf、木村知之さんb、大我ds、オテロモリノー氏std)
"We all hope you get well soon and start swinging again, Othello!"

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