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2023-05

市川修 七回忌セッション! - 2012.02.05 Sun

 修さんが天国に行ってもう6年。。。
大我が初めて会ったのが5歳の時。演奏中と普段の行動が面白い、とってもインパクトのあるオッチャンとして、Jazzの師匠として、家族ぐるみのお付き合いをさせていただきました。

 修さんの奇行は前回(12/24)のブログにも書きましたが、初めて修さんの家に行ったときから衝撃的でした。
大きなグランドピアノが置いてあり、古いレコードがビッシリ詰まった本棚が壁いっぱいに広がるレッスン室。
中央にはコタツが置いてあり、そのテーブルの上に30㎝四方のオカキの空き缶が。。。
「開けてみて下さい・・・」と言われ、蓋を開けると中には2~3㎝位の大きさのシマウマのフィギアが一個。。。
そのシマウマを取り出し、真上にある電灯の紐にくくりつけ、勢いよく廻しだしました。グルグルと廻るその様子を眺めて一言、「すごいでしょっ!」って。「???」な状態の私達にニコっと笑って、「これがJazzやって思うんですわ。。。繋がってグルグル廻るんですわ。。。丸く廻るんですわ。。。」って。
 
 その後から大我の家にもチョクチョク訪れ、大我パパと黒人音楽について良く話し込んでました。話し込んでたと言うより大の大人が涙目で熱く何かを訴えるような感じで。。。
ローランド・カーク・・・彼が受けた様々な嫌がらせや精神的などん底生活。暗闇の中でもがき苦しみながらの音楽。。。
ブルースやジャズの音楽の起源を深く考える修さんですが、それ以上に、黒人たちが受けた理不尽な・・・過酷な状態でも伝え残してくれた音楽に、尊敬心を持って体当たりしていたと思います。

 そんな修さんの周りに集っていた仲間達が集まって、修さんが下界に戻ってくる『大演会』が行われました。
しんみりするのではなく、唄って踊ってクルクル廻って・・・賑やかに雨乞いをする様に・・・体当たりの音楽・・・その数20数名の熱いミュージシャン達!+飛び入り+沢山の修ファン! 

2Osamu kimura
木村家、親子でシャウト!(長男のタイゾウ君、なにも言ってないのにクルクル廻って踊り続けてました!・・・「修さんが降りてきた~!」って、全員が叫んでました!)

3Osamu blues
ハッピーなブルース陣!客席総立ちでダンスダンスダンス!

4Osamu mitch
泣かせていただきました!ミッチ!

5Osamu back
清水興&大我のリズムセクションのバックショット!

6Osamu kids
トランペッターのジェームス参戦でキッズも踊る!

7Osamu ayano
愛娘、ドラマー綾野の登場で大盛り上がり!

8Osamu ko shiho yoshida
清水興、あかぎしほ、吉田君

9Osamu manadeshi trio
福島剛、木村知之、飛世昇の愛弟子トリオ

10Osamu finale
芳枝さんの魂の唄でフィナーレ

11Osamu group
笑顔のミュージシャン達。

呑んで飲んで、唄って踊って、叫び続けた『大演会』!

天から降りた一本の紐に、皆が乗っかりクルクル廻ってました!

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『市川修・生誕祭』@ざぶざぶ - 2011.12.24 Sat

 今年最後の大我締めくくりライブは、6年前に天国に行っちゃった『修パパ』の62回目バースデイライブ。
下界におられた時のバースデイライブも楽しかったのですが、今日のライブもホント、大盛り上がりでした!
毎回のコンセプトは“お祭り騒ぎ”なんで、今夜は無礼講!

 ピアニスト市川修・・・ジャズの事となれば目つきが変わり一心不乱・・・でも体はセロニアス・モンクの様にクルクル廻って踊りだす。スイッチが入る前の半笑い顔の奥の鋭い眼光・・・鬼気迫る背中からの汗煙・・・ウゥ~~~と鼻の奥を鳴らし鍵盤を食べる・・・そんな『修パパ』と9年前に知り合った大我。
たった3年間ほどでしたが、一緒にバンド活動ができて本当に良かった・・・大我の演奏スタイルの基礎となり、大きな影響を受けた大恩師へのリスペクト。

 市川修ちゃん・・・ジャズに対する思いが熱すぎたためか、奇行が多い私生活。
朝早くから自転車のカゴに大根と雪駄を入れて裸足で歩いてる・・・冬に。
郵便ポストに汚い新聞紙の包み・・・留守電に「漬けもんですネン」とだけ。
「嫌な顔されましてんケド、どう思います?」と大我ん家の玄関先に両手に草履を持った裸足姿で。「どうしたんですか?」と聞くと、「サービス券貰いましてん。それだけやったら、やっぱりアカンのですかナ~?」
回転寿司の“一皿サービス券”を貰ったので、それを使ってきた・・・貰ったのは1枚・・・食べたのは一皿。
ようするに、無料のお茶と寿司一皿・・・一銭も使わずに帰ろうとしたら嫌な顔されたと・・・
「105円だしてもう一皿ぐらい喰ったら良かったんちゃいますか?」「・・・財布持って行きませんでしてん・・・」って。

 まだまだ山の様に逸話?がありますが、また次回に!っと言うことで・・・

 本日のヴォーカリストは『修パパ』の奥さん、“芳枝”はん!
ベーシストは、市川さんの直系子分の“木村知之”氏。
ピアニストは、芳枝はんから紹介してもらった初共演の“あかぎしほ”さん。
ゲストに、タップダンサーの“AYAKA”ちゃん。

カルテット
 魂の叫び!芳枝はんとは久々の大我。楽器の音量に負けないヴォーカリストは、そうそう居ません。だから大我は心おきなくプレイに集中できる!と、ぶっ飛ばします!
恒例のスキャットで崩壊寸前の木村君!何をやるか(やらかすか?)、全~部承知の大我。優しい眼差しで?木村さんを煽ります!
男前?なプレイで初共演とは思えないあかぎさんと大我。気持ちのこもった音が大好きな大我・・・慣れないドラムセットを苦にせず、あかぎさんとのプレイを楽しんでました!

アヤカ
 AYAKAちゃん(大我の1才年上)。少し緊張しながらも素晴らしいタップを披露!ヤンヤの喝采を浴びてました!
 
たいぞーMC
 もう一人のゲスト?!
木村さんの御長男、“タイゾウ”君6歳。先日、大我お気に入りの自転車を譲ったのでそのお礼に弟君と来店!
「ボク、黄色が大好きなんです!それにメッチャかっこええマウンテンバイクで、もう嬉しくてウレシクテ、毎日乗ってます!あの自転車といっしょに寝たいぐらいデス!」って、とっても喜んでくれました。
演奏途中にマイクを向けると「ライネンモ!ミナサン!ガンバリマショウ~!」「オトウサンノコトモ、ヨロシク~!」で、拍手喝采!涙ぐましかったデスゥ!

メンバー
 出演者全員?で記念撮影!

キッズ
 左から、カワイイカワイイ、二男の“タケヒロ”君2歳と、“タイゾウ”君。(ひょうきん顔も一緒!)
この二人、凄いんです!演奏中、もうノリノリで奇声を発しながら踊りまくり!親に似るんですネ~!
イヤ~、癒されました!やっぱり、小さい時から生の音楽に触れないと!ネッ!

打ち上げ
 福井からお越しのSさんが打ち上げ会を開いてくださりました!
笑顔いっぱいのお祭りライブ!大我の本年最終ライブ!あ~楽しかった!

来て下さった皆さんからも沢山のクリスマスプレゼントを頂き、心も胃袋も温かな大我、「さあ!明日から冬休み!サッカーの試合と練習、ガンバルゾ~!」
おいおい、ドラムの練習は?・・・

Respect 市川 修 - 2010.02.19 Fri

 管理人のメインの彼(PC)が20日間の旅(修理)から戻ってまいりました!結構な長旅。こちらの心配をよそに涼しげな顔です。なんかムカつく!「なんでそんなに遅かったの?」と聞くと「記憶が無いのよ」と言いやがる。
また一つ一つ記憶を甦らせるリハビリをしないと・・・ガンバってブログ更新しないと・・・
 
さて、1月31日は修パパの4回目の追悼ライヴ。
あの日から4年もたつのか・・・早いものです。
市川芳枝ママ・清水興・MITCH・木村知之・武井努・永田充康・辻佳孝さん達と大我。
そして、東京から修パパの愛弟子の福島君、デミやん、会場のスタッフ2名の参加などでいっぱい演奏しました。
 過去3回の追悼ライヴ当日では色んな事が起こりました。会場ビルの火災報知機が鳴り、消防士がライブ会場に突入してきたり、優しいピアノタッチのピアニストがいつも通りの演奏なのに太い方のピアノ弦を切ったり、ジーツーが演奏中、椅子と共に後ろにヒックリかえりステージから消えたり・・・その度に「修さん、来てるな~」と皆で笑っていました。
今回は何も無かった・・・ようやく天国で楽しい事を見つけたのかな・・・?
しかし、地上に残された演奏者達のテンションはこの日もMAX状態!特にトップバッターの木村さんが修さんのプレイの様にベースを叩きつけRespectする。そして皆が負けじと自分の思いをぶつけRespectする。
修パパが残した物が深く大きな物だと再確認する日。
来年は5回目の追悼。毎年この1月31日から1年が始まる。精一杯の演奏を心がけよう。修パパに感謝!

Respect Osamu

Respect Osamu1

Respect Osamu2

Respect Osamu3

市川修のジャズスピリット - 2008.01.31 Thu

 大我が大好きだった「修パパ」こと市川修さんが「あちら」へお引越しされて早2年。ご命日の31日、修さんとご縁の深い老舗ライブハウスRAGにて、ゆかりのミュージシャンや多くのお弟子さんやご友人が集まって陽気な追悼ライブ「RESPECT市川修 vol.2」が開催された。

 1ステ目は、大我Tiger & The Silverbacks市川芳枝vo ミキトシヒコas,ss 木村知之b 辻佳孝p)。
2ステ目はトランペットとヴォーカルのMITCHさん率いるMITCH ALL STARS清水興b, 中嶋徹p, 武井努ts, 永田充康ds)。共に修さんと活動してきたバンドだ。修さんを偲んで、それぞれゆかりの曲をにぎやかに晴れやかに会場一体となって演奏した。

RESPECT市川修

 大我たちは、修さんの快作「The Funky Drummer」や芳枝さんのヴォーカルを交えての名曲「Father’s Song」などを演奏。
Taiga&TheSilverbacks

 昨年、修スピリット溢れる熱血スキャットで会場を盛り上げたベーシスト木村さんだが、今年も超絶シャウトが大炸裂して会場騒然!大いに盛り上がる。いつも寡黙(そう)な木村さんのコレが聴けるのはこの日だけかも!(木村さんは、実はBBのベーシスト権上さんの師匠。権上さんがコレ聴いたらひっくり返るかも…)

 ニューオリンズジャズが中心のMITCHバンドでは、修さんを葬送したゴスペル曲「I’ll Fry Away」で会場のテンションは最高潮に!だって会場は、実際に2年前にこの曲で棺を揺らし、歌い踊り、泣いて笑って修さんを送った仲間たちで一杯だったから。芳枝さんも「コレは修ちゃんの曲やなあ!」と感慨深げだった。
MITCH ALL STARS

 3ステ目では、修さんの弟子軍団を交えて陽気なジャムセッションが展開。ラストは、芳枝さんのヴォーカルを中心に2バンド全員で「What A Wonderful World」で大団円。
RESPECT市川修JAM

 懐かしい面々が集まり、まるで「市川組同窓会」さながらとなる1月31日のRAG。来年のこの日もまた陽気な修スピリットが集う。

 大我がとても大切に思っている修さんのジャズスピリット。それをじっくり確認した暖かなひと時だった。
 修さんはいつもみんなを見守ってくれている。

市川修生誕祭 - 2007.12.27 Thu

 12月21日は故・市川修さんのお誕生日。
 2年前の2005年12月21日、大我はその日市川修さんとのライブだった。修パパを驚かそうと「おさむくん、おたんじょうびおめでとう」というプレート付きのバースデーケーキをこっそり用意してバースデーソングをやるつもりだった。しかし、しかし、修さん、リハから「今日ね、ボクね、誕生日ですねん!」と自らうれしそうに公言… メンバーが必死で用意したサプライズが、サプライズで無くなったという笑い話だが、ライブの途中に奥様の市川芳枝さんが花束を持って乱入。一緒にステージで歌って下さり、結局は思い出深いサプライズバースデーライブとなった。
 そして、満面の笑みの市川夫妻の2ショットをカメラに収めたその日から40日後、修さんはあまりにも突然に、一人逝ってしまわれた。

 2006年の12月21日は、大我は板橋文夫さんとのライブだった。第2部に芳枝さんをゲストに招き、生誕祭とした。破天荒なピアノで名を馳せた市川修さん。彼のようなピアノプレイをする人はあまりいないが、板橋さんはスタイルこそ違えど、共通の熱さを感じるピアニスト。板橋さんのピアノで芳枝さんの歌にも情感がこもり、素晴らしいステージとなった。


 そして今年2007年12月21日は、岩倉のCafe Jintaにて、修さんの多くの友人やゆかりのミュージシャンが集まり、盛大な「バースデーパーティ」となった。修さんのあのおおらかな笑顔に見守られていると感じる底抜けに明るいパーティだった。
OsamuBD2

OsamuBD
修さんのバースデーケーキのキャンドルを消す芳枝さん

 市川芳枝さんのヴォーカルを大我率いるTiger, Burning Bright(鬼束"Tiger"大我、ミキトシヒコ、辻佳孝、権上康志)がサポート。感慨深かったのは、BBのCDにも収められている修さんの作品「Father's Song」を演奏した事。この曲は芳枝さんにとっては色んな思い出の詰まった曲だと思う。芳枝さんのお父様が他界された際に修さんが書かれた曲で、オリジナルはスローワルツ。それを4ビートアレンジにしたBBバージョンと2タイプのアレンジをヴォーカルを交えて見事に融合させた。
 実は、修さんと芳枝さんは「MONK」という小説のモデルになっており、この「Father's Song」にまつわるエピソードは、その小説の中にも描かれている。修さんや芳枝さんのファンの中には、読まれた方も多いと思うので、特に感慨深く聴かれた方も多かったのでは…。BBにとってもとても大切な曲だ。
jinta
市川芳枝(vo)with Tiger, Burning Bright

 市川修さんは、2006年1月31日に亡くなられて早2年が経とうとしている。
 いまだにひょっこり笑い声とともに現れそうだ。
 

 *1月31日は、京都RAGにて「RESPECT市川修2008」が開催の予定です。受け継がれる市川スピリットを感じにいらしてください。詳細はこちらです。
RESPECTOsamu@Rag
 

受け継がれる市川SPIRIT! - 2007.01.31 Wed

 1月31日は市川修さんの命日。一周忌となる今日、市川さんゆかりの京都木屋町ライブスポットRAGにて「RESPECT市川修」と題した追悼ライブが行われた。
 会場は、開始前から満席!市川さんの仲間たちやご友人、お弟子さんたちで大賑わい。「わー、久しぶりー!」とか「おー、ご無沙汰!」などの声が飛び交い、何かまるで同窓会みたいな雰囲気。「市川組」同窓会ってことかな?

 1ステ目は「TAIGA & The Silverbacks」のライブ。これは大我が生前の市川さんとともに、ヴォーカル市川芳枝さん、そしてベースに木村知之さんというメンバーで組んでいたユニット。「Silverback」とは、銀色に輝く大きな背中を持ち、そのオーラと威厳で群れを統率し引っ張って行くボスゴリラのこと。当時6歳のチビゴリラ大我にとって市川さんは、包容力に満ちたド迫力のボスゴリラのイメージだったのだ。市川さんもこのネーミングはとても気に入ってくださっていた。ボス亡き後、ボスのスピリットを受け継ぐ若手ゴリラの辻佳孝さんに市川さんのパートを任せて復活したのだ。
 辻さんはもともと実力派の素晴らしいピアニストだが、市川修さんに出会った時の衝撃を「雷に打たれた」と表現していた。市川さんからはピアニストとしてのみならず色々な面で大きな影響を受けたとのこと。今日も市川SPIRITに溢れる熱演だった。
 今日ステージを一段と盛り上げたのは、ベースの木村さん。普段サブリーダーゴリラ的ポジションでバンドを支えている縁の下の力持ちが、今日は思わずマイクを取ってハイテンションなスキャット!キメに「いっちゃあーーーーん!」とシャウトすると会場は大拍手!
 そして、芳枝さん。胸のど真ん中に遠慮ナシに手を突っ込んで心臓をぐりぐりするような迫力のボーカル。生前の市川の破天荒な伴奏で歌う芳枝さんのCDを聴いているといつも思う。芳枝さんの非凡な歌を最大限に引き出したのは間違いなく修さんだったんだなあ…っと。 今夜は市川SPIRITに溢れるメンバーとともに心に染み入るヴォーカルを聞かせてくださった。
Silverbacks@RESPECT市川修RAG070131 009
TAIGA & The Silverbacks(写真をクリックしてね)

 2ステ目は、かっこいい「MITCH BAND」の登場。MITCHさん(tp、vo)他、清水興さん(b)、武井努さん(ts)、永田充康(ds)さんのメンバー。MITCH BANDもピアノは市川さんだったが、後を引き継ぐのは”弟分”清水武志さん。市川さんがこよなく愛したニューオリンズジャズサウンドが会場に響く。流れたのは1年前の「お別れ会」で、皆で市川さんを送ったときと同じゴスペルナンバー。MITCHさんが市川さんの写真を高く掲げてトランペットを吹き鳴らしながら会場を練り歩く。会場は総立ちの手拍子と合唱で笑い泣き…。いつも気丈な芳枝さんも、今夜は一周忌を迎えてか、いつになく涙を見せておられた。
MITCH BAND RESPECT市川修RAG070131
MITCH BAND(写真をクリックしてね)

 でも、芳枝さんを一番泣かせたのは、3ステ目のスペシャルゲスト。
 ステージの最初から予告されていたシークレットスペシャルゲストがついにベールを脱いだ。
 紹介を受けてステージに上がったのは、今夜がセッションデビューとなる1人の新人ドラマー。
 その名も「市川綾野」さん。市川家のご長女、中学3年生。
 綾野ちゃんは「ミュージックラボ」西代一博師匠に師事する大我の妹弟子にあたる。習い始められた頃の市川さんの嬉しそうな表情が思い出される。
 市川さんの仲間たち、清水興さん、辻さん、清水武志さん(アルト!)、武井さんがスタンバイ、もう1つのドラムセットには永田さんが待機、綾野ちゃんの背後には大我という鉄壁のサポート体制で迎える中、綾野ちゃんが、緊張の面持ちでステージへ上がったのだ。会場からの「あやの~!」コールの中、綾野ちゃんは見事に「On Green Dolphin Street」を叩ききった。バース交換も見事にこなし、拍手大喝采。中には、感極まって涙ぐんでおられる人もたくさん。でもやっぱり一番泣いていたのは、客席後方で見守っていた母・芳枝さんだった。
 ドラマー市川綾野デビュー@RESPECT市川修
満面の笑みの市川さんの写真の前で熱演する綾野ちゃん!(写真をクリックしてね)
 そして、その感涙の芳枝さんと共に感動の「ALL OF ME」で母子共演が実現した。ドラムを習い始めてまだ1年と少しだが、確かに市川さんの”血”を感じる演奏だった。ココにも市川修SPIRITが確実に受け継がれている。
天国の市川さんも嬉しくて号泣されていたことだろう。 

市川SPIRITを輪の中心に仲間が楽しく集ったひと時だった。
 MITCH大我RESPECT市川修RAG070131

MITCH & 大我(写真をクリックしてね)
芳枝MITCH大我RESPECT市川修RAG070131
MITCH, 大我と芳枝さん(写真をクリックしてね)

RESPECT市川修@ラグタイム大阪 - 2007.01.26 Fri

 大我がジャズを始めて以来、子ども扱いせずに真剣にジャズという音楽をぶつけ、ジャズを教えてくださったジャズメンが何人かおられる。ベーシスト西山満さんやトランペッター日野皓正さんなどはその筆頭だが、京都でジャムセッションに乱入して以来、ずっと大我を見守り続けてくださった名ピアニスト市川修さんの存在もまた非常に大きかった。早いもので、その市川さんが突然に亡くなってしまわれて、もう1年が経とうとしている。偶然にもお住まいが近かったこともあり、散歩の途中やライブの帰りなどにしょっちゅうひょこっと立ち寄って、大我の様子を気にかけては、ジャズのいろんな話を聞かせてくださった。今でも、ひょこっと市川さんが現れそうな気がするのは、私たちだけではないはず・・・。
 そんな風に市川さんのことが忘れられない仲間たちが集まって、「RESPECT市川修」と題した追悼セッションがラグタイム大阪で行われた。満面の笑みの市川さんの写真とピアノを弾くかっこいい市川さんの写真2枚が飾られたステージで、賑々しくセッションが繰り広げられた。
RESPECT市川修@ラグタイム大阪1

 メンバーは、大塚善章(p) 唐口一之(tp) 宮哲之(ts) 豊田晃(ds) 谷中秀治(b) Larry Ransome(ds) 辻佳孝(p) Tommy(tb) 早川惟雅(as) 鬼束大我(ds)
and 市川芳枝(vo)with Zane Massey (ts) From New York。(順不同、敬省略)
 「あちら」の修さんもピアノを弾きながらきっとクルクル回って、ゴキゲンだったと思う。

 ラグタイムでは2月8日に第2弾が行われ、そして京都RAGでも31日(水)、MITCH BANDTAIGA & The Silverbacks(修さんと大我のユニットが辻佳孝さんをピアノに復活!ボーカル市川芳枝さん、ベース木村知之さん)の出演で追悼ライブを行います。

市川修さんを偲んで…、明るく… - 2006.07.24 Mon

7月24日(月)
 今夜はホテルニュー京都にてMonday Night Jazzと題されたY’s Mens Club主催のライブ。副題に「市川修さんを偲んで…」とある。修さんは、生前、ここホテルニュー京都で長年にわたり定期的にジャズピアノの演奏をされてきた。1月に急逝されてからお休みとなっていたそのMonday Night Jazzを、今回は修さんを偲ぶという形で、ゆかりのミュージシャンで再演することとなったのだ。奥様の市川芳枝さんのヴォーカルに熱いコンビネーションだったベーシスト木村知之さんと大我がリズムセクションを構成する。そしてプレッシャーだろうけれど、市川さんが向かったピアノには若き市川スピリットの後継者、辻佳孝さんが着いた。偲んで…とはいっても湿っぽいことは大嫌いの修さんのことをよくわかっているメンバーばかり、市川スピリットが随所にきらめくゴキゲンなステージを展開し、明るく陽気なひと時をお客様も一緒に楽しんだ。修さんゆかりのホテルニュー京都、今年秋で閉館だそうだ。何だかさみしいな…
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修Spirit健在! - 2006.06.05 Mon

6月5日(月)
 今日は京都のライオンズクラブから依頼のあった宝ヶ池プリンスホテルでのイベント。豪華メンバーで臨んだ。
 リズムセクションは大我のほかにベース木村知之さん、ピアノ辻佳孝さん、そしてフロントは市川芳枝さん(vo)、MITCHさん(tp,vo)に武井努さん(ts)の3人。バップ系からブルース、シャッフル、ニューオリンズ系などなどバラエティに富んだナンバーをいろいろ演奏した。がっちりど派手に繊細に・・全員でかっこいいサウンドを組み立てた。
 お客さんはライオンズクラブのメンバーばかりなので、ジャズに親しみのない人もいたと思うが、大変盛り上がった。
 休憩時間にお寿司をもらえたことが大我はうれしかったみたい。(他メンバーは「肉」にありつけたのがうれしかったみたい。)
 
 演奏後、メンバー皆で市川家へ行った。故・市川修さんのお参りだ。よく考えたら今日のメンバーは丸ごとOsamu Spirits Bandだったのだ。修さんがいたら間違いなく今日は共演だったのに・・・という思いがあらためて込み上げてきた。それぞれが修Spiritをしっかりと受け継いで行きます。と誓いも新たにした。

修パパ、聴こえたあ? - 2006.03.10 Fri

3月10日(金)
 今日は心斎橋ラグタイム大阪でライブ。
 ライブの出かける前にバッチリお昼寝。近所なのでボーカルの市川芳枝ママを迎えに行く。その道すがら、久々に「洛北幼児園」に寄った。大我はここの卒園生。年長さんの時の担任だった「ケイコ先生」は、何と市川修・芳枝夫妻の子供達の担任でもあった。そんなご縁もあるのだ。そしてケイコ先生はサックス吹くのだ!怒ったらめっちゃ怖いけど面白くて優しいケイコ先生、久しぶりに会えて嬉しかった。
 今日のラグタイムのメンバーは芳枝ママとベース木村知之さん。「TAIGA & The Silverbacks」はこのメンバーでピアノが市川修さんだった。Silverback(ゴリラの群れのボス)に修さんを見立てたわけなんだけど、ボス、いなくなっちゃった… 
 今日のピアノは初共演の堀智彦さん。初めてだったけどすばらしい演奏でノリノリのSilverback精神を演奏に吹き込んだ。なんかお客さんもえらいノリがよくて楽しい楽しいライブだった。
 これなら修パパも喜んでくれてるはず。・・・でも、ふといまだに思う。「あれ?ところで修パパどこ行った?」って。

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