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2023-12

全日空大阪で年の差ライブ! - 2005.11.20 Sun

11月20日(日)
 今日はいわゆるディナーショー(?)
 尾田悟さんという御年78歳現役テナー奏者との競演だ。大我とは年の差71歳!そのメロウな世界、「大人しくするべき」だと思って努力していたのか、今日はいつになく控えめな大我。でも、お久しぶりにご一緒するピアニストの田中武久さんとのやりとりになるとついついいつもの「ぶっちぎり」が顔をだす。田中さんはそれが楽しいらしくにこにこ顔だ。ベースは福呂さんなので安心、初めてお会いするヴォーカリストのとっても優しい南樹里さんともバッチリだった。
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Bye Bye New York! - 2005.10.30 Sun

10月30日(日)
 とうとう帰国の日がやってきた。間に合うようにがんばって早起きし、7時に予約したTAXIの到着を待つ。準備万端だ!
 …が、そこで問題発覚。なんと今日から冬時間!1時間時計を遅らせるのだ。つまり7時だと思ってた時間は6時だった。ま、1時間早くて飛行機に乗り遅れるよりはマシ…と考えよう。
Captain Taiga

 飛行機の操縦席に座らせてもらってご機嫌の大我。

 飛行機の窓からNEW YORKにお別れ。「Bye bye! See you soon!」
Good Bye New York

Hank Jones & Barry Harris at Lincoln Center - 2005.10.29 Sat

10月30日(土)
 ニューヨーク最後の夜。
 今夜は待ちに待った「Jazz Piano Summit」。あのHank JonesとBarry Harrisという巨匠二人の演奏が一気に聴けるのだ。しかもリズムセクションは、大我のヒーロー、Lewis Nash! ベースはこれまた素晴らしいRay Drummondという日本ではありえないような超豪華メンバーだ。
 NY滞在中のピアニスト辻佳孝さんとNY在住アルトの山本昌広さんと待ち合わせて、54丁目あたりでマサラな(おいしい)インド料理を食べた。しかし、コレがおいしく感じるのは滞在2週間を過ぎて味覚障害に犯されつつある結果かもしれない。でも、TAJ MAHALというインドのビールは本当においしくて、皆口々に「ニューヨークで飲んだどのビールより美味しい!」と大絶賛!インド人のウェイターも嬉しそうだった。
 満腹になったところでリンカーンセンターへ向かった。今宵は、ハローウィーンの前夜と土曜が重なり、街はえらい騒ぎになっている。街中が囚人やドラキュラやティンカーベルやプリンスやら何やらでいっぱいだ。(アパートの隣のおばちゃんは口から血流してたし…)

Jazz at Lincoln Center
 さて、60丁目リンカーンセンターのAllen Room。「Room」とついているのでこじんまりとしたホールかなと思っていたが、入ってびっくり、息を呑んだ。すり鉢状のホール正面は舞台だが、その背景はマンハッタンの夜景である。床から高い天井まで高さ推定15メートル、左右端から端まで幅30メートルほどが全面ガラス張り。このホールなら夜に見るだけでも価値がある。
 真下にコロンバスサークル、遠くには流れるヘッドライトを背景にして、ドレスで着飾った黒人婦人などで満員の中、コンサートが始まった。Hank Jonesがシルバーグレーのシルクのタキシードで現れると会場は大拍手。ソロ演奏が終わり、今度はBarry Harrisが黒のタキシードでクラシックピアノの奇才ヘルフゴッドのように前のめりな足取りで登場した。Barry Harrisは、その飄々とした風貌にぴったりはまる絶妙のMCも交えてお客さんのハートを掴んでいく。余裕・・・。豪華な二人の「サテンドール」とユーモアたっぷりのBarry Harrisのソロの後、リズムセクションのRay DrummondとLewis Nashが登場した。
 向かい合わせて並んだ2人の巨匠のピアノの後にスタンバイした二人は、それぞれにその存在感を十分に発揮した。Ray Drummondのどっしりとしたベースサウンドと神がかり的なLewisのドラミング。リズムセクションも完璧!いやそれ以上かも…。(チケット高いなと思ったけど、安かったかも!)

演奏後、舞台のRayさんとLewisさんにご挨拶。Rayさんとは、京都のLe Club Jazzでお会いして以来だ。「久しぶり。元気にやってるかい?」と再会を喜んだ。そしてLewisさん。明日日本に帰ることを告げて「See you in Osaka!」と大阪での再会を約束してお別れした。

 控え室のBarry Harrisさんを訪ねた。高槻ジャズストリートのゲストだったので、大我はそのとき以来だ。テンガロンハットにサインをしてもらい一緒に写真をとってもらった!
 そして、Hank Jonesさんにもご挨拶しようとすると、今年の100ゴールドフィンガーズの一人として来日していたピアニストのEric Reedさんを発見。彼もHankさんと握手してもらい、2ショット撮ってもらって嬉しそうだった。
 大我は、ハンクさんに「Hello. My Name is Taiga.」とご挨拶。7歳のジャズドラマーだと言うとハンクさんは本当にびっくりしておられたが、「大阪でNISHIYAMAさん(西山満さん)と演奏している」と伝えると「OH!Nishiyama!!よく知っているよ。」と懐かしそうにしておられた。「2月にまた日本で会おう。NISHIYAMAによろしくね。」と言ってもらって、サインと2ショットをゲット。
Hank Jones


 かくて、ニューヨーク最後の夜は、最高のJAZZで締めくくりとなった。毎晩、多くのライブなどに足を運びアパートメントに帰ったが、47丁目と9番街の角に毎回のように立ち寄った小さなお店があった。いつもここで夜食や牛乳、イチゴなどを買って帰っていたので、大我は夜番の店員さんととても仲良しになった。マハメッドとジャマールという名前の2人だが、大我はなぜかマハメッドのことをジャクソンと呼び、「ジャクソンの店へ行こうよ!」といつも言っていた。ジャクソンの店に寄るのも今日が最後。「明日日本に帰るよ。元気でね。」と挨拶すると、ジャクソンもジャマールも「忘れないでね。また会おう。」とハグしてお別れを惜しんでくれた。そしていつものようにおまけのお菓子をそっと大我にくれたジャクソンだった

ブルックリン橋を渡る - 2005.10.28 Fri

NY日記のスタートは10月14日から。そこから読んでね。
10月28日(金)
 ニューヨーク最後のウイークデイ。お天気もいいのでセントラルパークでホットドッグのランチ。大我は、しばしリスを追いかけて遊ぶ。
 そこから地下鉄に乗って、ずーっと南下。ブルックリンまで行ってみる。そして今度はマンハッタンに向かってイーストリバーに架かるブルックリンブリッジを歩いて戻ってみた。少し風は冷たかったが、南側に自由の女神、北側にエンパイアステートビルが望め、ニューヨーク全体が一望できる最高の景色だった。ゆっくり歩いて20分ほどのホントに贅沢な時間がただで味わえ、冷たい風も心地よく感じた。Brooklyn Bridge



 ニューヨークでは、路上でも地下鉄の駅やホームでも、いたるところで色んなストリートをやっている。地下鉄の車内でもおじさんグループが乗り込んできて突然アカペラ歌い出したり、サックス吹く人がいたり、それでお客さんも特に迷惑がる様子もなく、興味なさそうだった人でも投げ銭したりして、そういうのが生活に自然に溶け込んでいる気がした。
 今日もブルックリンへ向かう地下鉄の中、とある駅から4~5人の黒人白人取り混ぜた少年グループが乗り込んで来た。車両の向こうの方で何やら言っている。間違いなくコーラスだと思っていたらナントびっくり!突如としてブレークダンスを始め、連続バク転まで飛び出した。これにはホントにびっくりしたが、アメリカの少年たちの心と体と根性の逞しさに感心した。もちろん帽子に投げ銭をはずんでおいた。Street Performers
街角で見かけたブラスバンド。CD販売係も含め総勢10名ほど。でもホントにうまかった!

ロイ・ヘインズの孫 - 2005.10.27 Thu

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10月27日(木)
 夜、Nicholas Payton(tp) Bandを聴きにBirdlandへ。
 Nicholas Paytonさんのステージは渋目のスタンダードジャズが満載のステージだった。昨日のGarrettさんのステージが音をプラスして積み上げていく音楽だとしたら、Paytonさんのはいかに削るか、マイナスして美を追求するような音楽だった。今さらながらJazzにもいろいろ幅や奥行きがあるもんだな・・・と感ずる。
 Paytonさんのドラマーはえらく若そうだ。昨日の爆竹100連発みたいなパワフルなドラムとは正反対でゆっくり確かめるようなドラミングで、時々何だか大我の演奏を聴いているような錯覚に陥る瞬間があった。オーナーのJohnさんが紹介してくれたが、Marcus Gilmoreという18歳の少年で、なんとあのロイ・ヘインズのお孫さんだった。そういえばオルガン奏者のKANKAWAさんが「ロイ・ヘインズの孫はものすごくうまいドラマーで若くしてNYで活躍中だ」と言っていた。ものすごくうまいかは別として、JAZZの香りを表現するのに長けているそういう血筋は十分に感じられ、いやみがなかった。まさに少年っぽい人懐っこい笑顔が素敵だった。
MarcusGilmore


 今回の旅ではBirdlandに来るのは今夜が最後になるので、帰りにオーナーのジョンさんにもう一度ご挨拶したら、「またNYに来たら、絶対おいでよ。英語の勉強もっといっぱいしといてよ。いろんなミュージシャンを全部紹介するから!そうそうココのTシャツ持ってるかい?持ってないの?ダメじゃん!」といって、またまたTシャツをプレゼントしてくれた。
JohnBirdland

とっても優しいバードランドのオーナーJohnさんと2ショット!

自由の女神とアメリカの肉! - 2005.10.27 Thu

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10月27日(木)
StatenIslandFerry

 バッテリーパークから無料のフェリーに往復乗船、自由の女神の前を2回横切る。スタッテン島には特に見るものもないのでそのまま帰ってきた形。無料なので許せる。
 チャイナタウン、リトルイタリー、SOHOと散歩して帰る。街並みが美しく結構楽しかった。

 建造物として非常に美しく、「アンタッチャブル」や「目撃者」など数々の名画の舞台にもなったGrand Central Stationの構内にある「Michael Jordan Steak House」へ。クラシックな天井壁画の吹き抜けコンコースが見渡せ、屋内なのにすごく美しい風景(?)を見ながらでっかいステーキにがっついた。ちょっと高級な雰囲気のレストランだが、内容からすると決して高くないし、お料理もおいしかった。
Michael Jordan Steak House

Broadway Musical & Kenny Garrett - 2005.10.26 Wed

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10月26日(水)
ミュージカル「オペラ座の怪人」のマチネ公演(午後の公演)へ。
Majesticという美しい劇場自体が雰囲気を盛り上げており、Andrew Lloyd Weberの有名な音楽のオーケストラ演奏は素晴らしく、出演者達の歌唱力にも脱帽!感動した。
当然英語なので大我にはストーリーがあまりわからないようだったが、音楽や演出、美しい衣装や舞台装置などに興味深々。コミカルなシーンでは、声を出して笑っていた。隣のおばちゃんは常連なのか、ずっと鼻歌を一緒に歌ってクライマックスでは涙していた。

夜、IridiumのKenny Garrettのライブへ。
Carlos McKinney(p), Ronald Bruner(dr), Kris Funn(b)
演奏開始早々、雪崩のようなパワフルな演奏に客席はあっという間に飲まれてしまった。ドラマーのRon Brunerの演奏も、若さを体現したような弾けるドラミングで、爆竹みたいで圧倒的な存在感だった。ピアノとのDuoが途中に入り、美しいストレートなアルトの音色がAsian Songのメドレーを奏でた。赤とんぼやアリラン、とおりゃんせなど日本好きのGarrettさんならではの選曲で、大我も一緒になって歌っていた。
帰り道、Birdlandで明日のNicholas Paytonのライブの予約。

Session@Cleopatra's Needle - 2005.10.25 Tue

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10月25日(火)
夜、Cleopatra’s Needleと言うライブハウスへ。アルト奏者のJulius Tolentinoのセッションライブだ。到着するとトランペッターの広瀬未来君が演奏参加中なのを発見。大我も早速サインアップ。
しばらくすると大我が呼ばれ、とことことドラムセットへ。Juliusさんも他のミュージシャンもお客さんも皆、ちっこい大我に目が点になっていたが、演奏が始まると皆そんなことはどうでもよくなっていた。ドラムソロなどでも大きな拍手をもらい2曲演奏をした。セッションでは手厳しいと評判のJuliusさんは「Unbelievable!!」大喜び。一緒に写真を撮ってもらったら、「メールで写真送ってね。」とCDをプレゼントしてくれた。

Taiga's Live at St. Nick's Pub - 2005.10.24 Mon

NY日記のスタートは10月14日から。そこから読んでね。
10月24日(月)
Empire

 ニューヨークへ来たらコレははずせない!というのがやはりエンパイアステートビルと自由の女神か?ということで、今日はアパートメント47丁目から中心街をウインドウショッピングしながら、テクテク歩いてエンパイアのある34丁目へ。うわさには聞いていたが、やはり45分から60分待ちと表示されていた。ビルの屋上に上がるだけなのに・・・
 ニューヨーク、いやアメリカのシンボルにまた何かあっては大変と考えてか、ボディチェックと手荷物検査が空港並みだ。ビル内でてくてくさらに歩かされてやっとこさ展望台に辿り着くと寒すぎていくらがんばっても結局5分くらいしか外に居られなかった。ここは、上がることに意義があるということで納得してみた。でも、やはり一望するニューヨークシティの風景は圧巻だった。
NYスカイライドというNY観光ツアーシミュレーションがあり、ジェットコースター感覚のこのアトラクションが大我はたいそう楽しかったようで、きゃあきゃあ大声で笑って喜んでた。子供だな~!(子供だよ!)
 
 昼寝後、いよいよ大我のNY初仕事だ。ハーレムの奥深いSt. Nicks Pubにて。
 ドラマーのデニスさんが比較的小ぶりのドラムセットを用意してくれていた。ハーレムっぽいというかのん気な感じで遅刻のベーシスト待ちでぼつぼつとライブが始まっていく。メンバーが誰なのかさっぱりわからなかったが、Melvinさんというトランペッターが仕切り役のようで、大我のことを紹介してくれ会場をたっぷりと盛り上げてやっと1曲目が始まった。ギターとキーボードは先週と同じ人。サックスはミンガスバンドのメンバーというウェインさん(この人古代エジプト彫刻みたいに美しい!)。デニスさんのドラムセットのおかげで叩きやすかったのか、大我ものりのりで思いっきり演奏できた。
StNicks Gig Front


 休憩後のセッションでも大我は呼ばれ、即興ラッパーのお兄ちゃんと一緒に演奏。最初は一体何が始まるのかよくわからなかったようだが、すぐに飲み込め8ビートを刻み始めた。ラップは大我のことを歌ってくれていた。
St. Nick’s Pubはハーレムでも随分奥深いので、ニューヨーカーはビビッて敬遠するみたいだが(帰りの交通手段のことを考えると仕方ない)、意外と店内はアットホーム。ファンも結構多いようであいにくの雨にもかかわらず店内は大盛り上がりだった。大我はたくさんのお客さんやミュージシャンから熱狂的な拍手と声援を受け、さすがにうれしそうだった。
この日、エディ・ヘンダーソンさん夫妻も、日本から到着したばかりのピアニストのZⅡこと辻佳孝さんも来てくれ大我はごきげんだった。
かくて、大我のハーレムデビューはハッピーな空気で無事終了した。

Hell's Kitchen Flea Market - 2005.10.23 Sun

NY日記のスタートは10月14日から。そこから読んでね。
10月23日(日)
 週末だけの「Hell’s Kitchen Flea Market」へ出かける。本当にガラクタ市だけど、もって帰れるものなら買いたいと思うようなアンティック家具やインテリア、レトロな古着の毛皮などがいっぱいで、ある意味で目の保養になった。
 夜は、かねてから目を付けていた「大四川」という近所の四川料理屋へ。大人は頭から火を吹くように辛いお料理を楽しんだが、大我や風雅お姉ちゃんはふかふかのチャーシュー肉まんや甘辛の骨付きスペアリブに心を奪われていた。ニューヨークは本当に何でもある。サンドイッチデリやイタリアンはどこにでもあるし、地中海料理からソウルフード、日本、中国、ロシア、トルコ、ギリシャ、タイ、べトナム、エチオピア・・・世界地図上どこの国や地域の料理でも簡単に見つかりそうだ。帰るまでに世界制覇できるかも。

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