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topimage

2005-10

おかえり大我 - 2005.10.31 Mon

10月31日(月)
 無事、帰国。
「大我、何食べたい?」
「すし!!」
ってことで、帰国第1弾の夕食は行きつけの大我お気に入りの「やまに寿司」へ。
 やっぱ食べ物は日本が一番おいしい!シアワセ♪best sushi yamani

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Bye Bye New York! - 2005.10.30 Sun

10月30日(日)
 とうとう帰国の日がやってきた。間に合うようにがんばって早起きし、7時に予約したTAXIの到着を待つ。準備万端だ!
 …が、そこで問題発覚。なんと今日から冬時間!1時間時計を遅らせるのだ。つまり7時だと思ってた時間は6時だった。ま、1時間早くて飛行機に乗り遅れるよりはマシ…と考えよう。
Captain Taiga

 飛行機の操縦席に座らせてもらってご機嫌の大我。

 飛行機の窓からNEW YORKにお別れ。「Bye bye! See you soon!」
Good Bye New York

Hank Jones & Barry Harris at Lincoln Center - 2005.10.29 Sat

10月30日(土)
 ニューヨーク最後の夜。
 今夜は待ちに待った「Jazz Piano Summit」。あのHank JonesとBarry Harrisという巨匠二人の演奏が一気に聴けるのだ。しかもリズムセクションは、大我のヒーロー、Lewis Nash! ベースはこれまた素晴らしいRay Drummondという日本ではありえないような超豪華メンバーだ。
 NY滞在中のピアニスト辻佳孝さんとNY在住アルトの山本昌広さんと待ち合わせて、54丁目あたりでマサラな(おいしい)インド料理を食べた。しかし、コレがおいしく感じるのは滞在2週間を過ぎて味覚障害に犯されつつある結果かもしれない。でも、TAJ MAHALというインドのビールは本当においしくて、皆口々に「ニューヨークで飲んだどのビールより美味しい!」と大絶賛!インド人のウェイターも嬉しそうだった。
 満腹になったところでリンカーンセンターへ向かった。今宵は、ハローウィーンの前夜と土曜が重なり、街はえらい騒ぎになっている。街中が囚人やドラキュラやティンカーベルやプリンスやら何やらでいっぱいだ。(アパートの隣のおばちゃんは口から血流してたし…)

Jazz at Lincoln Center
 さて、60丁目リンカーンセンターのAllen Room。「Room」とついているのでこじんまりとしたホールかなと思っていたが、入ってびっくり、息を呑んだ。すり鉢状のホール正面は舞台だが、その背景はマンハッタンの夜景である。床から高い天井まで高さ推定15メートル、左右端から端まで幅30メートルほどが全面ガラス張り。このホールなら夜に見るだけでも価値がある。
 真下にコロンバスサークル、遠くには流れるヘッドライトを背景にして、ドレスで着飾った黒人婦人などで満員の中、コンサートが始まった。Hank Jonesがシルバーグレーのシルクのタキシードで現れると会場は大拍手。ソロ演奏が終わり、今度はBarry Harrisが黒のタキシードでクラシックピアノの奇才ヘルフゴッドのように前のめりな足取りで登場した。Barry Harrisは、その飄々とした風貌にぴったりはまる絶妙のMCも交えてお客さんのハートを掴んでいく。余裕・・・。豪華な二人の「サテンドール」とユーモアたっぷりのBarry Harrisのソロの後、リズムセクションのRay DrummondとLewis Nashが登場した。
 向かい合わせて並んだ2人の巨匠のピアノの後にスタンバイした二人は、それぞれにその存在感を十分に発揮した。Ray Drummondのどっしりとしたベースサウンドと神がかり的なLewisのドラミング。リズムセクションも完璧!いやそれ以上かも…。(チケット高いなと思ったけど、安かったかも!)

演奏後、舞台のRayさんとLewisさんにご挨拶。Rayさんとは、京都のLe Club Jazzでお会いして以来だ。「久しぶり。元気にやってるかい?」と再会を喜んだ。そしてLewisさん。明日日本に帰ることを告げて「See you in Osaka!」と大阪での再会を約束してお別れした。

 控え室のBarry Harrisさんを訪ねた。高槻ジャズストリートのゲストだったので、大我はそのとき以来だ。テンガロンハットにサインをしてもらい一緒に写真をとってもらった!
 そして、Hank Jonesさんにもご挨拶しようとすると、今年の100ゴールドフィンガーズの一人として来日していたピアニストのEric Reedさんを発見。彼もHankさんと握手してもらい、2ショット撮ってもらって嬉しそうだった。
 大我は、ハンクさんに「Hello. My Name is Taiga.」とご挨拶。7歳のジャズドラマーだと言うとハンクさんは本当にびっくりしておられたが、「大阪でNISHIYAMAさん(西山満さん)と演奏している」と伝えると「OH!Nishiyama!!よく知っているよ。」と懐かしそうにしておられた。「2月にまた日本で会おう。NISHIYAMAによろしくね。」と言ってもらって、サインと2ショットをゲット。
Hank Jones


 かくて、ニューヨーク最後の夜は、最高のJAZZで締めくくりとなった。毎晩、多くのライブなどに足を運びアパートメントに帰ったが、47丁目と9番街の角に毎回のように立ち寄った小さなお店があった。いつもここで夜食や牛乳、イチゴなどを買って帰っていたので、大我は夜番の店員さんととても仲良しになった。マハメッドとジャマールという名前の2人だが、大我はなぜかマハメッドのことをジャクソンと呼び、「ジャクソンの店へ行こうよ!」といつも言っていた。ジャクソンの店に寄るのも今日が最後。「明日日本に帰るよ。元気でね。」と挨拶すると、ジャクソンもジャマールも「忘れないでね。また会おう。」とハグしてお別れを惜しんでくれた。そしていつものようにおまけのお菓子をそっと大我にくれたジャクソンだった

ブルックリン橋を渡る - 2005.10.28 Fri

NY日記のスタートは10月14日から。そこから読んでね。
10月28日(金)
 ニューヨーク最後のウイークデイ。お天気もいいのでセントラルパークでホットドッグのランチ。大我は、しばしリスを追いかけて遊ぶ。
 そこから地下鉄に乗って、ずーっと南下。ブルックリンまで行ってみる。そして今度はマンハッタンに向かってイーストリバーに架かるブルックリンブリッジを歩いて戻ってみた。少し風は冷たかったが、南側に自由の女神、北側にエンパイアステートビルが望め、ニューヨーク全体が一望できる最高の景色だった。ゆっくり歩いて20分ほどのホントに贅沢な時間がただで味わえ、冷たい風も心地よく感じた。Brooklyn Bridge



 ニューヨークでは、路上でも地下鉄の駅やホームでも、いたるところで色んなストリートをやっている。地下鉄の車内でもおじさんグループが乗り込んできて突然アカペラ歌い出したり、サックス吹く人がいたり、それでお客さんも特に迷惑がる様子もなく、興味なさそうだった人でも投げ銭したりして、そういうのが生活に自然に溶け込んでいる気がした。
 今日もブルックリンへ向かう地下鉄の中、とある駅から4~5人の黒人白人取り混ぜた少年グループが乗り込んで来た。車両の向こうの方で何やら言っている。間違いなくコーラスだと思っていたらナントびっくり!突如としてブレークダンスを始め、連続バク転まで飛び出した。これにはホントにびっくりしたが、アメリカの少年たちの心と体と根性の逞しさに感心した。もちろん帽子に投げ銭をはずんでおいた。Street Performers
街角で見かけたブラスバンド。CD販売係も含め総勢10名ほど。でもホントにうまかった!

ロイ・ヘインズの孫 - 2005.10.27 Thu

NY日記のスタートは10月14日から。そこから読んでね。
10月27日(木)
 夜、Nicholas Payton(tp) Bandを聴きにBirdlandへ。
 Nicholas Paytonさんのステージは渋目のスタンダードジャズが満載のステージだった。昨日のGarrettさんのステージが音をプラスして積み上げていく音楽だとしたら、Paytonさんのはいかに削るか、マイナスして美を追求するような音楽だった。今さらながらJazzにもいろいろ幅や奥行きがあるもんだな・・・と感ずる。
 Paytonさんのドラマーはえらく若そうだ。昨日の爆竹100連発みたいなパワフルなドラムとは正反対でゆっくり確かめるようなドラミングで、時々何だか大我の演奏を聴いているような錯覚に陥る瞬間があった。オーナーのJohnさんが紹介してくれたが、Marcus Gilmoreという18歳の少年で、なんとあのロイ・ヘインズのお孫さんだった。そういえばオルガン奏者のKANKAWAさんが「ロイ・ヘインズの孫はものすごくうまいドラマーで若くしてNYで活躍中だ」と言っていた。ものすごくうまいかは別として、JAZZの香りを表現するのに長けているそういう血筋は十分に感じられ、いやみがなかった。まさに少年っぽい人懐っこい笑顔が素敵だった。
MarcusGilmore


 今回の旅ではBirdlandに来るのは今夜が最後になるので、帰りにオーナーのジョンさんにもう一度ご挨拶したら、「またNYに来たら、絶対おいでよ。英語の勉強もっといっぱいしといてよ。いろんなミュージシャンを全部紹介するから!そうそうココのTシャツ持ってるかい?持ってないの?ダメじゃん!」といって、またまたTシャツをプレゼントしてくれた。
JohnBirdland

とっても優しいバードランドのオーナーJohnさんと2ショット!

自由の女神とアメリカの肉! - 2005.10.27 Thu

NY日記のスタートは10月14日から。そこから読んでね。
10月27日(木)
StatenIslandFerry

 バッテリーパークから無料のフェリーに往復乗船、自由の女神の前を2回横切る。スタッテン島には特に見るものもないのでそのまま帰ってきた形。無料なので許せる。
 チャイナタウン、リトルイタリー、SOHOと散歩して帰る。街並みが美しく結構楽しかった。

 建造物として非常に美しく、「アンタッチャブル」や「目撃者」など数々の名画の舞台にもなったGrand Central Stationの構内にある「Michael Jordan Steak House」へ。クラシックな天井壁画の吹き抜けコンコースが見渡せ、屋内なのにすごく美しい風景(?)を見ながらでっかいステーキにがっついた。ちょっと高級な雰囲気のレストランだが、内容からすると決して高くないし、お料理もおいしかった。
Michael Jordan Steak House

Broadway Musical & Kenny Garrett - 2005.10.26 Wed

NY日記のスタートは10月14日から。そこから読んでね。
10月26日(水)
ミュージカル「オペラ座の怪人」のマチネ公演(午後の公演)へ。
Majesticという美しい劇場自体が雰囲気を盛り上げており、Andrew Lloyd Weberの有名な音楽のオーケストラ演奏は素晴らしく、出演者達の歌唱力にも脱帽!感動した。
当然英語なので大我にはストーリーがあまりわからないようだったが、音楽や演出、美しい衣装や舞台装置などに興味深々。コミカルなシーンでは、声を出して笑っていた。隣のおばちゃんは常連なのか、ずっと鼻歌を一緒に歌ってクライマックスでは涙していた。

夜、IridiumのKenny Garrettのライブへ。
Carlos McKinney(p), Ronald Bruner(dr), Kris Funn(b)
演奏開始早々、雪崩のようなパワフルな演奏に客席はあっという間に飲まれてしまった。ドラマーのRon Brunerの演奏も、若さを体現したような弾けるドラミングで、爆竹みたいで圧倒的な存在感だった。ピアノとのDuoが途中に入り、美しいストレートなアルトの音色がAsian Songのメドレーを奏でた。赤とんぼやアリラン、とおりゃんせなど日本好きのGarrettさんならではの選曲で、大我も一緒になって歌っていた。
帰り道、Birdlandで明日のNicholas Paytonのライブの予約。

Session@Cleopatra's Needle - 2005.10.25 Tue

NY日記のスタートは10月14日から。そこから読んでね。
10月25日(火)
夜、Cleopatra’s Needleと言うライブハウスへ。アルト奏者のJulius Tolentinoのセッションライブだ。到着するとトランペッターの広瀬未来君が演奏参加中なのを発見。大我も早速サインアップ。
しばらくすると大我が呼ばれ、とことことドラムセットへ。Juliusさんも他のミュージシャンもお客さんも皆、ちっこい大我に目が点になっていたが、演奏が始まると皆そんなことはどうでもよくなっていた。ドラムソロなどでも大きな拍手をもらい2曲演奏をした。セッションでは手厳しいと評判のJuliusさんは「Unbelievable!!」大喜び。一緒に写真を撮ってもらったら、「メールで写真送ってね。」とCDをプレゼントしてくれた。

Taiga's Live at St. Nick's Pub - 2005.10.24 Mon

NY日記のスタートは10月14日から。そこから読んでね。
10月24日(月)
Empire

 ニューヨークへ来たらコレははずせない!というのがやはりエンパイアステートビルと自由の女神か?ということで、今日はアパートメント47丁目から中心街をウインドウショッピングしながら、テクテク歩いてエンパイアのある34丁目へ。うわさには聞いていたが、やはり45分から60分待ちと表示されていた。ビルの屋上に上がるだけなのに・・・
 ニューヨーク、いやアメリカのシンボルにまた何かあっては大変と考えてか、ボディチェックと手荷物検査が空港並みだ。ビル内でてくてくさらに歩かされてやっとこさ展望台に辿り着くと寒すぎていくらがんばっても結局5分くらいしか外に居られなかった。ここは、上がることに意義があるということで納得してみた。でも、やはり一望するニューヨークシティの風景は圧巻だった。
NYスカイライドというNY観光ツアーシミュレーションがあり、ジェットコースター感覚のこのアトラクションが大我はたいそう楽しかったようで、きゃあきゃあ大声で笑って喜んでた。子供だな~!(子供だよ!)
 
 昼寝後、いよいよ大我のNY初仕事だ。ハーレムの奥深いSt. Nicks Pubにて。
 ドラマーのデニスさんが比較的小ぶりのドラムセットを用意してくれていた。ハーレムっぽいというかのん気な感じで遅刻のベーシスト待ちでぼつぼつとライブが始まっていく。メンバーが誰なのかさっぱりわからなかったが、Melvinさんというトランペッターが仕切り役のようで、大我のことを紹介してくれ会場をたっぷりと盛り上げてやっと1曲目が始まった。ギターとキーボードは先週と同じ人。サックスはミンガスバンドのメンバーというウェインさん(この人古代エジプト彫刻みたいに美しい!)。デニスさんのドラムセットのおかげで叩きやすかったのか、大我ものりのりで思いっきり演奏できた。
StNicks Gig Front


 休憩後のセッションでも大我は呼ばれ、即興ラッパーのお兄ちゃんと一緒に演奏。最初は一体何が始まるのかよくわからなかったようだが、すぐに飲み込め8ビートを刻み始めた。ラップは大我のことを歌ってくれていた。
St. Nick’s Pubはハーレムでも随分奥深いので、ニューヨーカーはビビッて敬遠するみたいだが(帰りの交通手段のことを考えると仕方ない)、意外と店内はアットホーム。ファンも結構多いようであいにくの雨にもかかわらず店内は大盛り上がりだった。大我はたくさんのお客さんやミュージシャンから熱狂的な拍手と声援を受け、さすがにうれしそうだった。
この日、エディ・ヘンダーソンさん夫妻も、日本から到着したばかりのピアニストのZⅡこと辻佳孝さんも来てくれ大我はごきげんだった。
かくて、大我のハーレムデビューはハッピーな空気で無事終了した。

Hell's Kitchen Flea Market - 2005.10.23 Sun

NY日記のスタートは10月14日から。そこから読んでね。
10月23日(日)
 週末だけの「Hell’s Kitchen Flea Market」へ出かける。本当にガラクタ市だけど、もって帰れるものなら買いたいと思うようなアンティック家具やインテリア、レトロな古着の毛皮などがいっぱいで、ある意味で目の保養になった。
 夜は、かねてから目を付けていた「大四川」という近所の四川料理屋へ。大人は頭から火を吹くように辛いお料理を楽しんだが、大我や風雅お姉ちゃんはふかふかのチャーシュー肉まんや甘辛の骨付きスペアリブに心を奪われていた。ニューヨークは本当に何でもある。サンドイッチデリやイタリアンはどこにでもあるし、地中海料理からソウルフード、日本、中国、ロシア、トルコ、ギリシャ、タイ、べトナム、エチオピア・・・世界地図上どこの国や地域の料理でも簡単に見つかりそうだ。帰るまでに世界制覇できるかも。

ハーレム&田井中さん - 2005.10.22 Sat

NY日記のスタートは10月14日から。そこから読んでね。
10月22日(土)
 お昼はご飯を炊いて、日本から持ってきたレトルトのカレーを食べる。なんだかめちゃくちゃおいしい。
 地下鉄Aトレインにのってハーレムへ出かける。・・・が、しかし、何らかの地下鉄のトラブルか途中でまったく動かなくなる。1トレインや2トレインなどあっちこっちで乗換えを試みるが、推定所要時間20分のところ、2時間もかかってしまう。しかも雨。寒すぎてハーレムに到着早々まずはコートを買うハメに。
harlem wall

 Martin Luther King Jr. Blvd.という名がついたハーレムの大通りには、洋服屋やネイルサロン、かつら屋さんが軒を連ね、ハーレムっ子のおしゃれ度がよくわかった。男物も多く、大阪のファッションも負けるほどドギツイ色の靴やスーツなどがショーウインドウを飾っていた。(これを着こなせるのはハーレムの人か吉本の芸人さんだけか?)
 通りに出ている屋台もミッドタウンなどでは食べ物やバッグ屋が多いのに、ここではなぜかアロマオイル屋。日本人の姿はあまり見かけなかったが、観光バスも乗り入れていた。
 アポロシアターやハーレムミュージアムに立ち寄って、また恐る恐る地下鉄で帰る。帰りはスムーズに帰れた。

 夜、ASAHIという日本料理屋(といっても中国人がやっている)で食事の後、「TOMI JAZZ」という日本人が経営するライブバーへ田井中さんのライブを見に行った。田井中さんに聞いていたとおり、店内はまさしく日本だった。メンバーは、Eishin Nose(p), Clovis Nicolas(b), Tsutomu Nakai(dr)。
 田井中さんのドラムは、知的でかつ情熱的だった。比較的若いピアノやギターを見守るように存分に盛り立て、要所ではずんと胸に刺さるようなメリハリが利いた演奏で、さすが年季の入ったニューヨークドラマーだと感服した。
 大我も演奏に参加するよう田井中さんに薦めていただき、「Straight, No Chaser」を演奏した。ここニューヨークでも、「大我君って、テレビに出てたよね?」と声をかけてくれる人多数。「ニューヨークで大我君に会えるなんてうれしい!」などど言ってもらい、暖かい拍手をいただいた。
 演奏後ドラムセットを片付けながら、「このハイハット誰のだと思う?」と田井中さんに尋ねられた。「これは、Philly Jo Jonesのだよ。Max Roachに見せたら涙を流していたよ。亡くなった直後だったから。」と貴重なエピソードを聞かせてくださった。大我、ニューヨークへ来て、図らずも尊敬するPhilly Jo Jonesのハットで演奏することができたのも何か運命的なものかな?と感慨深い思いがした。

MOMA~マサ君と再会。 - 2005.10.21 Fri

NY日記のスタートは10月14日から。そこから読んでね。

10月21日(金)
 MOMAことMuseum Of Modern Artへ。建物自体がモダンアートな5階建て建物の中に膨大なコレクションが満載で、アート好きならずとも一日中楽しめる。写真も取り放題で、大我はピカソやアンディ・ウォーホールの名作の前でポーズを決めていた。しかし、ガラスケースや柵もなく、手を伸ばせば触れるところに美術史に残る名画の数々が展示されていたのにはびっくりした。美術に親しむというのは本来こういうことなのかも。(大我がミロにもたれかかりそうになったときはあせったけど・・・)
 夜、山本昌広君のギグに行った。が、めちゃくちゃ遠くてやっとこさ到着した瞬間、終わりの拍手が鳴り止んだ。残念。でも昌君元気そうで会えてよかった。
 「24日にSt.Nicksの大我のライブ絶対行くよ」と約束してくれた。

Chinatown & Ground Zero - 2005.10.20 Thu

10月20日(木)
 マンハッタンの南の方へ。ニューヨークに何十年もお住まいのドラマー、タロー岡本さんと待ち合わせしてチャイナタウンを案内してもらう。「Nice Restaurant」という名前のナイスな飲茶レストランでランチ。おいしくてそして本当に安かった。大人3人子供一人があれこれとおなかいっぱい食べて20ドルちょっとだった。ここは、アパート近辺のマンハッタン中心地に比べると格段に何でも安い。食品などは半額近いのでは。
Taro Okamoto in NY

 岡本さんと11月に日本での再会を約束してお別れ。South Street Sea Portという観光名所にもなっている港へ歩いていく。帆船やいろいろな観光船があり風光明媚。でも、何と言ってもブルックリンブリッジとマンハッタンブリッジ、さらに遠くにウィリアムスバーグブリッジまでが美しく見えたのが印象的だった。映画などでよく見るブルックリンブリッジは、移民文化の重厚な歴史を物語るかのように荘厳で圧倒的な美しさだった。かなり感動!(思わず「Once Upon A Time In America」のテーマミュージックが脳裏に流れる・・・)
 そこからまた歩いて「Ground Zero」、9・11で崩落したツインタワーの跡地へいった。周りの復興は著しい印象を受けたが、跡地自体はまだ生々しく瓦礫が残っていた。でも、周囲で力強く図太く生活している人たちを見ていると、アメリカの活力のようなものが感じられてほっとした。でも、大我は歩きつかれてへとへと。
Ground Zero


Taro Okamoto@CharlyOz - 2005.10.19 Wed

10月19日
 念願のチャイニーズランチ(酢豚まずそうな見た目に反してうまかった!)のあと、セントラルパークへ。いいお天気だったのでリスを追いかけて遊ぶ。そのあと大我念願の馬車に乗る。
CharleyOz

 夜、SUBの西山GGに昔から話を聞いていたタロー岡本さんのギグへ出かけた。CharlyOzというカジュアルレストランで、ど真ん中に高いステージがしつらえてある少し変わったつくり。メニューは普通だけど結構おいしかった。岡本さんは大我憧れのエルビン・ジョーンズのお弟子さん。岡本さんの演奏は、レストランという場にもっとも適し、うるさ過ぎず地味過ぎず、かつ上質で聴き応えのある演奏でさりげない魅力に溢れていた。シチュエーションをわきまえる。さすがプロとはこういうものだなと勉強になった。
大我も一曲演奏させてもらった。どうしてもセッティングに時間がかかるので他の演奏者の方々には図らずも迷惑をかけてしまう。今日も演奏が待ったなしで始まってしまったが、大我は慌てず急がず徐々に的確に演奏に加わる。いざ演奏に入ってしまうと皆を笑顔にさせるのが大我マジック。ある意味他の人にはまねできない彼の強みである。お客さんも他のメンバーも大喜びだった。

 帰り道、BIRDLANDの前を通ったので、ちょっと覗いてみる。案内役の日本人とブロンドのお姉さん2人共がいっせいに「Oh、TAIGA~!」。オーナーのジョーさんが、「今日のドラマーもすごいから少しだけ見ていきなよ。勉強になるよ。」とちゃっちゃとドラムの真横に席をプレゼントしてくれた。今日はPat Martino(g), David Kikoski(p), Steve Werner(b), Scott Robinson(dr)というメンバー。Oleoなど大我もよく知っている曲もあったが、少しフュージョンよりのパワフルでアグレッシブなバンド。アレンジがかなり違うので新鮮な印象を大我は受けたようで、キメのところどころで「へ~!」っていう笑顔で聴いていた。終了後オーナーやメンバーの皆さまにご挨拶。スコットさんにまたもやスティックをプレゼントしてもらいご機嫌の大我だった。

Iridium to Smoke to Bar - 2005.10.18 Tue

NY日記のスタートは10月14日から。そこから読んでね

10月18日(火)
 The Museum of Natural Historyへお友達のノエルと出かける。中のデリで昼食。恐竜の骨や剥製で展示されている絶滅(またはその危機にさらされている)動物などを見る。

 夜、イリディアム、エディ・ヘンダーソンさんとトミー・キャンベルさんが出演するミンガスバンドのライブへ。ピアノはなんと先日バードランドのTSモンクセクステットでの迫力のピアノプレイに感動した中国系ピアニスト、ヘレン・ソンさんだった。ホーンがたくさんあって大迫力で彩り豊かな演奏。
 大我もステージの真ん中で紹介を受け1曲参加。なんと言う曲かわからないし、しかもビッグバンドも初体験。長身トミーさんのドラムセットは低くしてもまだ高い。シンバルも硬くて、正直かなり探り探りの演奏になり、いつものぶっちぎり演奏には至らなかったが、ビッグバンドでの初演奏の感触は、何事にも変えがたい経験になった。
 エディさんが、「大我の話をしてもまったく信じないオルガン奏者がいて、今日SMOKEでやるから行こうよ」とのお誘いを受け、再びSMOKEへ。Eric Alexander(ts), Mike LeDonne(org), Peter Bernstein(g), Joe Farnsworth(dr)
パワフルでブルージーなオルガンバンドにエディさんも参加し、大我も呼ばれた。ブルースを2曲演奏。さっきの探り探りの演奏とは打って変わって、ブルース系が大好きな大我は水を得た魚のようにいつものガチンコ演奏。8バース、4バースものりのりでぶっちぎった。メンバーもお客さんも喜んでくれた。

 帰りにエディさんと数件先のBARに顔を出すと、ドラマーのJoeさんらメンバーや弟子たちもいた。大我はここではじめてビリヤードに挑戦。はやく家に帰りなさいと説教するおじさんやら、酔っ払いやら、いかにもニューヨークの下町らしい店。あり得ないほどいかがわしいTシャツを着たおっちゃんが同じテーブルに座ってきた。エディさん夫妻が親しげなので誰か尋ねると、「きのうSMOKEの外で大我の演奏聴いてた乞食のおじさん」(????)という返事。お金がなくて店には入れなかったらしいが、大我の演奏にいたく感動したらしく。意気投合して昨日は朝まで一緒に飲んでたらしい。その乞食(???)のおじさん曰く「今度の火曜日にリンカーン・センターで、バリー・ハリスが演奏とクリニックをするよ。行って来な。大我なら雇われるかもよ。」と教えてくれた。NYの乞食(???)は博識である。おじさんに何か音楽やるの?の訊くと「ぴあにか!」と答えてくれた。

 帰り際ドラマーのジョーさんが大我にスティックをプレゼントしてくれた。彼の師匠ロイ・ヘイズから受け継いだスティックらしく、ぶっとくてチップがプラスティックのものだ。そこで即席のビバップドラムレッスンを伝授してもらった。10分ほどでマスター。今日も文字通り学ぶところの多い一日だった。

ハーレムデビュー - 2005.10.17 Mon

10月17日(月)
 ジギル&ハイドというエンターテイメントレストランでランチ。ホラー系のいろんな仕掛けとアトラクション、キャストの演技があって子供にはとても楽しいランチだった。FOAシュワルツからぶらぶら歩いて5thアヴェニューをウインドウショッピング。ロックフェラーセンターに立ち寄ってホテルへいったん帰る。夕食はHAKATAという日本食レストランで寿司や天ぷらを食べる。

HarlemDebut

 その後、地下鉄でハーレムのSt.Nick's Pubへ。半地下に降りていくと、ハーレムのドラマー、グレッグ・バンディさんがいた。大我を見つけてまた歯抜け同士でハグ。「マイブラザーが日本から来たよ。」と皆に紹介して廻っていた。相変わらずの脳天気な感じで元気そうで何より。
 狭い店内はいっぱいのお客さんで熱気。もいっぱい。演奏も熱を帯びていた。トランペッター、エディー・ヘンダーソンさん、奥様のナツコさんに久しぶりにあう。ジャムセッションもますます熱を帯び、入れ替わり立ち代りいろんな楽器やボーカリストが演奏。大我もアメリカへ来て初めて演奏した。来る前はすこし体調を壊していたので調子が出てエンジンが快調に回るまで少し時間がかかったが、ボロボロのドラムセットで高さ調節もできないまま存分にたたいた。肌の色や言葉の違いを見事音楽で乗り越えコミュニケーションをとった。
 もうひとつ折り紙を折って後ろの席の黒人のカップルにプレゼント。折り方も教えてあげるとチップに5ドルもらってた。音楽以外でも稼いだ大我だった。
OrigamiTeacher

 そして、大我は次週24日にギグのオファーを受けた!!
 大我のニューヨークでの正式初仕事決定!!in Harlem!!
 ハーレムは予想通りのところで、店のスタッフは大我が外に出そうになると必死で止めていた。でも、店の中はアットホーム。

 その後、エディさんに誘われスモークへ。着くとほぼ同時に演奏を促されあっという間にセッションに参加。2曲の演奏はどちらも知らない曲だったがエンジンも快調に回りきっていたので、勢いのある演奏ができ、たちまち店の人気者に。「こんなのはじめてみたよ」
「こりゃすげー」「(日本語で)チョースゴイヨ!」などとニコニコ笑顔で握手を求められた。エディさんにも「I’m so proud of you, TAIGA!(大我のこと誇らしいよ)」と言われホントにうれしそうだった。

Absolutely awesome! - 2005.10.16 Sun

NY日記のスタートは10月14日から。そこから読んでね。

10月16日(日)
 大我は10時ごろ目がさめて、朝食後公園などさんぽ。
 Deliサンドイッチの昼食。
 少し昼寝をして、夜、Village Vanguardへ。ニューヨーク在住のジャズドラマー田井中福士さんがぜひとも聴いたほうがいいとお勧めしてくれたライブだ。田井中さんとお店で久々の再会。
 メンバーはBill Charlap(p) Trio, Kenny Washington(dr), Peter Washington(b).
 ドラムの近くの席をリクエスト。空いていたのはほんとにドラムセットの真横1Mの超至近距離。演奏途中に「ちょっと貸して!」と手を伸ばしてケニーさんが大我のペーパーナプキンを借りたほどだ。大我はほんとについている。
 トリオの演奏は、Absolutely awesome! 表現の仕様がないほど素晴らしかった。これほどまでに心地よい緊張感で集中して音楽を聴いたのは久しぶりかもしれない。絶妙の緩急と強弱、表情豊かな音とリズム、圧倒されてしまった。
 ピアニストのビルさんは、さすが現代ジャズピアノの第一人者だけあって、ものすごい存在感だ。見た目は普通のおじさんだが、演奏に華がある。しかも大輪の花…。ピーターさんは控えめなイメージであったが、そのリズムは完璧でバンドをひたすらに支えリードして行く。そしてケニーさんのドラミング。昨日見たルイスさんと同様、創造性豊かなドラム。ただ、ルイスさんがものすごくスタイリッシュで、プラチナの輝きのように非の打ちどころがないのに対し、ケニーさんはその独創的な演奏がどこか泥臭く人間くさく、その分ストレートに胸に響く気がした。ど迫力。それと細部にみられる演奏者としてのプロ根性のようなものに感動した。これはトリオ3人とも。全く妥協しない3人が、それぞれ独特の個性をぶつけ合い、それでいて砕け散るのではなく3倍の力にして表現していた。脱帽。ああ、また涙が出そうになってしまった。
結構長いステージ(でも飽きないし、終わって残念な気がする)だったが、大我もものすごい集中力で、真剣な眼差しと、時にいいところだと感じたのかにっこり笑いながら最後まで聴きとおしていた。(後で大勢の他のお客さんに「こんなに真剣にジャズを聞いている子供をはじめてみた。」とか「すごい集中力で聴いていたね。」と声をかけられていた。中には、「きのうBirdlandにいたよね。すごいね。」というおじいさんも。(あんたもすごいよ。)
演奏後、ケニーさんが大我に行っていた。「本当にすごいドラマーになりたいのであれば、練習すること。それだけだよ。しかも基本練習を欠かさないこと。」(これまた、GGの言うとおりだな。)
KennyWashington

 Village Vanguard の夜。30ドルドリンク付はありえないほど安かった。シンジラレナイ!
VillageVanguard

T.S. Monk sextet at Birdland  - 2005.10.15 Sat

10月15日続き
 T.S. Monkはかのセロニアス・モンクの息子。バードランドで彼のセクステットを聴いた。TSさんに大我がご挨拶してみた。素直に小さな大我が聴きに来たことに喜んで下さり、大我がドラマーであることを説明すると、なんとあのバードランドのステージで、大我のことを紹介してくださった。そして本場ジャズドラムの勉強にNYに来た大我のために一曲叩きたいとドラムソロを演奏してくださったのだ。モンクさんの師匠マックス・ローチの「To the MAX」という曲だった。大我は思わずステージ上のモンクさんのところにかけていって、「さんきゅ」と言った。モンクさんに抱き上げられて更なる大勢のお客さんから拍手まで(演奏もせずに)もらってしまったのだ。
TSMonk

 前述の通り、Monkさんはかの伝説的巨匠セロニアス・モンクの息子さん。さぞ七光りかもしくは重圧かで大変だろうな。良いか悪いかどっちだろうと思ったが、MCで「大物の息子というものはロックの世界などでは名前だけで通用する。しかしJAZZの世界ではそんなことは全く関係ない。名前が何であるかより、どれだけ練習したか、どれだけその成果を表現できるか、それだけが評価されるのだ。」そう言っておられた。(コレ、SUBのGGが言ってた言葉そのまんまだな。)
 帰り際、バードランドのオーナーのジョーさんが、大我にお店のロゴ入りキャップをプレゼントしてくれた。

DIZZY'S CLUB COCA COLA - 2005.10.15 Sat

10・15Sat 晴れ!!
朝からハプニング。歯がぬけた。大事なところでいつも歯が抜ける。

 夜、歯抜けのまま、DIZZY'S CLUB COCA COLAへ。
 ルイス・ナッシュ、サイラス・チェスナット、ジョージ・ムラーツ。
チケットはSold Out。いわゆるキャンセル待ちで列に並ぶ。受付はモデルのようなスキンヘッドのお姉さん。かなり高級そうなきれいなクラブだったが、ダメもとで「ルイスが来たら大我が来たと伝えてね。」と黒服のおにいさんに言ってみた。するとしばらくすると「Lewis's here. Come this way!」とバックステージに案内された。
NashChestnutMuraz

 バックステージはこぢんまりとしたスペース。大きなまん丸の体の上に小さな顔がちょこんと乗っかってる感じのものすごくかわいいサイラスさんが迎え入れてくれた。「ルイスは今、シンバル付け替えてるからここで待っててね。」と巨体をゆすってソファを薦めてくれた。ウッディ・アレンを男前にした感じのムラーツさんも大我のスティックケースを見つけ、「何?ゴルフするの?」とふざける。お二人ともとても気さくだった。結局店内のドラムの前でルイスさんにごあいさつ。「大我、久しぶりだね。ニューヨークに来る前からもう君は有名になってるよ!」と言ってくれた。
 そして座った席はオーダーしたかのように、なんとドラムの真横。かぶりつきでルイスさんの芸術的な演奏を堪能した。
 ドラムという楽器は、数種類のシンバルや太鼓をスティックやらブラシやらで叩くシンプルで原始的な楽器なので、メロディや音色を演奏すると言うよりもリズムセクションとしての役割が重要だが、ルイスさんは、創造性に長けていて、単に打面だけでなく、ドラムという楽器の隅々(シンバルの天辺や足の部分、太鼓の側面まであらゆる部分)をフルに使う。瞬時のひらめきで様々な音色がメロディになって聞こえて来るのだ。もちろんリズムのキープは完璧。サイラスさんの鮮やかなピアノとムラーツさんの渋くも存在感溢れるベース。ムラーツさんが窓の外を指差して「フルムーン。昨日までの雨がうそみたいだ。」といっておられたが、ガラス張りの窓から見える摩天楼の上空に輝く満月と同じほど、極上のNEW YORK JAZZを堪能した。

いざ、New York へ - 2005.10.14 Fri

10月14日(金)
はるかで関空へ。
デトロイトで入国審査後乗り換え。日本を出るときもそうだったが、特に入国時の審査がものすごく厳しい。全員が靴、帽子、コートを脱がされ、ベルトもはずさされ、せっかく頑丈にパックしたパソコンは出すよう命ぜられ、あちこち調べられた。疲れた。
14時間の旅の後、ようやくニューヨーク、ラガーディア空港に到着したら…雨だった。
晴れ男の大我くん、明日は晴れにしてね。
 これからの2週間過ごす47丁目のアパートメントへ。こじんまりとしたかわいいアパート。HELL'S KICHEN(地獄の台所)と称される界隈(いわばニューヨークの「食いだおれ」か?)でバスターミナルや地下鉄にも近く非常に便利。
 46丁目のJoshua Treeというレストランでディナー。バタンキュー!

番外編。焼き鳥「KANAZAWA」で河内音頭 - 2005.10.12 Wed

12日のストリート終了後…
 大我のかねてからのMITCHさんとの約束が叶った。
 MITCHさん御用達の山科の焼き鳥屋「KANAZAWA」に連れて行ってもらった。MITCHさんの言ったとおり、すごくおいしい焼き鳥屋さんだ。でっかいJAZZの看板が目印。焼き鳥大好きな大我は大満足で早速オーナーさんやお店のお兄ちゃんとなかよしに。「お手伝いをする~!」とカウンターの中まで侵入し、「お手伝い」という名の「邪魔」をしていた。
 
 さて、いよいよニューヨークへの渡航を翌々日にひかえた大我に、MITCHさんから大きな大きなプレゼント。なんと河内音頭をアカペラで歌ってくれたのだ。盆踊りなどでしか聴いたことがなかったので、独特の節回しと歌詞に歌われた内容の豊かさに驚いた。
 最後にアドリブ入りで、
「ニューヨークお気を付けていってらっしゃ~い!」と。
 ありがとう。いってきます!
 

四条京阪がNew Orleansに変身! - 2005.10.12 Wed

10月12日(水)
 南座に鴨川、いつもの四条京阪… でも今日は雰囲気ががらりと違う。
 「カトリーナ」襲来まで、ニューオリンズと日本を行き来して活動していたトランペッターMITCHさんが大我のストリートに参加。本物のディキシーランドジャズライブだ。
 立ち止まって一緒になって楽しんでくださったお客様の中には、3ステージ全て最初から最後までぶっ通しで聴いてくださってた方々も多かったのが嬉しかった。ずっと、手拍子が鳴り止まないお客様も一体となった楽しいストリートだった。

 ニューオリンズジャズは、モダンジャズやバップ系のジャズとはドラミングも全然違う。ディキシーランドジャズドラマー永田充康さんも参加して下さったので、大我は永田さんの演奏中はすぐ後ろに立って、その独特(というか、ルーツ…)のドラミングを食い入るように見ていた。大好きなMITCHさんと一緒に演奏するため、西代師匠に特別にお願いして、最近このニューオリンズ系の叩き方を一生懸命練習している大我。あとは「実技」で体得していくのが一番!と今日のライブに臨んだのだ。「永田さん、めっちゃカッコイイ!!」とやたら感動していた大我も、練習の成果を存分に発揮していた。

 MITCHさんは、ご存知のとおり映画出演も果たすジャズ界の人気スター。サッチモを彷彿とさせる温かみのあるヴォーカルも迫力のトランペットもスインギーで素晴らしい。気さくな隣りのお兄ちゃん風なのに、聴衆を魅了する何か特別に輝くオーラがあって、みごとに弾き付けられる。ファンがすごく多いのも頷ける。(今日の大我はおしゃれなMITCHさんのファッションをまねして、ダボTシャツにキャップ!ふたり並んでると親子でストリートしてるみたいだった。)

 今日のベースはストリート初登場の西川サトシさん。西川さんもニューオリンズ系はあまりやらないとのことで、新鮮だな~!と何時になくにこにこ顔での演奏だった。
 ピアノ市川修さんは、いつものように「壊れかけ…」状態。でもそれが絶好調の印。まさにジ・エンターテイナーなのだ。
 演奏中、ふと我にかえった。コレは、ストリートでは考えられないほど豪華なメンバーではないか~!?!っと、湧き上がる幸福感に浸ったひと時だった。

 (大我に大好物のみたらし団子の差し入れを下さったお客様、本当にありがとうございました。HP見ていただいているとのお話大変励みになります。ますますがんばります。)

12日ストリートライブのお知らせ - 2005.10.06 Thu

 昨日5日のストリートライブは雨のため急遽中止となってしまいました。
残念です。MITCHさんとの初ストリートで、楽しみにしてくださっていた方も多いと思います。来週12日は気合で晴れにしたいと思います。(大我は晴れ男。昨日は初めての雨天中止でした。)

 10月12日(水)18:00頃より、四条京阪周辺にて。

      MITCH(tp)、市川修(p)、西川サトシ(b)、永田充康(ds)

 すごいメンバーによる大迫力の本場ニューオリンズジャズをお楽しみください。京都が生んだ奇才、おなじみの市川修さんとニューオリンズ仕込みのドラマー永田さんも登場します。ストリート初共演の実力派ベーシスト西川さんのクールで熱いサウンドで盛り上がること間違いなし!
 

   MITCH(tp)…ニューオリンズ仕込みの本格派ジャズトランペッター。日本とニューオリンズを行き来して活躍中だったが、「カトリーナ」以後、精力的に支援運動にも取り組んでいる。また、2004年には映画「この世の外へ~クラブ進駐軍」では、悲劇的な運命を辿る天才トランペッター役で、萩原聖人、オダギリジョーらと共演。

日野バンドの金澤英明さん@SUB - 2005.10.04 Tue

10月4日(火)
 久しぶりにSUBへ。
 今日は待ちに待った金澤英明さんのライブだ。金澤さんは言わずと知れた日野皓正クインテット(もち、セクステットも)のベーシスト。いつもバンドのど真ん中でドスドスと重厚なビートを決めている。日野さんが絶大な信頼を寄せる、文字通り、バンドの要だ。

 今日西山GGはcelloの演奏で参加。ストリングスで奏でられるスインギーなメロディー。弦牧潔さんのドラムが小気味良くからむ。SUBのようなこじんまりとした店でこそ楽しめるJazzの醍醐味を味わった。

 大我も参戦。ブルースに続けては、なんと「'Round Anout Midnight」。これは難曲。5年ほど前、某ピアニストZ君にリクエストした時、「弾けなくは無いけど、今の僕にはまだ表現できない。」と断られた。で、大我はセッションで叩いたことがあるくらいだ。GGはホントとてつもないチャレンジをいつも大我に(いや、皆に)投げかける。そこがありがたいところだけど。
 やっぱり難しかったけど、案外先入観無くリズムとしてのみ表現しようとする大我には大人が思うほどとくに難しくないのかな。

 演奏中は何も言わなかった金澤さん。帰り道でぽつりと、「ずいぶんうまくなったじゃねえか。」といってくださった。
 大我の顔がぱっと輝いた。

ALL BLUES - 2005.10.03 Mon

10月3日(月)
 今日のストリート。メンバーはサックスの武井努さん。ベース福呂和也さん。そしてピアノは、ZⅡこと辻佳孝さん。
 
 武井さんやZⅡは、大我とよく遊んでくれるので大我はゴキゲン。特に武井さんは、細やか(?)に本気(?)で遊んでくれる。ケンカまでちゃんとしてくれる。でも演奏が始まると別人になってかっこいいサウンドが飛び出す。そういうところ、ホントは大人の余裕なんだろうな。
 お互い色んな意味で慣れてるメンバーなので、こういう時、福呂さんはさりげなく絶妙のタイミングで大我に「挑戦曲」を演奏させるのだ。今日のチャレンジは3拍子の「ALL BLUES」だ。
 この曲は、以前スティールドラムのオテロ・モリノ氏と共演した時に、突如西山GGに命ぜられ叩いた曲。その時は全く初めてで、しかもろくに曲も聴いたことすら無かった。GGはそんな事はお構いなし。大我ならできる!と判断しての選曲だったようだが、聴いている方はGGが「次、ALL BLUES!」といった時は、椅子から落ちそうになって汗が噴き出た。
 大我どうするかな…と思っていると、自分には出来ることと出来ないことがあると6歳(当時)にして自覚していたのか、余計な事は一切やらず、きちんと最後まで3拍子のリズムを集中して叩き切ったのだった。その「対処」に感心したものだった。

 それから約半年。今日2度目の「ALL BLUES」。特にこの曲を練習した事は無いのに、いつどうやって学習するのか、「いろんなこと」をできるようになっているではないか。曲の盛り上がりやメンバーのアドリブに合わせメリハリのあるドラミングで、自由自在にフィル。ちゃんと自分なりの「ALL BLUES」を表現していた。
 課題はまだまだたくさんあるが、着実に一歩ずつ前進する大我が少し大きく見えた。

神様、仏様、ウエダ様! - 2005.10.03 Mon

 大我のHPを管理長い間、ホームページの更新が出来ず、大変ご迷惑をおかけしました。

 昨日、待ちに待ったGODHANDSウエダ様がやってきてくれた。
 パソコンに不具合が生じ、自分で何とかしてみようとメーカーのサポートセンターに電話したいきさつ、どうしても動かず「リカバリーするしか方法ないですねー。」といわれ、そうしか仕方ないのなら…とリカバリーに至った経緯をウエダ様に説明すると、
「その時点でボクにゆうてくれはったら、すぐ直しましたのに・・・」
だと。。。
今度から迷わずウエダサポートセンターにしますわ。

 そんなこんなお話していた10分ほどの間に、「ハイできましたよ~!」と大我ホームページのファイルも元通りにしてくれた。
「・・・」ビツクリ。

 ちなみにウエダ様はミュージシャンである。GODHANDSは食う手段に使うものらしい。
 ウエダ様、ありがとうございました。また普通に遊びにきてね。

 …てな訳で、本日よりパソコンの更新をバリバリ再開しますので、今後ともよろしくお願いします。(HPかんりにん)
 

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