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2021-04

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Reunion in Heaven - 2007.08.23 Thu

 夏休み期間、訃報が相次いで届いた。
 アート・ブレーキー氏の御長女でヴォーカリストのエブリン・ブレーキーさんがお父上のもとに旅立たれた。一昨年、大我が名曲「モーニン」を伴奏させていただいたのが昨日のことのよう。お父上そっくりのふくよかな笑顔が印象的だった。
Evelyn Blakey&Tiger Onitsuka(大我HP、galleryより)
 心より、ご冥福をお祈りします。


 そして、また一人大我が尊敬するジャズドラムの巨匠が亡くなった。
Max Roach
マックス・ローチ氏。享年83歳。

 大我がジャズドラムに目覚めたのは、かのトニー・ウイリアムスの驚異のシンバルレガートを聴き、そのあまりのかっこよさに憧れて…だった。そして、目の覚めるようなアート・ブレーキーのナイアガラロールに驚嘆し自分もやってみたいとワクワクした。そんな頃、(後に大我にとって最大のヒーローとなる)エルビン・ジョーンズという偉大なジャズドラマーが亡くなったと聞いた大我は、あることに気付いた。みんなもう会えない…そのプレイを自分の目で見ることが出来ない…ということ。

 100年のジャズの歴史の中、その過渡期を担ってきたベテランジャズメンと、次世代を担う新進ジャズメン…、大我は機会があれば努めて巨匠たちの技を実際に見るようにしてきている。
 グラディ・テイト氏やロイ・ヘインズ氏などの超ベテランから、ルイス・ナッシュ氏、ケニー・ワシントン氏など現代のヒーローたちの心・技・体は実際に体感する価値のある素晴らしい財産だ。大我はそれを貪欲に学んで来た。しかし、マックス・ローチという巨匠のその神業を見る機会はついにやってこなかった。
 ローチ氏がジャズ界に残した功績は本当に大きい。ジャズドラムの可能性をうんと広げた人だ。その輝かしい遺産を大切に受け継いでいくことが、次の世代の使命だ。

 Favoriteのページでも紹介しているが、大我が大好きなCDに「JAZZ AT MASSEY HALL」というライブ名盤がある。バンド名は「The Quintet」となっているが、今となっては信じがたい面々がメンバーとして名を連ね、素晴らしい演奏を聴かせる。チャーリー・パーカーディジー・ガレスピーバド・パウエルチャールズ・ミンガス、そしてマックス・ローチ。ついに全てのメンバーが故人となってしまったわけだ。
 長く闘病されていたと聞く。昨年末、ケニー・ワシントンさんが「この間マックスに会ってきた。思ったより元気そうでしっかりしていたよ」と言っていたので、ちょっと安心していたのに…。
 心からご冥福をお祈りする…

 あちらでは「The Quintet」の面々が「待ってたぜ、Brother!」と笑顔で出迎えて、またセッションが始まっているのだろうか。

オテロさんからメール! - 2007.07.13 Fri

 体調の問題で今月の来日がキャンセルとなったオテロ・モリノーさんからメールが届いた。以下はメールの一部。

Im 99% better now,and feeling great and I am working again..
I am so very sorry that I could not make it over and I Know many people and Club Owners were disappointed
but sometimes things happen that we have no control over and its all in the hands of the Universe...
I was really looking foward to playing with Tiger again because I know he has improved a lot....Well I will be coming over soon and I know we'll have a great time with him..........


 99パーセントよくなって活動を再開したよ。
 行けなくなってしまいライブを楽しみにしてくださっていた皆様やジャズクラブのオーナー方へ大変申し訳なかった。だけど、宇宙の手にゆだねられ自分ではコントロールしようのないことが起こってしまった…(中略)
大我が成長していることは知っているから共演を本当に楽しみにしてたのに… また行くのでそのときは大我と楽しめると思ってるよ
とのこと

 大事に至らず本当に何よりだった。大我も一安心。
 また、来日のスケジュールを調整中なので、スティールドラムのあの奇跡のサウンドを体感できる日は近い。

ジャズのある場所、コーナーポケット - 2007.07.11 Wed

 西宮にあるライブハウスコーナーポケット。
 大我が初めてここでライブをしたのはまだ7歳だったときだった。こぢんまりとしたお店にでんと構えるPARAGONの存在感とともに、マスターのジャズへの深い愛情や並々ならぬ音への執着が感じられる特別な場所だった。マスターの若いミュージシャンへの暖かな叱咤激励が、関西ジャズ界を引っ張る力の育成に一翼を担ってきたといっても過言ではない。ジャズのある場所。ミュージシャンが育つ場所。そこでいつも両手を広げて立っておられたマスター。
 今日は同じその場所へお別れに言いに行ってきた。あまりに突然の訃報に呆然とする。
 ご冥福を心よりお祈り申し上げます。

ジャズとは・・・ - 2007.06.30 Sat

 たまたま知ったが、今日は伝説的ヴォーカリスト、レナ・ホーンの誕生日。
 大我が赤ちゃんの頃よく見ていたセサミストリートのビデオで「ABCの歌」を歌っていたのが彼女だが、しかしなんと、今日でびっくりの卆寿!90歳なんだって。
ABC歌ってたのは何歳の時だったんだろう?50歳くらいにしか見えなかったけど…。
LenaHorne&Elmo
(おお懐かしい!コレです。大我がみてたセサミの「ABCの歌」のシーン!共演はグローバー!)

 レナ・ホーンは、黒人として初めてかの大映画会社MGMと長期契約を交わしたアーティスト。しかし、その抜群のルックスと歌唱力にもかかわらず、肌の色が理由で主役級の役はもらえなかったそうだ。それどころか、差別の激しかったアメリカ南部では、黒人がスクリーンに映ることがタブーだったらしく、彼女が出ているパートが編集で消されてしまうこともあったらしい。厳しい時代を生きぬいた強い女性。公民権運動に尽力したことでもよく知られている。人種的に偏りがあるオーディエンスの前では絶対に歌わなかったらしい。
LenaHorne
美しい…!
(黒人としては肌の色が浅く、黒人からは逆にあまり好まれなかった時期もあったらしい… 二重苦…)

 そうやって戦ってきた先人のおかげで、人種差別は開放へと進んできた。しかしそれでも、我々日本人にとって実感として理解することが難しいこの「肌の色」というものは、本場アメリカのジャズの世界ではいまだに切っても切れない大問題だ。
 サンフランシスコに「Yoshi's」という有名ジャズクラブがある。日系の寿司レストランだが、素晴らしいライブ収録の多くをCD化していて、大我も何枚か「Live at Yoshi's」のシリーズを持っている。さきほどこの「Yoshi's」が10周年を記念してコンピレーションアルバムを制作し発売したが、この1枚が物凄い物議をかもし出したそうだ。
 「Yoshi's」の企画側はまったく意図しなかったことらしいが、数え切れない収録の中から選んだ色々なセッションの各ミュージシャンの中になんと一人も黒人が含まれていなかったというのだ。それで「Yoshi's」に、「偏見に満ち、黒人の音楽であるジャズを侮辱する行為だ」と抗議が殺到した。「Yoshi's」は、指摘を受けて初めてこの「致命的なミス」に気づいたらしく、謝罪しCDを回収して制作のやり直しをするらしい。
 人種にかかわらず素晴らしいジャズミュージシャンはたくさんいる。芸術に色はないだろ?と思うところだが、大相撲の番付が全員外国人じゃ違和感を感じるように、やはりジャズだけはどこまで行っても特別なのだ。ジャズはアフリカ系アメリカ人の歩みそのものなのだから。彼らにとってジャズという芸術文化がどれほどの誇りであるのかを垣間見た気がした。ジャズを演奏する以上ミュージシャンが肝に銘じなければならない大きく深い問題だ。難しい…。

発想力。行動力。そして情熱 - 2007.06.28 Thu

 ジャズミュージシャンは誰しももっとたくさんの人にジャズを聴いてほしい、ジャズを好きになってほしいと思っているはず。ジャズの裾野を広めるためのいろいろな活動に地道に取り組むミュージシャンも多い。
 トランペッターの日野皓正さんは中学生のジャズオーケストラを結成し多忙を極めるスケジュールの合間を縫うように指導に当たっておられる。ベーシスト井野信義さんもベーシストキャンプを毎年開催し後進の育成に心血を注いでおられる。私財を投じて「本物」にこだわり本場NYからミュージシャンを招聘し続けておられるベーシスト西山満さん。ベテラン陣による損得抜きのジャズを愛するが故の活動だ。
 しかしジャズミュージシャンを取り巻く環境は厳しく、若いミュージシャンにとってこういったことを実行するのは時間的金銭的な面で難しい。時間や労力を惜しんでいるわけでは決してなく、チャンスやきっかけがなく、第一ノウハウすらない・・・というのがたぶん現状なのだろう。仕方ないと言わざるを得ないのかもしれない。

  常々そういうことを思っていたところ、最近ある人に大変深い感銘を受け、目から鱗が落ちた。ジャズとはまったく関係ない世界の人だが、自分が情熱を注ぐことを一人でも多くの人に見せ、楽しんでもらうため、自らチャンスを積極的に生み、惜しみない努力をしている人がいる。
 為末大さん。日本を代表するアスリート、400Mハードルのメダリストだ。
 彼は、自ら投資の研究をして資金を生み出し、自らスポンサーを発掘し、自らプロモーションに奔走し、自ら競技会をプロデュースし、そして、最高峰のメダルを目指して自ら走る…。
 「人生をかけて臨んだ日本選手権。しかし、観客がいなかった。落ち込んだ」
 そうきっかけを語っておられた。競技者は競技に専念し、与えられた場で力を発揮すればそれでいい・・・という受身の枠から一歩踏み出したのだ。誰かがやってくれるのを待ってはいられない。自分でやるのだと。
 これは、発想力や行動力といった面で彼に類まれな才能があり、またそれをバックアップできる抜群の知名度があるからこそ成し得ることなのだろうが、やっぱり人知れず大きなプレッシャーと戦い、相当の努力をされているのだと思う。心から拍手を送りたい。
 人間、発想力と行動力でここまでできるものなのだなあ…
 もうすぐ始まる世界陸上。為末さんの活躍を応援したい。

 さて、一大構想が進む「京都JAZZ&ART@上賀茂神社」(10月13日、14日、11月11日)もまた、企画側の発想力と行動力から生まれた。「ジャズが好き。だから、いろんな人に本物のジャズを体験してほしい」との想いがここまで形になってきたのだ。一つずつ目の前の問題をクリアし、一歩前に進み、一段上に上る努力でここまできた。ゲストのラインナップは、ハンク・ジョーンズ氏、穐吉敏子氏、日野皓正氏、板橋文夫氏…と最高峰の面々(現時点予定)である。
 ここまで来たけれど、これから先の道も長く険しい。企画側は、根本は楽しくて仕方がないのだけれど、実際問題として本当に大変な作業が山積みである。

 そこでこの場を借りてお願いします。
 当日を迎えるまで惜しまぬ努力を続ける「京都JAZZ&ART@上賀茂神社」実行委員会に愛の手を!
 どんな形でも結構ですので、趣旨に賛同し何らかの協力を!と思われるジャズを愛するあなた!事務局までメールをください。
 realjazzproject@yahoo.co.jp
 がんばれ!と声をかけてもらえるだけでもうれしいかも!
 

今日の芸術 - 2007.05.30 Wed

今日(こんにち)の芸術は、
うまくあってはならない。
きれいであってはならない。
ここちよくあってはならない。
と、私は宣言します。
それが芸術における根本条件であると確信するからです。
(岡本太郎『今日の芸術』1954年出版)

 先日、朝日新聞の特集記事に引用されていた岡本太郎氏の言葉。
 それにしても言葉がものすごい直球ストレート。視覚芸術について述べられたものだろうが、現代ではすんなり受け入れられるこの言葉も、1954年当時はストレートな分、衝撃的だったろう。
 しかし、これはある意味、ジャズにも通ずる言葉だと思った。これなら8歳の大我でも理解できるはず…と切り抜いてみたものの、はたと考え込んでしまった。
 ヘタじゃ話にならないから。
 芸術を考えたり、生み出したり、そして捕らえたりするのは、うまいとかヘタとか、そういう観点からじゃないという意味なのだろうが、キレイに心地よい音だけを追い求めては芸術になりえないということか。明快な言葉だが、理解し消化し体現するのは難しい。
 根本条件・・・・・・・。
 さて、どうやって大我に説明しようか?

 大我は、ピアニスト板橋文夫さんとのライブを控えている。
 板橋さんは「ゲイジュツハバクハツダ~~!」と叫んだ岡本太郎さんとなんとなくその風情や醸し出す空気が似ているように思える。
 ハチャメチャなピアノ演奏で破天荒なイメージの板橋さん。しかし、板橋さんの爆発的エネルギーに満ちた音楽は、そのイメージ裏切る美しさなのである。たしかにうまいヘタで板橋さんの音楽を語る人はあんまりいない。そんなことどうでもいい。…と思わせる音楽だ。
 芸術活動において「美しさ」というものは目指すゴールではなく、その結果、別次元で生まれるものなのかも知れない。

ジャズ界にうれしい大ニュース! - 2007.04.18 Wed

 ビックリの大ニュース発見!
 カリスマ的サックス奏者、コンポーザーとしてあまりにも有名なオーネット・コールマン77歳。先のグラミー賞ではその音楽活動における類稀な功績を讃える特別賞を受賞された偉大なるジャズマンだが、なーーーんと今度は、ジャズ界では初となる偉業を達成した。
 ピューリッツア賞受賞!
 音楽にもピューリッツア賞があったとは知らなかったが、記事によるとほぼ例外なくクラシック音楽が受賞してきたらしく、今回のコールマン作品、ドイツで2006年に収録された「Sound Grammer」が初の純粋なジャズ作品の受賞であるとのこと。
 常に時代の先端を走り受け入れられにくい音楽活動だったのかもしれないが、時代のほうがやーーーっとコールマン氏の音楽に追いついたのかも。
 ジャスファンとしては、なんともうれしいニュースだ。

 さて、日々色々な曲を聴いては、新しい曲に挑戦している大我だが、偶然にも、オーネット・コールマンは現在の大我のマイブームだ。
 大我にとってはピューリッツアだろうがグラミーだろうが、何のこっちゃ判らないし関係はないだろうが、このような素晴らしいJAZZの遺産の美を心で感じ受け継いでいくということが、何よりも意味あることだと思う。

JAZZは永遠に不滅だ~ - 2007.04.03 Tue

 ドン・チードルという俳優さんをご存知で?ブラッド・ピットの「オーシャンズ11」で脚光を浴びて、最近ではルワンダ内戦を描いた問題作「ホテル・ルワンダ」で主演して絶賛された遅咲きのちょっと地味な人。「ホテル・ルワンダ」は、脚本家が彼をイメージして書いたらしいけど、興行側が「華がない!デンゼル・ワシントンとかウィル・スミスとか大スターにして!」って文句つけたらしい。でも当の大スターたちは「そんな地味な作品はいらん・・・」(といったかどうかは知らないが)と軒並み断り、結局仕方なくもとのサヤ、ドン・チードルでキャスティングされ、その結果、予想を裏切り世界的にじわじわヒットして大絶賛されることとなったらしい。
DonCheadle
ちなみに彼はこんな人。

 で・・なんで、大我のブログでドン・チードル?
 大我は映画が大好き。男の子なので「戦い」系がやっぱり一番好きだけど、ジャズの映画ももちろん大好き。「Ray」などはもう何度観たかわからない。
 実は、このチードル氏、現在新作映画を監督主演する企画を進めているらしいのだが、それがなんとなんと!帝王マイルス・デイビスの伝記映画。大我にとってもマイルスはジャズの化身のような存在。でも、どんな人かだったかなんて知るすべもない。映画になれば子供の大我にもわかりやすいし万々歳だ。これからもどんどんジャズの映画が出来ればいいのに…と思っている大我なのだ。

milesdavis

マイルス…。
さっきのと見比べてみる。マイルスとチードル…そこそこ似ている気はする。しかしどんな作品になるかが問題。「マイルス・デイヴィス」という素材は、特にジャズファンにとっては凄すぎて、ある種アンタッチャブルなテーマでもあるだけにちょっと怖い。というか、もしヘタしたら世界中のジャズファンから総スカンを食らう。ジャズを世界がどう受けとめるかの瀬戸際といっても過言ではない。(過言かな?)うーん気になる。しかも、…てことは、もしやコルトレーンも出てくる?トニー・ウイリアムスも?じゃあエルビンは?アート・ブレーキーは?えー?誰が演るの???」と気になって気になって・・・・・・・・・・・・

ちなみに無類のジャズ好きで知られ、チャーリー・パーカーの伝記「Bird」やセロニアス・モンクのドキュメンタリー「Straight, No Chaser」(これで初めて動くモンクを観た大我は「修パパそっくりや!」と叫んでいた)を監督した名優クリント・イーストウッドは、今度はデイブ・ブルーベックのドキュメンタリーを制作するらしい。しかもトニー・ベネットのドキュメンタリーはすでに制作中というものすごい生産力。イーストウッドほどの大物なら、それこそもっと一般受けする娯楽大作をいくらでも作れるだろうに、それでも地道にジャズドキュメンタリーになぜこだわるのだろう…。
 聴かせたい。知らせたい。伝えたい。
 そう思わしめる、そう思わざるを得なくなる、そういう力がジャズにはあるのだと思う。
 ジャズは、プレイヤーのみならず、それを愛するすべての人の力で継承されていく音楽、また人をそこまでも動かす力をもった芸術なのだな…。

残念です・・・ - 2007.01.15 Mon

 突然の訃報に衝撃・・・

 大我は、サックスプレイヤー、マイケル・ブレッカーさんの演奏をつい最近初めてCDで聴いたばかりだった。「The Truth」というCDを手に入れたのは11月。エルヴィン・ジョーンズ・ジャズ・マシーンでピアニストとして活躍した板橋文夫さんとのライブを控え、近年のエルヴィン・ジョーンズ・ジャズ・マシーンによる「EJ's Blues」が聴けるこの比較的新しいライブ作品(1999年収録)をGETしたのだった。
エルビン・ジョーンズ「The Truth」

 大好きな「Body and Soul」も収録されていて、エルヴィンのブラシワークと絶妙に絡み合う美しく印象的なサックスのソロに大我も思わず惹き付けられ聴き入っていた。それがスペシャルゲストとして参加していたマイケル・ブレッカー。心に染み入る素晴らしいエンディングのあと、エルヴィン自らの肉声で「Michael Brecker…」との紹介が入っているのも感慨深い。その声、すごく嬉しいことがあった子供のように笑っていて…。
 エルヴィン・ジョーンズトニー・ウィリアムズアート・ブレーキーマイルス・デイヴィスジョン・コルトレーンセロニアス・モンク・・・名を連らね始めればキリがない、実際の演奏を一度も聴けなかったことが残念でならない大我のヒーロー達。そしてまた、57歳、まだまだお若いブレッカーさんも・・・。残念です。
 心よりご冥福をお祈りいたします。

日野皓正という人 - 2006.11.08 Wed

日野皓正さんは、言わずと知れた最高峰ジャズトランペッター。しかし、画家と言うもう一つの顔も持っておられる。かのマイルス・デイヴィスの比類なき画才も有名だが、日野さんもまた、美しい色彩と力強いラインでジャズや女性などをモチーフにした暖かな作品を多く創作されている。実は、日野さんは大我の8歳の誕生祝に、バスドラムに『Tiger』と入ったドラムセットの絵を描いてプレゼントしてくださったこともあり、大我は日野さんの絵にとても興味がある。大丸神戸にて歌手・加山雄三さんとの絵画2人展を開催され、日野さんのミニライブに合わせて出掛けた。
 ライブでは、日野バンドのベーシスト金澤英明さんとデュオで2曲。さすがは年季の入り方が違うお二人、息もぴったりのデュオは、クインテットなどとは一味違った味わい深さで、鳥肌ものの素晴らしさだった。最強のオジサマ2人に会場はノックアウト!
 しかし、日野皓正という人のすごさを垣間見たのは、ライブ前のトークの時だった。おやじギャグを連発し、自虐的なコメントで会場の爆笑をさらっていた日野さん。ふと会話が途切れた一瞬の沈黙のときのこと。会場の聴衆の中に、お体の不自由な方がおられ、その沈黙の瞬間に、その方が大きなうめくような声を漏らされ、その声が会場に響きわたったのだ。唐突なことに会場が凍りつくかと思ったその瞬間、なんとステージ上の日野さんが同じ音程の声を出された。え?と思うまもなく日野さんはそのままその音からスキャットを始めた。素晴らしいアドリブのスキャット。会場は大喝采に包まれたのは言うまでもない。
 日野皓正という人、非凡な人だ。

キャプテン金澤&副キャプテン大我

日野さんの帽子を借りて、キャプテン金澤と2ショット!

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ジャズドラマー大我の日々をHP管理者がお伝えします。

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